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怒涛のゴールラッシュで、9-1という記録的大勝利に沸いた日曜日のホワイトハートレーン。
中でもプレミアリーグでは14年ぶりの1試合5得点の大爆発を記録したデフォーには各方面から称賛の嵐が。
デフォー本人の喜びの声と併せて、ウィガン戦後の監督・選手のコメントをいくつか。

Harry on cloud nine (tottenhamhotspur.com)
理想的な立ちあがりとなったね。開始から25分は全体の動きが鋭く、スピーディーで大量点の予感があったよ。
しかし、その後は若干プレスが緩くなり、相手にスペースを与えてしまった為に苦しい時間帯が続いた。
ハーフタイムに「序盤通りにピッチ全体で激しくプレスをかけてボールを奪え」と、指示を出したがしっかりと実行してくれたね。
我々のゴールはどれも素晴らしかったよ。デフォーはファンタスティックだったし、ベントリーのFKには驚かされた。
ニコもまたファンタスティックな働きで、最後にゴールを決めるに相応しい働きをずっとしていたよ。
みんなの為の素晴らしい一日になっただろう。ファンもきっと満足に違いない。それこそが我々の望みなのだからね。
(レドナップ)

選手達の素晴らしいパフォーマンスはもちろん称賛されて然るべきなんですが、僕はレドナップの判断も良かったと
高く評価したいですね。ここまでアンタッチャブルだったキーンを思い切って休ませ、シンプルな布陣に戻してきた。
点差が開いてから出番の少ないベントリーに機会を与えるなど、頑固な爺にしてはなかなかいい采配だったと思います。

今後はますます起用に悩むことになるでしょうね。キーンのサイド起用がここまで当っていない、ニコがいい働きをして、
クラウチ&デフォーの2トップの連携がバッチリでチームの攻撃が機能した・・・となれば、キーンの処遇をどうするか。
個人的には両翼に選手を配す4-4-2を維持し、キーンはあくまでトップで起用。クラウチと併用に限定するべきと思う。
4-3-3や4-3-1-2など変則システムも、結局は主将で「アンタチャブル」のキーンをどうはめこむか・・・の苦肉の策。
この日のチームの出来が良かったので、即キーンはベンチへ追いやるべき・・・とは思いませんが、不慣れなサイドや
トップ下で無理にプレーさせても、キャプテンシーと前線からの守備は期待できても、流動的な攻撃は期待出来ない。
やっぱりキーンはゴール決めてナンボの選手。彼はチャンスメーカーではなく、ゴールゲッターであるべき。
ここら辺を「本当の意味で」ハリーが腹をくくれるか・・・が気になる。解ってるはずなんですよ、ハリー自身も。
この日は「W杯予選でのショックと疲労」という大義名分・・・というか逃げ道があった。次節以降はそれが無い。
キーンを「アンタッチャブルな存在」から「調子に応じた2トップの選択肢の一つ」に転換出来るかが今後の注目点です。

My dream - JD (tottenhamhotspur.com)
5ゴールも決めれるなんて夢のようだよ。9-1という結果も素晴らしいけど、何よりチームの勝利が重要さ。
ニコのゴールやベントリーのFKを見たかい?全くアンビリーバブルとしか言いようがないね。みんなもビックリしてるよ。
開始早々から抜群のチームワークで猛烈に攻め立てていたし、僕自身もいくつかのチャンスがあった。
みんなが素晴らしくて、ゴールラッシュの予感はあったよ。キーンもハーフタイムに2点目で試合が決まるって言ってたしね。
僕自身の3点目のゴールが一番良かったと思う。レノンがライン際からドンピシャのクロスをあげてくれた。
あの時は最高の気分だったよ。これからも試合に向けて前向きにハードに練習に取り組んでいきたいね。
(デフォー)

デフォーの長所が存分に出た試合でしたね。最近の試合でも、イライラして相手を踏みつけて3試合停止になったり、
GKに必要以上に突っ込んで骨折させたり・・・と精神面の未熟さが未だに見られるのが玉にきずなんですけど、
それも溢れる闘争心があるからこそ。そういう力をプラスに転換出来れば、十分得点王狙える器なはずです。

Jermain Defoe can be a star like Lionel Messi (mirror)
欠場したキーンに代わってキャプテンマークを巻いたウッドゲートも、デフォーはメッシ級と絶賛。
デフォーは世界でも最も切れ味の鋭いストライカーだと思うよ。チャンスを逃さないんだ。まるで練習のようにね。
彼の可能性は無限大だよ。カペッロも信頼しているだろうし、W杯でも大きなインパクトを残せるだろう。
彼は実力程には知名度が無い。でも、彼はブラジル代表のストライカーや、あのメッシにさえ劣っていなと僕は思うね。
もし、彼がバルセロナの前線でプレーしていたとしたら、世界有数のビッグネームになっているはずだよ。
(デフォー)

今までも得点能力は示してきたけど、チーム状況に恵まれなかったりでそれなりの成績で終わっていたデフォー。
でも、現在は彼の力を存分に引き出せる仲間と、信頼してる監督がいる。本格的にブレークする土台は整いつつある。
まだまだ先は長いし、ライバルも多いけど、是非得点王狙ってゴール量産して欲しい。

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イングランド・プレミアリーグ09/10 13節

Tottenham 9 - 1 Wigan 
         
Stadium:ホワイトハートレーン

              前半   後半   合計                               
トッテナム  1  8  9            
ウィガン  0  1  1
得点
Spurs:クラウチ、デフォー5、レノン、OG(カークランド)、クラニチャール
Latics:シャルナー

0910 13gif
Sub:アルニック、ハットン、パブリュチェンコ、キーン

091013
ホームにウィガンを迎えた一戦は、なんと9-1という歴史的大勝。今後数十年、いや二度とはお目にかかれないであろう
圧巻のゴールラッシュでホーム、ホワイトハートレーンは歓喜と驚嘆、興奮に包まれ、お祭り騒ぎとなりました。

メンバーは予想通り、W杯出場を逃しフィジカル、メンタル両方で疲労の残るキーン&パブリュチェンコがベンチ。
負傷欠場のキングに代わってドーソン。この日キャプテンマークを巻いたウッドゲートとセンターバックのコンビを組みます。
負傷が癒えて3試合ぶりに復帰したレノンとニコを両翼に配した、シンプルな4-4-2に戻してきました。

試合開始早々から全体の動きが良く、小気味よくボールも回り、チャンスを次々に作りだす最高の滑り出し。
開始9分にレノンの絶妙なクロスからクラウチがダイビングヘッドを突き刺し先制して以降も、シンプルなサイド攻撃と
クラウチの高さを上手く利用しての攻撃を効果的に織り交ぜ、終始トッテナムペース。圧倒的に試合を支配します。
しかし、ウィガンもカークランドのグッドセーブで凌ぐと徐々に盛り返し、前半20分以降は完全にウィガンの流れに。
失点してもおかしくない展開だったので、ここで1点返されていたら、また違った試合になっていたと思います。
少なくとも、こんなに一方的になるほどウィガンは悪くなかった。中盤の出足も鋭く、かなり押し込まれましたからね。

なんとかリードを保ったまま後半に繋げると、いよいよトッテナムファンにすれば笑いが止まらないゴールショーの幕開けです。
まずは51分、チョルルカとレノンが右サイドを制圧すると、深くえぐったレノンがゴール前のデフォーに低い弾道のクロス、
これをボレー気味に叩きこむと、わずか2分後に相手CBのボイスがもたつく一瞬の隙を見逃さず冷静に流し込み加点。
直後にシャルナーがハンド気味のトラップから叩きこみ1点を返されるも、この疑惑の失点が逆に火をつけることに。
わずか2分後に、またしても右サイドをチョルルカ&レノンコンビで崩し、デフォーが決めて早くもハットトリック達成。
相手が1点返して、2点差ならまだまだいける!と息を吹き返しかけたところで、すぐに追加点を奪い3点差に戻す。
この得点が非常に大きかったですね。これでウィガンは明らかにガクっときて、集中力も切れちゃった印象です。

その後は、クラウチがキープし相手DF3人をひきつけ右サイドへパス、どフリーになったレノンが流し込み5-1。
チョルルカのスルーパスに相手DFラインとの絶妙な駆け引きでスペースに抜けだし、落ち着いて隅に流し込み6-1。
ニコが走り出した前線の動きをしっかりと見て出した、大胆なクロスからこぼれたボールをまたしてもデフォー。7-1。
なんかリプレイを観てるような錯覚に陥るほど、右サイドを崩してデフォーという形でゴールを量産。
この日、フィゲロアに代わって入った左SBのエドマンにとっては厄日だったでしょうね。正に悪夢というか。
エドマンは過去にトッテナムにいましたし、渋いプレーしてて結構好きな選手だったんでなんだか気の毒でした。
ただ、この日のレノンはエドマンならずとも止められなかったと思いますね。それぐらいキレのある最高のパフォーマンスでした。
もちろん数々のチャンスをしっかり決めて5得点のデフォーも流石の一言。得点王に向けて一気に加速です。

さすがに、もうこれで打ち止めだろう・・・というファンの予想をいい意味で裏切ったのがこの日のトッテナム。
1ゴール3アシストと素晴らしい活躍を見せ、お役御免となったレノンに代わって投入されたベントリーが、
彼の真骨頂ともいえる正確無比なFK。その右足を振り抜くや、鮮やかな軌道を描いてゴールに吸い込まれ8-1。
0910 13 2
公式記録では弾きにいった相手GKカークランドのOGとなったのがベントリーにとっては気の毒でしたが、
久しぶりに彼の美しいFKが見れて、スタジアムもこの日一番の盛り上がりでしたね。これは嬉しかったなぁ・・・。
チームメートもほぼ全員がベントリー囲んで祝福。みんな解ってるんだよね。彼がベンチで苦しい日々を過ごしてる事を。
レノンがもの凄いパフォーマンス見せるもんだから、ベントリーにとっては機会がなかなか巡ってこなくって厳しい時期。
それでも短い時間で与えられたチャンスに最高のゴールで応えた姿に、彼の意地と復活への強い意思を見た思いです。

最後はレノンやデフォーのズバ抜けたパフォーマンスで忘れられがちだけど、素晴らしい動きを見せていたニコが
「お前らズルイよ、俺にも決めさせてくれ!」と言わんばかりになぜかゴール正面の一番いいとこに陣取ってまして(笑)
豪快にズバっと振り抜きしっかりゲット。ニヒルな笑顔と渾身のガッツポーズでお祭り騒ぎを締めくくってくれました。

いやぁ・・・言葉にならないぐらいの、もの凄い試合でした。記録はもちろん、記憶にも残る歴史的な一日となったと思います。
恐らくはクラブレコードなんじゃないですかね。9得点ですからね。プレミアリーグでも最多タイ記録みたいですし。
爆発した攻撃陣も見事ですが、最後まで集中切らさず守った守備陣も良かった。失点はアンラッキーな判定でしたし。
ここ数試合はモヤモヤした試合が続き、特にノースロンドンダービーなどは失望も大きかっただけに、ファンとしてはようやく
スッキリとした勝利を観る事が出来て嬉しいですね。攻めて攻めて攻め倒す、これぞトッテナム・ホットスパーという試合。
こりゃ、現地ではDVD化決定だな(笑)孫の代まで語り継がれるであろう、怒涛のゴールラッシュに星3つです。

今日のGood レノン&デフォー。前者は1ゴール、3アシスト。後者は5ゴール。圧巻のパフォーマンスに、もはや言う事無し。
今日のBad  該当者なし。若干ゴメスが不安定だったけど、この最高の一日にそれを正すのは野暮ってもんでしょう。

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2週間のインターナショナルマッチウィークが明けて、リーグ戦が再開。W杯出場国も出揃い、今後はリーグ戦に100%集中です。
前節は苦しみながらもサンダーランドを退け、今節ホームに迎えるのはマルティネスによって変貌途上のウィガンです。

ウィガン戦のプレヴューに行く前に気になるクディチーニの状態の続報から。
Carlo discharged  (tottenhamhotspur.com)
金曜日に手術を行ったクディチーニですが、手術は無事に成功し、めでたく退院することになりました。
手術はとても上手くいったよ。幸いなことに、既に手首を少し動かせるようになっているからね。
12月18日に再び検査することになるけど、全てが順調にいけばその頃には両手首を同じように動かせるようになるはずさ。
骨盤に関してはもう少し長くかかると思う。毎月の検査が必要だろうし、当分は松葉杖に頼らないといけないよ。
でも、医師も看護師もみんな親切で、いつも笑顔で明るく僕に接してくれる。辛い病院生活も、とても快適に過ごせたよ。
そして、チームメートやクラブのスタッフ、トッテナムやチェルシーのファンだけではなく多くのクラブのファンから励ましの
手紙やメールを受け取ったんだ。僕を支えてくれる全ての人々に感謝しているし、僕は幸せものだと実感したよ。
(クディチーニ)

チェルシー時代から非常にファンに愛されていたというカルロの人柄が、このメッセージからもよく解りますね。
やっぱり人間ってのは、こういうアクシデントに遭遇した時に本当の価値というものが解るのかもしれません。
手術が上手くいって何よりですね。無理せずにリハビリを頑張って欲しいです。ファンはみんな復帰を心待ちにしてるよ!

Familiar faces for Wilson (tottenhamhotspur.com)
昨冬にトッテナムに加入後、初めて古巣と対戦することになったパラシオスは対戦を楽しみにしている様子。
ウィガンは常にいいフットボールをしているから、拮抗したいい試合になると思うよ。でも、勝つのは僕らだけどね。
多くの友人もいるし、彼らからチームのことは色々と聞いてるよ。なかなか手強そうだよね。
僕が抜けた代わりにトーマスが入ったね。彼はいい選手だけど僕とは全然タイプが違うんだ。
だから、僕らとは違ったスタイルを好む。でも、彼はとても一筋縄ではいかない相手だと思うよ。
そうそう、フィゲロアもいるんだよね。彼は負傷してこの試合には出場しないけど、彼も友人の一人さ。
(パラシオス)

今季のウィガンは不思議なチームです。マルティネスを監督に迎え、チームを作っている最中なので、
不安定なのは仕方ないとしても、試合毎に内容があまりにも違い過ぎるので全く読めない。
パス・サッカーを志向してるのは今季のウィガンを何試合か観た印象では強く感じるので、ある程度は繋いでくるでしょう。
前線のロダジェガは身体能力が半端ないし、シャルナーが構える中盤含めテクニックに秀でる選手が少なくない。
今季は優勝大本命のチェルシーを破っていることからもポテンシャルは相当なもので決して侮れない相手。
ただ、アーセナル戦やポーツマス戦など、あっさりと大量失点してる試合もあるので、明日がどちらのウィガンなのか。
いずれにしろホームで戦える利点を生かし、早めにゲームの大勢を決めてしまいたいところです。

TEAM NEWS
足首の負傷で3試合欠場していたレノンが復帰。万全の状態であるとのことなので先発復帰が濃厚。
同じく負傷により離脱していたバソングもベンチ入りするようです。手首を負傷していたジミーもクディチーニに代わり
控えGKとして今季初めてベンチ入りすることになるでしょう。キングはハムストリングの状態が思わしく無く欠場。
モドリッチ、ジオは依然としてアウト。しかし、前者は軽い練習を再開、後者は来週フル・トレーニングに復帰予定。

予想スタメン:Gomes, Corluka, Woodgate, Dawson, Ekotto, Lennon, Huddlestone, Palacios, Kranjcar, Crouch, Defoe

ここまでのレドナップの起用法を考えても主将のキーンを外す事は非常に考えにくいんですが、ミッドウィークに
フランスと120分間の激闘をやってますし、結果は皆さんご存知の通りのショッキングな結末。
未だ世論が騒がしい中で、フィジカル、メンタル共にギリギリな状態であるのは想像に難くない。
ここは、心情的にも彼を休ませてあげたいと思う。気持ちを切り替えるのに4日間はあまりにも短いのではないか。
キングの代役はドーソンがしっかり務めるだろう。場合によってはハッドをCB起用、中盤にジーナスも考えられる。
前節は変則の4-4-2(4-3-1-2)を試し機能せず。試合後にレドナップ自身が失敗を認めてることから、
従来通りのシンプルな4-4-2に戻してくるだろう。というか戻していただきたい。その方が機能することは明らか。

前節に連敗を止めたのでここはしっかり勝ち点3獲りきり、連勝といきたいですね。
これからは徐々に日程も過密になってくるので、タフな試合が続きます。ホームは全て勝つぐらいの意気込みでいかないと、
気がつけば中位に沈むってのも十分ありえます。前節は内容が悪いながら辛勝とスッキリしなかったので、
久しぶりに攻撃陣が爆発&守備陣がしっかり守ってのクリーンシートに期待したいところです。

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予想通りというかなんというか、世間ではアイルランド対フランス戦の誤審で騒然となっておりますね。
当事国のフランスとアイルランドはもちろん、イングランドのメディアも「神の手」ゴールについて一斉に報じてます。
興味深かったのは勝ったフランス国内のメディアも概ねアイルランドに同情的な風潮であったという点。
フランス代表のW杯出場への資格を問う記事なども見られました。「神」どころか「悪魔」の手と揶揄するメディアも。
アイルランドは当然、納得がいくはずもなくFIFAに再試合を要求しているようですが、現実的には難しいでしょうね。
はらわたが煮えくりかえる思いですが、もう気持ちを切り替えることにしようと思います。結果は変わらないしね。

最後に一つだけ言いたいのは、FIFAがしきりに提唱し、推進してきた「フェアプレーの精神」とはなんぞや?ってこと。
少なくともアンリの発した言葉の隅々からは、この精神の欠片も感じることが出来ませんでした。
「手に当った」だと。よくもまあ、ぬけぬけと。あれは100%いや、1000%「故意に手で運んだ」ハンドです。
あのプレーを観てもなお、アンリを擁護する声が日本国内にも見られるのが残念、というか呆れます。
しょせんは「他人事」ということなんでしょうが、「見つからなければ何をやっても白」という考え方には全く共感できませんね。
もちろん本当に非難されるべきは、アンリではなく見逃してしまった審判であり、見逃す状況を改善できないFIFAです。
ただ、どうなんだろう。それが故意にハンドした人間を擁護する理由になりえるのか?違うと思うけどなぁ・・・。


さて、話題を変えて・・・トッテナムを率いる監督生活26年のベテラン監督ハリー・レドナップが、昨今の
外国人オーナーの相次ぐ流入による悪影響と選手起用に介入してくる代理人について苦言を呈しています。

Harry Redknapp needled by 'idiot' agents (Times)
League Managers Association(プレミアリーグおよび下部カテゴリーの全監督から組織される協会:以下LMA)の
殿堂表彰に出席したレドナップは、代理人の越権行為や代理人に頼り過ぎる選手に対してけん制しています。
出場機会の少なさについて選手本人が私と話すのではなく、代理人が会長に電話する事例が時折あるようだ。
これには驚きを通り越して呆れたよ。選手が出場機会に不満があるなら私の所に直接来て話をするべきだ。
それなのに、フットボールの事をよく知りもしない代理人がしゃしゃり出てきて「なぜ使わないのか?」と聞いてくる。
私にとっては理解に苦しむよ。代理人に頼まないと自分の考えを伝えられないなんてなんとも情けない話だ。
プロのフットボーラーなのだから、面と向かって話に来るべきだ。私はいつもドアは開いて待ってるのだからね。
幸いにも会長が私にこういう事があると伝えてくれているから、事態がおかしくならずに済んでいるけれど、
普通に考えて奇妙なことだとは思わないかね。代理人は私や会長に起用法を提言する為にいるのではないはずだ。
(レドナップ:代理人について)

選手名こそ明かしていませんが、それが誰のことを指しているのかは、なんとなく想像はつきますね。
しかし、これは驚きました。近年、代理人の権限というか存在が必要以上に大きくなっているという印象を受けますが、
選手起用について、監督を通り越して会長に直接文句言いだす輩が出てくると、それこそカオスだし由々しき事態ですよ。
監督を任命し、財政的にバックアップするのがオーナーであり会長。選手の獲得、起用など全権を担うのが監督。
選手の金銭面や移籍時の交渉の手助けを担うのが代理人。この関係を崩すと、チーム自体が崩壊しかねない。
代理人の越権行為も甚だしいし、代理人に口添えを頼む選手がいるのだとしたら、なんとも情けない話です。
まぁ、大概は金儲けしか頭に無い代理人が選手に無断で勝手にふるまってるだけなのかもしれませんけど。

同じくLMAの表彰の場でレドナップが語ったイングランドの若手監督についてのコメントを。
イングランド国内にも若くて将来有望な監督が沢山いる。彼らにはもっとチャンスが与えられるべきだと私は思っている。
しかし、スペインやイタリアなどのビッグネームに比べて、流行りの名前では無いというだけで、機会が巡ってこない。
しかも、昨今は次々と現れる億万長者に支配され、短期的な視点で目先の結果ばかりを追い求める。
そうなれば、ますます国内の若手の人材が表舞台に立つ機会を潰すことになる。
(レドナップ:イングランド国内の監督の抱える問題について)

確かに年々、監督に与えられる時間が短くなってる気がします。あまりにも早期に結果を求め過ぎというか。
そういう意味ではマンUのファーガソンやアーセナルのベンゲルというのは特殊なケースだと思いますね。
トッテナムも監督を早く変え過ぎ。ある程度長期に任せないといつまでたってもチームが出来上がらないですから。
一方では、モウリーニョのようにやってきてすぐ結果出す監督もいますし、ここら辺は難しい問題ですけど。

ハリー&ファギー
余談ですが、今回のLMAの殿堂表彰は国内のリーグ戦、カップ戦合わせて1000試合以上指揮を執った18人が表彰の対象。
レドナップもそのうちの一人で、ボーンマス、ウエストハム、ポーツマス、サウサンプトン、トッテナムで通算1100試合あまり。
大の仲良しのファーガソンとお揃いの写真はなんだか微笑ましいですね。老いてますます盛んな二人といったところですね。

最後に補強関連の噂を。

LuaLua on Spurs radar (Sun)
元ニューカッスル、ポーツマス時代にはレドナップと共闘した28歳のコンゴ人FWロマナ・ルアルア。
現在はカタールのクラブ、アル-アラビに所属しているらしいんですが、契約解除してのフリー移籍が可能との事。
早ければ来週にもトッテナムに加入するのではないか・・・とみられている模様です。

なぜに今更ルアルア?という疑問が無きにしもあらず・・・ではありますが、フリーで獲得というのなら、なるほどと。
プレミアリーグでは過去にそれなりに実績がありますし、移籍が濃厚なパブリュチェンコの代わりに第4のFWが欲しい、
しかし、噂されているようなビッグネームだと、また起用法をめぐって不満が噴出しかねない。
それならば多少は落ち目でも、過去に率いて勝手知ったる選手を入れて穴を補うって選択肢はアリかと思う。
どう考えてもこれからの過密日程を見据えて&カップ戦要因での獲得ですから、大枚叩く必要性がないですし。
今のルアルアがどの程度やれるか未知数も、レドナップは下降線の選手を再生させるのには定評ありますからね。
ただ、それなら将来見据えて今夏にキャンベルを完全移籍で買い取って確保しておいた方が良かったような・・・(汗)

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W杯予選2
今日早朝に行なわれた運命の決戦。2010年南アフリカW杯欧州プレーオフ第二戦。
泣いても笑っても全てが決まる一戦に、トッテナムではロビー・キーンとロマン・パブリュチェンコが出場した。

Russia.gif
ロシア 0-1 スロベニア
 【SVN:DEDIC (44')】
☆ロマン・パブリュチェンコ(45分間出場)

第一戦で2-1と勝利していたロシア代表でしたが、第二戦に0-1と痛恨の敗戦。トータルスコア2-2となりましたが、
アウェーゴールの規定で残念ながらW杯出場権を逃してしまいました。第一戦終了間際の1失点が重くのしかかりました。
試合は見ていないんですがパブリュも前半だけで退いたものの母国の為に奮闘していたことでしょう。
非常にいいチームでW杯で見たかっただけに、この結果にはとても落胆しています。

Ireland_20090212144752.gif
アイルランド 1-1 フランス
 【FRA:GALLAS (103') KEANE (32')】
☆ロビー・キーン(先発フル出場、1ゴール)

そして、何といっても個人的に一番応援しているアイルランド代表とフランス代表の一戦。
主将のキーンが執念のゴールを挙げ先制し、終始押し気味に展開していたものの追加点は奪えず1-0のまま90分終了。
トータルスコア1-1となった為、延長戦に突入しましたが、ギャラスに決められ力尽きました。

僕はこの試合を固唾を飲んで見守っていたんですけど、決勝点の場面は、なんと言葉に表現してよいのやら解りません。
明らかなオフサイド、そして100%故意のハンド・・・この2つを見逃されての失点でW杯を逃すなんて・・・。
僕は基本的に審判のジャッジにはケチをつけたくないんです。それも含めてフットボールだと思ってるし、
人が裁くからこそ生まれる悲喜こもごもが、フットボールの魅力であり怖さでもあると考えているから。
だから、自分の愛するトッテナムや贔屓のチームに対する不利な判定であっても、あまり言いたくは無いんです。

ただ、これはW杯出場がかかった試合。4年間この日の為に戦ってきた選手のことを思えばあまりにも辛い。
仮にこの判定がハンドで取り消されていたとしてもアイルランドが勝っていたとはもちろん言えない。
その前にアネルカがエリア内で倒された場面は流されているし、延長戦に入ってアイルランドの足は明らかに止まっていた。
それでも、こんな大事な一戦ぐらいはお互いスッキリとした形で決着がついて欲しかった。それだけが残念でなりません。

アイルランドは決して綺麗なパスワークはしません。個々のテクニックもフランスに比べたら足下にも及ばない。
でも、この日のアイルランドは、確かに僕がかつて観て心を打たれ、応援し続けようと心に決めたアイルランドの姿だった。
どんな場面でも恐れず勇敢に、激しくぶつかり合い、愚直にロングボールを挙げ、ひたすら走り、競り、また走る。
最後は「運」に見放され、惜しくもW杯という夢の舞台には届かなかったけど、この日のアイルランドの勇敢な姿は、
多くの人の心に「何か」を残したに違いない・・・と僕は思う。昨今のフットボール界が忘れかけている「何か」を。

W杯予選W杯予選3
そして、キーンには胸をはってクラブに戻ってきて欲しい。ひょっとしたら、これが彼にとっては最後のW杯のチャンス。
誰よりも悔しかったろうな。先制ゴール、最高だったよ。束の間の夢を見させてくれてありがとう。

アイルランドの勇敢さに心打たれ、フットボールの無情さを思い知った方はクリックを(泣)
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