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【COLUMN】 現状分析レポート(2)右サイド

現在のチーム状況をポジション毎に分析する企画の第二回。
4-4-2で堅守速攻の戦術を用いるトッテナムでは、サイドハーフ(SH)とサイドバック(SB)の関係性は特に重要。
よって別々にでは無く、この2つのポジションはユニットとして捉えたい。
SHが敵陣深い位置まで上がり、攻撃に専念するには、SBの守備とバックアップする動きがあってこそ。
そしてSBの効果的な攻撃参加は、SHのスペースを作る動きを含めた二人の連携があってこそ。
今回は右サイドのユニットを取り上げたい。

現在の右サイドハーフ:レノン、ベントリー
現在の右サイドバック:チョルルカ、ハットン、シンボンダ、ガンター

レノンに懸かる重圧
昨夏に加入したベントリーは、思うようなパフォーマンスを発揮できずに現状はサブの扱い。
変わってレギュラーを確保したのが、3年前、当時18歳でW杯に召集以降は伸び悩んでいたレノン。
若き快速ウインガーは、課題だったクロスの精度と判断力の向上で過去最高のパフォーマンスを披露。
対照的なシーズンを送った両者だが、レノンの復調にはベントリーの存在があったことは無視できない。
共にイングランド代表の右サイドで不動の存在であるベッカムの後継者となり得る逸材。
同じクラブで競い合い、切磋琢磨したことがレノンの覚醒の少なくとも一因になったと僕は考えている。
ベントリーの移籍は容認されていると見られ、代替選手獲得のメドがつき次第で放出が既定路線だろう。
レドナップもレノンを高く評価していることから、今季も右SHの軸はレノンと考えて間違いない。

しかし、レノンに全てを賭けるのは危険だ。彼はリーグ戦117キャップとは言え、まだ22歳になったばかり。
昨季はシーズン通して、ほぼ安定したパフォーマンスだったが、未だ若さを感じさせる場面も目立つ。
そして、爆発的なスピードを武器にしている選手の宿命とも言えるそ頸部の負傷と背中合わせだ。
レノンが負傷の影響で欠場した昨季終盤の数試合、トッテナムの攻撃は著しく停滞した。
彼が局面を一気に変えた試合が多かった一方で、いないと手詰まりになるというのでは困る。
レノン頼みでは無く、あくまで攻撃パターンに加えるスパイスといった役割で伸び伸びとやらせたい。
当然、ベントリーを放出するのならば、高いクオリティを持ったバックアッパーの獲得は不可欠だろう。

獲得候補:スルナ、M・ロドリゲス

サイドバックに何を求めるか
どんな選手にでもついていけるスピードとマーキング、状況に応じて的確にスペースを埋めるカバーリング。
そして、サイドハーフの攻撃を後ろから支えるポジショニングと判断力。90分間ライン際を上下動する運動量。
しかし、一方でサイドバックに攻撃力の無い場合、効果的なサイド攻撃は実現しない。これも事実。
その溢れる攻撃力で守備の脆さを打ち消し存在を示す者もいる。攻撃は最大の防御なり・・・と。
現代のサイドバックに求められるものは非常に多い。故に人材不足。

トッテナムの右サイドバックは4人。明らかに人員過多。絞り込みは必要であると考える。
ガンターは19歳、経験も実力も未だ乏しい。昨季に続いてのローン移籍で成長を期待したい。
残る3名は一長一短。攻撃得意で守備不安のハットン、その逆のチョルルカ。シンボンダはどちらも平凡。
昨季はチョルルカがファーストチョイス。大満足とは言えないまでも、及第点以上の働きはした。
前のレノンとの関係も悪くは無い。だが、主に攻撃面で物足りなかったのも確か。
レドナップが今夏G・ジョンソン獲得に動いたのも、その表れ。彼の本職はセンターバックなのかも。
ハットンは二度の骨折で昨季大半を離脱。もし怪我が無ければ、彼が務めていたのかもしれない。
不運もあったが、指揮官の信頼は得られていないのが現状。放出の噂も持ち上がっている。
シンボンダは再獲得そのものが疑問符。案の定、ベンチ入りはするものの出場機会とは程遠い。

結論
SHはレノンがファーストチョイス。ベントリーは放出が濃厚の為、バックアッパー補強は不可欠。
SBは、普通に考えて今季もチョルルカの起用だろう。彼ならば大崩れは無いし、ある程度の計算が立つ。
だが、個人的には思い切って右サイドのユニットは超攻撃的でも良いのではないかと思う。
シャフタールが簡単には手放さないはずで、獲得は困難だがスルナを推したい
レノンがガンガン上がる一方で、縦に詰まった時にボールを下げチョルルカがクロスも失敗という
場面を昨季は多く目にしている。ここにスルナがいたらどうだろうか。彼のクロスの精度は一級品だ。
不安は守備だが、レノン&スルナでサイドを制圧して、押し込むことで相手の攻撃を封じる攻撃的守備。
スルナはサイドハーフとしても起用可能でレノンとの併用が出来るという一石二鳥のメリットもある。
もし獲得断念ならばハットン起用を。怪我で苦しんだ昨季は度外視。レンジャーズ時代の彼を見たい。
手堅く行きたい時はチョルルカ起用という選択肢があれば戦力アップが見込める。
チョルルカはセンターバックも、守備的MFもこなせるのだからサイドバックと決めつける必要は無い。

予想
サイドバック
レギュラー:スルナ(希望)
サブ:ハットン、チョルルカ
放出:シンボンダ、ガンター(ローン)

サイドハーフ
レギュラー:レノン
サブ:スルナ(希望)
放出:ベントリー
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【COLUMN】 現状分析レポート(1)FW

短いバケーションを経て、もうすぐプレシーズンに突入します。
その前に、現在のチームの状況を分析しておきたい。毎回ポジション別に分けてお届けします。
第一回の今回はFWです。

現在のFW:ベント、パブリュチェンコ、キーン、デフォー、ジオヴァニ

メインシステムは4-4-2
まず前提として、FWは基本的には4名で回すのが理想と考えています。
レドナップ就任後は4-4-2を基本システムとして、中盤~終盤を戦ったので今季も基本は4-4-2でしょう。
補強の行方次第、あるいはオプションとして1トップ、もしくは3トップということも考えられますが、
現段階の陣容で考えればメインシステムは2トップで戦うというのが妥当な選択と言える。
昨冬加入のキーン、デフォーが前線のファーストチョイスである可能性が高く、二人とも1トップ向きでは無い。
仮にターゲットマンタイプの選手を獲得したとしても、両名をベンチに置くというのは考えにくいですからね。
そう考えればレギュラーに2人、バックアッパーとして2人というのが理想と思います。

ポストプレイヤーの獲得?
現段階では、ベント、パブリュチェンコの去就は不透明。特にベントは多くのクラブから獲得の打診がある。
また、具体的な交渉の話こそ無いものの新たなFW獲得の噂が絶えず、補強に動いてる可能性が高い。
恐らくは、同タイプ(2トップでスピードを生かして裏に抜け出す、サイドに流れる)の選手が多い為だろう。
キーン、デフォー、ジオヴァニがこれに当てはまり、ベントも比較的似たプレースタイル。
パブリュチェンコはセンターフォワードタイプだが、ポストプレーはそこまで得意では無い印象。
レドナップが前線で「溜め」を作れて、コンビのFWを生かせるような選手を欲しても不思議では無い。
「溜め」を作れれば中盤のモドリッチ、レノン、ジーナスらの得点力向上に繋がる。

獲得候補:カリュー、クラウチ、ファンニステルローイ、フンテラール、K・ジョーンズ・・・etc

キーンとデフォーの共存
キーン獲得時の記事にも書いたが、この両名を今冬に同時に獲得したのはある種の賭けである。
なりふり構わず降格圏脱出の状況であれば話は別だが、今季は長年の課題に再び直面することとなる。
あまりにも似たタイプの2人の共存は可能なのか?
今季の攻撃の鍵を握るといっても過言では無い、この課題の解決策はあるのか?

レドナップは昨季途中のインタビューで、「二人の共存は可能」とコメントしている。
このコメントを額面通りに受け止め、2人のコンビが機能して大爆発・・・という期待がどうしても持てない。
かつて率いたヨルも、そしてラモスもこの二人の共存を試しながら、結果的には断念した経緯がある。
僕が観てきた印象でも二人の共存は厳しい。時を経て、若干の変化はあれど、劇的に変わるものだろうか。
キーンは中盤に下がってもプレー出来るが、それだと彼の得点力が生きないことは昨季終盤で実証済み。
キーンが過去にカヌーテ、ミド、ベルバトフと組んだ時にゴール量産してきたのは偶然では無い。
やはりポストプレーに秀でる選手の周りを、衛星的に動いてこそキーンの本領が発揮出来るのではないか。
デフォーもまた然り。クラウチとコンビを組んでの彼の活躍ぶりは皆さんがご存じの通り。

結論
個人的には現在の5人にはそれぞれ思い入れがあり、全員残留が希望ではあるけれども、
チーム戦術に厚みを加え、昨季からのプラスアルファを考えれば、最低1人の入れ替えもやむなしと考える。
特にジオヴァニは現在の状態だと非常に厳しい。ローンで武者修行(場合によれば放出)が妥当か。

そして、キーンとデフォーは調子に応じて使い分けるのがベター
よって、キーンはアームバンドをキングかウッディに譲るべき。FWをアンタッチャブルにするのは危険。
前線のターゲットとなれるポストプレイヤーを一人獲得し、その選手とキーンもしくはデフォーのコンビ。
獲得候補も、中央でどっしり構える選手ではなく、ある程度の機動力を備えてるのが好ましい。
レノンのスピードにモドリッチのアクセントを加えた堅守速攻が今季も武器になるはず。
その戦い方にハマる人材が獲得出来ればベスト。全体的に背が低い選手が多いので高さも重要な要素。

仮に、意中の選手を獲得出来なかった場合は、パブリュチェンコもしくはベントと組ませる。
そうすれば双方の補完性により得点力も向上し、中盤からの攻撃参加を促すことに繋がると考える。
問題はパブリュチェンコとベントのどちらを残し、どちらを放出するという決断を下すかということ。
得点数は多いが波のあるベントか、パブリュチェンコの2シーズン目の覚醒に賭けるか。
この判断をレドナップがどう出すかは興味深い。

予想
レギュラー:デフォー、新獲得選手 
サブ:キーン、パブリュチェンコ 
放出:ベント、ジオヴァニ

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09/10 NEW KIT

クラブ公式サイトにてトッテナムの09/10シーズンのユニフォームが発表されました。
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【COLUMN】 理想と妥協の着地点

各クラブの補強も着々と進む中で、今夏のトッテナムの動きは非常に静かです。
ここまで獲得はゼロ。放出はリカルド・ロシャ(契約満了)の1名のみという状況。
メディアは連日のように補強の噂を発信していますが、具体的な交渉の話はあまり聞こえてきません。

ここまでに出ている、トッテナムの今夏の獲得の噂で主だったものをピックアップしてみます。
青字は既に他のクラブへの移籍が決定している選手

FW
シャマク(ボルドー)、サンタクルス(ブラックバーン)、クラウチ(ポーツマス)、カリュー(アストンヴィラ)
ファンニステルローイ、フンテラール(レアル・マドリー)
MF
A・ヤング(アストンヴィラ)、スルナ(シャフタール)、ダウニング(ミドルスブラ)、ムンタリ(インテル)、
J・コール(チェルシー)、レオ・コーカー、バリー(アストンヴィラ)、ロッベン(レアル・マドリー)
DF
ダン(マンC)、フィゲロア(ウィガン)、エインセ(レアル・マドリー)、バソング(ニューカッスル)
ディスタン、G・ジョンソン(ポーツマス)

レドナップが今夏の移籍市場が開く前から何度も語っていたコメントを思い返してみましょう。
「今夏は多くの補強はしない。2~3人の経験豊かな選手をピンポイントで補強する」
上のリストを見返してみても、その方針がなんとなく反映されている様な印象を受けます。
A・ヤング、バソングら若手も含まれていますが、多くが中堅~ベテランで、主将経験者も少なくない。
レドナップが今のチームに経験とリーダーシップがある人材を加えようとしているのは間違いなさそうです。

なるべく現在のチームを崩さずに、且つ少ない予算(週給のバランスを含む)での補強が求められているので、
レドナップも、そしてフロントも、いつも以上に慎重に獲得する選手の見極めを行っていることが、
ここまでの動きの少なさに繋がってるのかな・・・と僕は思っています。
レドナップが今夏獲得の優先ターゲットとしていたバリー、G・ジョンソン、サンタクルスを次々と逃すなど、
他のクラブと比較して出遅れ気味・・・とネガティブに捉えるより、むしろ本当に今のチームに必要な選手を、
(放出候補の選手との比較をしながら)しっかりと熟慮しているとポジティブに捉えたい。
レアル・マドリーの派手な補強で市場の価格が荒れ気味なので、余計に賢く立ち回る事も不可欠ですしね。

レアルマドリーは大量の新戦力獲得が予想されることから、現有戦力の整理が必要(リーガは25人が登録上限)
なのは周知の事実ですし、トッテナムもその放出候補を狙っているのでは?という報道が過熱してます。
会長のレヴィが直々にマドリー入りしてることからも何らかの交渉が行われることは確かだと思いますが、
報道されてるフンテラール、ファンニステルローイ、ロッベン、スナイデルといった選手の獲得は無いでしょう。
これらの選手は多くのクラブの争奪戦が確実で、移籍金の高騰が予想される。(しかも、週給が高い)
CLはおろかELへの出場権すらもたないトッテナムが、争奪戦を制する可能性は低いと見るべき。
プレミア復帰に含みを持たせているエインセは手薄な左SBとCBのバックアッパーとして有用なので確保し、
前線~中盤の補強は噂されるアストンヴィラ勢とのトレードに全力を注ぐのが得策かもしれません。

最後に「理想と妥協の着地点」を踏まえた今夏のベストな補強(僕の希望)を示して締めたいと思います。
あくまで昨季のチームがベース。ベント、ベントリー、ゾコラは移籍が濃厚なので、含めず考える。
結論から言えば、FWにカリューかクラウチ、左サイドにA・ヤングかJ・コール、DFにスルナとエインセ。
DF2人に加えて、FW、左サイドで各一人の合計4人獲れれば100点でしょう。
プランA
FWにはポストプレー、高さがある選手を一枚加えれば戦術に厚みが増す。
懸案の左サイドが一番の補強ポイント。昨季及第点のモドリッチでもいいが、彼を本職のセンターに移したい。
A・ヤングとレノンの両翼は夢の布陣。J・コールの経験と中盤全域をカバーする能力、得点力も捨てがたい。

右SBは余剰気味だが、現在の選手は一長一短。ここにスルナ獲得、ハットン控えで盤石。
チョルルカはCBとしても起用可能で控えに重用。シンボンダは売却もアリか。
スルナならば、レノンが不調か不在時にはSHとしても起用出来るし、クロアチア勢との連携も見込める。
左SBはエインセ補強で十分、ベイルは個人的には一枚前で起用した方が彼の能力は生きると考える。
ディフェンシブな中盤には優先度は高くないが、レオコーカー。チョルルカをここで起用するのも一つの手か。
あぁ・・・色々考え出したらキリが無いな(笑)今日のところはこの辺で。

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【COLUMN】 ヴィラとスパーズ、それぞれの思惑

夏の移籍市場真っ只中で、連日のようにメディアの作りだす様々な噂や憶測に振り回される日々です。
まぁ、それらの噂で一喜一憂するのもフットボールファンのプレシーズンの楽しみ(苦しみ?笑)の一つなので、
この時期くらいは思いっきり振り回されるのもいいのかなぁ・・・なんて思ったりもします。
何を噂レベルで熱くなってるの?なんて斜に構えるより、どっぷり浸かって泣き笑いするファンでいたいなと。

さて、トッテナムの補強の噂の中で、近頃とても多いのがアストンヴィラの選手絡みの噂です。
翻ってアストンヴィラ側から見ても、トッテナムの選手をターゲット・・・というのが多いと感じると思います。
話を進める前に現在の両クラブに出ている噂とクラブの状況を整理しておきます。

Aston Villa
・昨季は中盤までCL圏内を維持するも、終盤失速し6位フィニッシュ。今季は念願の4位以内を目指す
・主将でありチームの大黒柱バリーと守備の要のラウルセンを失い、その穴埋めが急務
・オーナーは豊富な資金を有し、指揮官オニールにもある程度の補強での選択肢が与えられている
・イングランド人選手を中核に据える方針をここ数年維持していて、今季も継続する方針

ターゲットとしているトッテナムの選手
ハドルストン、ジーナス(バリーの代わりとなるCH)、ベントリー(中盤に新たなオプション)
ベント(前線に新たなオプション)

Tottenham
・昨季は序盤の躓きを監督交代と冬の補強によって挽回し、8位でフィニッシュ。今季はトップ6入りが目標
・リーグと国内カップ戦に絞られる為、また冬の補強で膨れ上がった人員の整理
・資金力はビッグ4に匹敵も、昨冬に大金を使い過ぎた。フロントは今夏、なるべく支出を抑えたい意向
・同じくイングランド人選手を多く抱えるが、補強方針は一貫せずに迷走が続いている

ターゲットとしているアストンヴィラの選手
A・ヤング(課題の左サイド問題の解決)、レオ・コーカー(移籍目前のゾコラの代わりとなるCH)
カリュー(前線に新たなオプション)

両クラブの共通項は、ある程度の資金力と選手層を有し、ビッグ4の一角を崩すことが期待されているということ。
言いかえれば当面のライバルに当るわけです。(エバートン、マンCも含めて)
当然、お互いのクラブを強く意識してますし(各々の指揮官が既に言明)、みすみす相手のクラブが利する移籍は、
成立させたくない・・・と考えるのが真っ当。
そう考えると、両クラブ間で移籍が成立・・・というのは非常に考えにくいような気がしてきます。

・・・が、両クラブに互いに獲得したい選手がいる場合、話はまた変わってくるのではないか。
そりゃ、どちらのクラブも思う事は同じ。いかに自クラブの戦力を落とさずに戦力の底上げをするか。
しかも、なるべく資金は使いたくない。出来るならば交換で・・・と考えるのが正直な所ではないか。
だが、両クラブの思惑はそう簡単に一致しない。裏で相当な駆け引きが行われてるであろう事は想像に難くない。
それは、さながら相手に顔色を悟られないように、互いにカードを読み合うポーカーゲームのように。

トッテナムはベントリー放出は、やむなし。だがジーナス、ハドルストンを簡単には手放す気は無い。
もし仮にベントリー放出なら、ジーナス、ハドルストンのいずれかと併せA・ヤングと交換を狙うだろう。
アストンヴィラはA・ヤングだけは絶対に手放したくないはず。しかし、バリーの穴を埋めたい。
レオ・コーカーやカリューをちらつかせながら、ジーナスもしくはハドルストン獲得を狙うはずだ。

いずれにしろ、今夏に両クラブ間でなんらかの移籍が成立するのは間違いないと僕は見ている。
両クラブの思惑が複雑に絡み合う中で、お互いが妥協点を見出せるか?
誰が放出となり、誰を獲得するのか。その方法は交換なのか、金銭なのか。
この両クラブの選手の動向、水面下での両指揮官の駆け引きからは目が離せない夏になりそうだ。

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【COLUMN】 今夏の移籍市場開幕に寄せて

09/10シーズンに向けて、各クラブがせめぎ合う夏の移籍市場がオープンしましたね。
2週間余りが経過したわけですが、今夏の移籍市場は早くもカオスな状態になっている印象です。
レアルがC・ロナウド、カカの二人獲得に費やした(費やす予定)のは£1億4000万(約226億5000万円)ですか。
目が回りそうな数字です。ニューカッスルのクラブ自体の売却するであろう価格より上ですよ(笑)
まぁそれについては特に批判も無いです。持てる者がその力を惜しまずに使ったというだけの話で。
ただ、こういう市場の価格(というかフットボールの世界に存在するであろう暗黙の了解、常識)を破壊して、
欲しい選手を是が非でも・・・と、一気につぎ込むクラブが現れると、大概の場合、場は荒れます。

それに加えて、今季は多くのビッグクラブで監督交代がありました。
前述の大型補強を敢行中のレアルを筆頭に、ミラン、ユベントス、チェルシーですか。
これも場が荒れる現象に拍車をかけます。監督の移動に伴って、選手は動きやすいですからね。
プレミアリーグについて言えば、更にもう一つ厄介な要素が絡みます。
巨大な資本を持つオーナーの相次ぐ参入ですね。昨季のマンCに続いて、今季はポーツマスですよ。
サンダーランドも新たなオーナーを迎えましたし、少々事情は違いますがウエストハムも売却されましたね。

さて、長い前フリでしたけど、こっからが本題。
これらの状況を踏まえて、トッテナムはいかに今夏の市場でクラブの戦力を高めるか。

まず前提として抑えなければならないことがあります。
今夏のトッテナムは補強に費やすことが出来る資金が限られているということです。
トッテナムはここ2年間だけでも選手獲得におよそ£1億あまりをつぎ込んでいます。
獲得だけでは無く、主力選手の高額での売却も行っているので、その全てがマイナス収支ではありませんが、
少なくとも獲得の為に市場に投じてきた資金が、まともな額で無いということだけは確か。
デロイト社がまとめているクラブ収入ランキングでもここ5年間にわたり世界で15位以内をキープし、
多くの負債を抱えたクラブの中で健全な経営状態を維持しているとは言え、現在の経済情勢を踏まえれば、
今夏も、ここ数年と同様に多くの資金を使う事は難しい(危険である)と考えるべきです。
そのうえ、巨額の投資である新スタジアム建設プロジェクトが進行中ということも忘れてはなりません。

今夏のトッテナムの補強で重要となる(してほしい)キーワードをいくつかあげてみます。

1. 継続性
この夏に限ったことではないですが、クラブの補強というのは継続性が必要です。
数年先を見据えてクラブ強化しなければならない。それも急速にではなく、緩やかに行わなければならない。
昨夏に行ったような主力の大量放出、新戦力の大量獲得は避けるべきです。
昨季の終盤はチーム状態も安定し、メンバーを固定して戦ったこともありチームの連携が高まってきました。
ホームで堅守を誇った守備もさることながら、攻撃もに形が出来つつある状態でシーズンを終えました。
攻守にバランスが取れてる今のチームを大幅に崩さず、ピンポイントでの補強に留めて欲しい。

2. 経験とリーダーシップ
ここ数年のトッテナムは若く将来が有望である(であろう)選手を獲り続けてきました。
おかげでクラブには各国の代表クラスの若手が多く在籍しています。
しかし、そんな若い選手をまとめ、時に鼓舞し、苦しい時に流れを変えられるベテラン選手がいません。
チーム内にも甘えが蔓延し、好調時には若さに任せた勢いがあるが、一度不調に陥るとなかなか抜け出せない。
冬にキーンを呼び戻して幾分かは改善しましたが、もう一人あるいは二人の中堅~ベテランを加えたい。

3. 補強ポイントの絞り込み
これはもう監督であるハリー・レドナップの目を信じるしかないんですが(笑)
前述したように資金が無い現状であれば、「買う前に売る」ということが前提となってきます。
では誰を売るのか?昨季出番を失った選手を見切るのか、それとも今季の覚醒を待つのか。
特に若い選手が多いトッテナムの場合、選手の能力を見切るタイミングが非常に難しい。
わかりやすい例で言えば、レノン。昨夏の段階ではラモスの構想外で放出の候補でした。
しかし、昨季途中でたくましく成長し、今や不動のレギュラーで欠かせない選手です。
昨季活躍出来なかったハドルストン、ベントリー、ベイルらをどう判断するかが非常に興味深い。

補強資金が少ないということであれば、獲得出来る選手の数も自ずと少なくなる。
では、どのポジションに補強をするのか?今のチームに足りない部分はどこなのか?そこの見極めが大事。
得点力不足が叫ばれる前線の刷新なのか、中盤に新たな強さと深さを求めるのか、あるいは守備陣か。

いずれにしろ、7月からサマーキャンプに入り、プレシーズンがスタートします。
新戦力をチームにフィットさせる為にも、なるべく早く獲得し、チーム作りを固めることが重要。
レドナップは、混沌とした移籍市場の最中で、強化の為に様々な思考を巡らせているはずです。
彼がどのような補強を施し、チームを作り上げていくのか注目していきたいと思っています。

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【COLUMN】THSC選定 08/09 PLAYERS OF THE YEAR

当サイト内のFORUMにて実施した投票の結果、08/09 PLAYERS OF THE YEARが決定しました。

Tottenham Hotspur Supporters Commuが選定した08/09 PLAYERS OF THE YEARは・・・
MF ルカ・モドリッチ

・チェルシー戦でのレノンのクロスを叩き込んだゴールは興奮しました(笑) 《Teddyさん》
・チーム状態が良くない時期でも、 彼がキープしている時間は不思議な安心感があった 《まゆたるさん》
・中盤でのボール回しやフィールド上を走り回っていた 《modoさん》
・サッカーセンスで打開してくれた彼に1票 《ty_wttsさん》 
・・・etc

投票の理由については上記などの意見が見られました。
最後までモドリッチと争っていたのがレノンで、わずかの差で次点となりました。
スピードとドリブル突破で攻撃の起点になったことを評価する意見が多かったですね。

投票に参加して頂いた方、どうもありがとうございました。
今後もFORUMでは様々な投票企画を随時実施していく予定です。

当サイトではFORUMへの新規登録、ご参加頂ける方をお待ちいたしております。
投票のみならず、補強や選手、試合、他チーム、リーグの話題を多くの人と語りたいと思っています。
スパーズファンはもちろん、他のクラブファンの方も大歓迎です!
まだまだ始まったばかりですが、多くの方に参加していただいて、色んな話題で盛り上がれれば嬉しいです。

※お詫び FORUMの利用だけはPCのみ(携帯電話からは閲覧・投稿不可の仕様)となってます。
携帯電話からでしか利用出来ない方、大変申し訳ございません・・・。

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【COLUMN】 08/09シーズン総括~後編・「反攻」~

岐路
最下位に沈むクラブの再建を託されたレドナップの招聘には内外から賛否両論が巻き起こった。
前年もシーズン途中でセビージャからラモスを半ば「強奪」した経緯があり、二年連続か・・・と。
当然、ポーツマスもFAカップ制覇に導き、安定した戦いを続けていた指揮官の放出に難色を示した。
しかし、結局は£500万の補償金を支払う事で決着。ポーツマスは深刻な財政危機にあり選択の余地は無かった。
褒められる手法では無いものの、結果的にはこの時の決断がターニングポイントになった。
レドナップは就任して早々、崩れたチームを立て直す為、さっそく改革に着手。
システムは1トップ下に、モドリッチを置く4-4-1-1に。ベントリーを右サイドに固定し、ハドルストンを重用した。
レドナップ体制初戦のボルトンに2-0で快勝すると、アーセナルとのノースロンドンダービーは4-4の激闘、
続くリバプール戦も終了間際のパブリュチェンコのゴールで競り勝つと、続くマンC戦も勝利。
ここまで未勝利だったチームが直後の4戦で3勝1分けと息を吹き返した。

この頃、メディアで盛んに叫ばれていた一つの言葉がある。
「ハリー・マジック」
就任早々にいきなり結果を立て続けに出した指揮官を、まるで魔法使いのようにもてはやした。
しかし、レドナップはマジックなんて持ち合わせていない。事実、年内は勝ったり負けたりの不安定な時期が続いた。
クリスマスを迎えても、クラブは未だ降格圏の真っ只中。当然、楽観出来るような状況では無かった。

それでも出口の見えない闇に確実に光が射したのも確か。マジックなんていう不可思議なものによってではなく。
レドナップが施した策は至ってシンプル。適材適所に選手を配置し、シンプルにボールを動かすスタイル。
サイドバックの攻撃参加を封印し、守備第一。ラインも上げ過ぎず、ボールを奪えば、まずモドリッチを探す。
選手それぞれの役割を明確化し、何が出来て、何が出来ないかをきちんと見極める。
何より一番大きかったのが、選手とのコミュニケーションを密にし、自信を植え付けたこと。「お前らは出来る」・・・と。
年も暮れに差し掛かる頃、チームは本来の自信を少しづつ取り戻し、全体の動きは明らかに良化していた。

復帰
冬の移籍市場が開き、レドナップはチームに足りない部分を補う為に積極的に動いた。
クラブも財布の紐を締める考えをしぶしぶ変更し、降格危機を脱する為に大盤振る舞いを許可。
ウィガンから中盤の潰し役パラシオスを、チェルシーからは不安定なゴメスの競争相手にクディチーニを獲得。
そして、移籍市場で巧みな手腕を発揮してきたレドナップの真骨頂とも言える移籍劇を成立させる。
昨冬に放出したデフォーを1年で、夏に放出したシンボンダ、キーンを半年で買い戻した。

元所属選手の3人を含む5選手を総額£4000万強を使う大補強。
これにも賛否両論が巻き起こったが、そもそもデフォーはレドナップがポーツマスへと引き抜いた愛弟子。
キーン、シンボンダも前体制主導で放出したもので、レドナップが必要と感じたから戻したに過ぎない。
クラブの補強政策の一貫性の無さという落ち度はあるが、出戻りさせることに批判される言われは無い。
事実、復帰後すぐに主将に抜擢されたキーンはキャプテンシーと勝負強さで5ゴールを積み重ねた。
デフォーも骨折というアクシデントで離脱を余儀なくされたが復帰後4ゴールを挙げている。
ゴメスの復調に一役買ったクディチーニ、中盤での守備力増に貢献したパラシオス共々、成功の補強だった。

反攻
年が明け、2009年に入ってからのトッテナムは見違えるようなチームに変貌を遂げていった。
序盤戦で不安定なパフォーマンスに終始していたゴメス、アス-エコトが成長し守備が安定した。
モドリッチはプレミアリーグにも順応し、小柄ながらフィジカルコンタクトを恐れずに持ち味を出し始めた。
レノンはベントリーからポジションを奪うと、圧倒的なスピードに加えて課題だったクロスがほんの少し向上、
過去最高のパフォーマンスを維持し攻撃開始の合図となる活躍を披露した。
ベント、パブリュチェンコは新加入選手の影響で出番が減る中で奮闘し、数々のゴールでチームを救った。
ジーナス、ウッドゲート、キング、チョルルカはシーズン通して安定した働きは頼もしかった。

UEFACUPはチーム状況を加味して若手主体で臨み「捨てた」ものの、カーリングカップはファイナルに進出。
延長の末PKで敗れはしたが、気持ちの入った試合は僕らを大いに感動させてくれた。
そして、リーグ戦では降格も覚悟の状況から怒涛の反攻で最終的に8位まで押し上げた。
最終節までヨーロッパリーグ出場権の可能性を残したのはもはや奇跡的とも言えるのではないか。
冬の移籍市場明けの成績だけではビッグ4に次ぐ5位の成績で、中盤~終盤の頑張りは評価したい。
ホーム戦19試合での失点10はクラブのホーム戦シーズン最少失点記録を更新の快挙。
鉄壁の守備から、レノンや前線のスピードを生かしたショートカウンターを武器に勝ち星を重ね、
チェルシーからも勝利を奪ったし、アーセナルとの対戦は2分け、リバプールの2敗のうちの一つはトッテナムだ。
マンU戦の大敗もあったが、ビッグ4相手には2勝2敗4分け。戦力差を考えれば上々の結果だと思う。

最下位低迷~監督交代~怒涛の反攻と色々あったシーズンだった。こんなにも一喜一憂したシーズンは初めてだ。
最後にヨーロッパリーグ出場を逃したのは残念だったが、ポジティブに終われたシーズンだったように思う。
ここから、夏の補強、サマーキャンプ、プレシーズンを経てどのくらいチーム力の底上げが出来るか。
レドナップのチーム作りに期待しつつ、来季の開幕を楽しみに待ちたい。

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【COLUMN】 08/09シーズン総括~前編・「迷走」~

迷走
08/09シーズンはファンデ・ラモス体制でチームの大改革を施し、臨んだシーズンだった。
このスペイン人指揮官は07/08シーズン途中で前任のマルティン・ヨルの解任に伴い、セビージャから
やってきたわけだが、チームのメンバーは前体制で獲得した選手、言わば「与えられた駒」。
それでもなんとかやりくりし、リーグ戦でも中位に押し上げ、クラブにとって9年ぶりのタイトルももたらした。
そして、夏には主力を含む大量11人の放出、9人の新選手の獲得。「ラモスのチーム」作りの始まり。
スペインでのサマーキャンプは異例のハードトレーニング、徹底的な食事管理でフィジカル向上を果たした。
プレシーズンマッチではセルティック、ドルトムント、ローマに完勝し、順風満帆での船出・・・のはずだった。

しかし、蓋を開ければ開幕戦のミドルズブラ戦で完敗。続くサンダーランド戦もシセのヘッドに沈んだ。
3節でチェルシー相手にドローに持ち込むものの、続くアストンヴィラ戦でも敗北。
この4試合での布陣を見渡せば、最初の2戦が4-5-1、次は4-3-3、その次は4-4-2。
固定できない選手起用、猫の目のように変わるシステム。一貫しない戦術に、ブレる采配。
この4試合でのベントリーのポジションが左サイド→トップ下→右サイドと全て違うのが迷走ぶりをを象徴している。
その後もウィガンとのドローをはさみ、ポーツマス、ハルシティに連敗。
ほとんどが1点差の惜敗、それも大量失点は無い。しかし、絶望的な得点力不足でことごとく競り負けた。
その間、ラモスも必死に解決法を模索する。ジオヴァニを見切り、レノンの起用を増やす決断。
モドリッチの負担を軽くする為にゾコラをアンカーに固定し、時にパブリュチェンコとベントを並べた。
開幕前に掲げた1トップの下に創造的な3人のMFを並べ、攻撃時に3トップ化し厚みのある攻撃を展開する
というラモスの目論見はもろくも崩れ、指揮官の焦りと迷いが選手達にも動揺として広がった。

「こんなはずじゃない・・・」「一つ勝てれば流れが変わるはずだ・・・」
ラモス自身も、そして選手達も思っていたに違いない。
しかし、状況は一向に変わらなかった。出口の見えない迷路に入りこんだかのようにチームは迷走を続けた。
最後まで「自らは退かない」「これからチームは上向く」と強気の指揮官を信じるべきか・・・。
ファンも選手も、そしてフロントも悩んだ。
そして、ブリタニアでのストーク戦をベイルの退場で落とした試合後、遂に下された決断。
ファンデ・ラモス解任。コーチのポジェ、アルバレスと共に、スポーツディレクターのコモッリもその任を追われた。
開幕からの8戦で2分け6敗。創立126年のクラブ史上最悪の結果。最下位に沈む状況に猶予は無かった。

誤算
結局、崩れたチームを最後まで立て直すことが出来なかったラモスだが、同情の余地もある。
夏の移籍市場で大量に選手を獲得したものの、彼本人が望んで獲得した選手はわずかだったと聞く。
ほとんどがスポーツディレクターのダミアン・コモッリとフロントが主導の補強。
一番の誤算は両エースとしてスパーズの攻撃の中心を担っていたキーン、ベルバトフの同時放出。
かねてから移籍希望を示唆していたベルバトフはまだしも、クラブのゲームキャプテンとして精神的支柱だった、
キーンの移籍は大きなプラン変更を余儀なくされた。代替のFW探しも難航。
補強の本命だったアルシャビン獲得に失敗し、次点候補と獲得を目指したミリート、サンタクルスも逃した。
移籍市場終了前日に、パブリュチェンコと若手有望株のキャンベルをローンで獲得したが攻撃力低下は歴然。
案の定、駆け込みで加わったロシア人FWはプレミアリーグへの順応に苦戦。
ベントが孤軍奮闘するものの、07/08シーズンで30ゴールを挙げたキーンとベルバトフの穴は埋まらなかった。

期待された新戦力のほとんどがプレミアリーグ初挑戦。
ジオヴァニ、モドリッチ、パブリュチェンコらは軒並み低調なパフォーマンスに終始した。
しかし、新戦力に多くを望むのはあまりにも酷というもの。裏を返せば、ベントリー、チョルルカら
プレミア経験者も含めチームに加わったばかりの彼らに頼らざるを得なかったことがそもそもの間違い。
長期的な視点でのチーム強化のかけらも見えないクラブの補強政策の失態が生んだ当然の結果とも言える。

言葉の壁
改めて、成功には「言葉」が重要なのだなぁと思い知らされたシーズン序盤でもあった。
監督のラモスは成績の低迷と共に、一部の選手から信頼を失っていった。
伝えられるところによれば一部の選手からフロントに解任の直訴があったとも言われている。
最後まで信頼していた選手がいた一方で、選手側から不満の声が挙がるようでは一体感は生まれない。
思えばラモスは英語の習得に相当時間がかかった。
試合後のコメントやメディアとの応対は、もっぱらアシスタント・コーチのポジェ任せ。
選手とのコミュニケーションにも相当苦しんだであろうことは想像に難くない。
彼自身がやろうとしていたことや、考え方のうちどれぐらいが選手にきちんと伝わっていたのだろうか。
試合中に指示を受けていた選手のほとんどが、通訳役のポジェに必死に耳を傾けていたのが全てを物語る。

「言葉」の持つ重要性は選手もまた然り。
パブリュチェンコは未だに練習中でも通訳を介しての指示を受け、選手との連携に苦しむ場面も。
ゴメスもイングランドの二人が固めるDF陣との呼吸が合わない場面が序盤戦では多かった。
もちろん多国籍でもチームとしてきちんと機能しているクラブもある。
マンUやアーセナル、チェルシーやリバプールだって多くの国の選手が混在するチームだ。
しかし、それは高い戦術理解とクラブの共通認識、ある程度完成されたチームだからこそ成せる業。
スパーズにはそこまでのものは無い。それに加えてチームの顔ぶれが毎年大幅に変わる。
それなら尚更、言葉の壁の問題が立ちはだかるのは目に見えているのではないか。

UEFACUPを二年連続で制した戦術家のファンデ・ラモスは彼の本領を発揮出来ないままチームを追われた。
依然、降格の危機の最中にあったクラブの再建を託されたのは、意外な名前だった。
ポーツマスを指揮しているハリー・レドナップ。監督生活25年のベテラン監督。
正にイングランド・フットボールを骨の髄まで理解する男。
そして、その人柄と巧みな話術、補強戦略で、これまでにメディアや多くの選手達を虜にして来た男。

的確な人選だと素直に思えた。この危機を救えるのは、この国のフットボールを理解する者のみだからだ。
しかし、ここからスパーズ怒涛の反攻が始まるとは、その時の僕には思いもよらなかったのだが・・・。

後編に続く。

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栄誉の殿堂~トッテナムの歴史を紡いだレジェンド~

トッテナム・ホットスパーで輝かしい活躍を見せてくれた偉大なるレジェンドを紹介します。
※ボタンをクリックすれば、簡単なプロフィールが見られるようにしてます。

1950年代~60年代

Jennings Ardiles
Greaves Smith

1970年代~80年代

Hoddle Allen Chivers Hughton Mabbutt Waddle 
Perryman Ardiles  Lineker Gascoigne

1990年代~2000年代

Sheringham Klinsmann

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【COLUMN】 THSC 08/09プレミアリーグ・アワード

08/09シーズンに活躍した選手を勝手に表彰する企画。
題して「THSC 08/09プレミアリーグ・アワード」をお届けします。

ビッグ4とその他16クラブの二つに分けて選出します。
混ぜちゃうと11人のほとんどがビッグ4からの選出になっちゃって非常に面白くない(笑)

ビッグ4からのベスト11

GK:レイナ(リバプール)
DF:ボジングワ、テリー、A・コール(チェルシー)、ファーディナンド(マンU)
MF:カイト、ジェラード、アロンソ(リバプール)、ランパード(チェルシー)、C・ロナウド(マンU)
FW:ルーニー(マンU)
監督:ファーガソン(マンU)

惜しくもベスト11に漏れたが敢闘賞:フレッチャー、ヴィディッチ(マンU)、キャラガー(リバプール)

その他のクラブのベスト11

GK:シュウォーツァー(フルアム)
DF:G・ジョンソン(ポーツマス)、ジャギエルカ、ベインズ(エバートン)、ハンゲラン(フルアム)
MF:レノン、パラシオス(トッテナム)、フェライーニ(エバートン)、A・ヤング(アストン・ヴィラ)、アイルランド(マンC)
FW:K・デイヴィス(ボルトン)
監督:モイーズ(エバートン)

惜しくもベスト11に漏れたが敢闘賞:ケーヒル、レスコット(エバートン)、ヤースケライネン(ボルトン)

最も印象に残った選手賞:アルシャビン(アーセナル)
最も印象に残った試合賞:トッテナムvsアーセナル 4-4@エミレーツ

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