2010年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年10月

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【CL グループステージ】 トッテナム vs トウェンテ

UEFA・チャンピオンズ・リーグ10/11 グループステージ

Tottenham 4 - 1 Twente 
         
Stadium:ホワイトハートレーン

              前半   後半   合計                               
トッテナム  0  4  4            
トウェンテ  0  1  1
得点
Spurs:ファン・デル・ファールト、パブリュチェンコ2、ベイル
Twente:シャドリ

1011 CLGS2
Subs:Cudicini , Corluka , Kranjcar , Palacios


トッテナムにとってホワイトハートレーンで行われる『初めてのホームでのCL』となった、昨季オランダ王者トウェンテとの一戦は、
終始攻撃的に試合を進め、後半に怒涛の4ゴールを挙げて快勝。グループステージ通算で1勝1分けとして、勝ち点を4に伸ばしています。

これこれ、これですよ!僕が観たかったのは!やっぱりトッテナムはこうじゃなきゃね。オープンに攻め合う、喧嘩上等のど突きあい。
1、2点獲られても3、4点奪えばいいじゃないの!と言わんばかりの超攻撃的布陣と攻撃的な姿勢。最高に面白い試合でしたね。

■超攻撃的布陣発動!流動的な前線が織りなす華麗なるアタックに興奮度120%
先発のスカッドを見て、若干の驚きがありました。4-4-2で攻撃的に行くのは想像出来ましたが、さすがにここまで「攻撃偏重」の布陣を
チョイスするとはさすがに読めなかった。こりゃ、派手に打ち合う気だな!ハリー爺…と。特にCLはトッテナムらしい攻撃的なフットボールを!
と望んでいたので、驚きと共に、なんだか嬉しく思いましたね。そして、面白い試合が観れそうだ…という期待感も半端なかった。

開始前から激しい雨が降りしきるナイトゲーム。序盤はお互い、ピッチコンディションと相手の出方を確かめるかのような慎重な立ち上がり。
しかし、明らかに弛緩したそれではなく、懐に忍ばせた刀の鞘には常に手をかけ、隙を見せればいつでも切りかからんとばかりの
およそ殺気にも似た、適度な緊張感と高揚感を感じさせた。まず仕掛けたのはトウェンテ。ルイスがあいさつ代わりのシュートを放てば、
続けざまにFKからあわや失点の場面を作られる。いきなりヒヤリとさせられるものの、凌いだトッテナムも負けずにやり返す。
ハドルストンが左サイドで開いて待つベイルにピンポイントのロングパスを通すと、受けたベイルは中央で待つクラウチへクロス、
ピッチを幅広く使ったダイナミックな展開で好機を作り出す。直後には再びベイルがドリブルでエリアに向かって突進。クロスこそミスも、
トッテナム十八番のスピード溢れるサイド攻撃が連続し、スタジアムのボルテージも上がっていく。これぞスパーズというイケイケモード。
流石にここまで攻撃的だとやはり怖いのはカウンター。ルイスが個人技で単独カウンターを発動で脅かすも、立ちはだかったのはゴメス。
体勢を崩されながらも右手一本だけで弾き、得点を許さない。カルロも好調だが、ゴメスが戻ってきたのは朗報。僕らの頼れる守護神。
覚えている限り前半のピンチらしいピンチはこれぐらい。終始トッテナムがボールを支配し、相手陣内へ押し込む時間帯が続いた。

この日は4-4-2。慣れ親しんだ布陣でさすがにボール回しも、攻守の切り替えもスムーズ。だが、中盤の動き方は昨季のそれとは趣が違う。
基本的には左にベイル、右にラフィーの両翼なのだが、ラフィーはかなりの自由を与えられてる模様で、時に中央に、はたまた左に、
中盤の底に…と自由自在にポジションを変え、相手の目先を絞らせない。当然ラフィーが空けたスペースに誰かが入り込んでいくわけで、
トップのパブがサイドに流れてボールをキープしたり、セントラルMFのモドリッチがサイドを使ったり、昨季にはほぼ見られなかった
ベイルが右や中央に移る時間帯があるなど、中盤~前線の6人がかなり流動的で変幻自在のポジション交換を繰り返していく。
昨季もモドが中央に移ったりはあったけど、ここまでドラスティックに中盤が流動的に動く形はあまり見られなかったので新鮮だった。

このアプローチ、感覚的にはベルバトフ&キーンの2トップ、両翼がマルブランク&レノンだった時期に似てるな…と感じた。
あの頃は良くも悪くもベルバトフの鬼のようなキープ力と創造性頼りであったが、現在はラフィーの創造性に、モドリッチの献身的な運動量、
ハッドの展開力、更にはベイルの突破力にクラウチの高さといったタイプの異なるストロングポイントが複数ある為、戦術に深みをもたらす。
かなりの攻撃偏重なので、ややもすると守備崩壊の危険性も隣り合わせであるのは承知のうえだが、この日の戦い方こそが昨季+αの
トッテナムの更なる進化を遂げた姿、すなわち『理想的なトッテナムの4-4-2の未来形』に近いと言えるのではないか…とすら思える。
無論、まだまだ完成形とは言えない。この戦い方だって、まだ試行錯誤の段階で、開き直りから生まれた偶然的な産物の可能性もある。
ただ、断言は出来ないが、少なくとも現在並行してトライしている1トップの布陣よりかは、格段に可能性を感じる戦術だった事は確かだ。
目指すべき道が、おぼろげながらに見えた。これに昨季の堅守を誇った守備ブロックがリンクすれば非常に面白い事になるのでは…と。
現段階ではラフィーがいてこそ実現し得るのだろうが、この戦い方をニコやレノンが入っても出来るように熟成していければいいのだけど。

前半はゴールこそ生まれなかったものの、最高に近いパフォーマンスを披露。後半に向けて期待感を抱かせるには十分の出来だった。

■ファン・デル・ファールト劇場
良くも悪くも一番目立ったのがラフィーでした。正にファン・デル・ファールト劇場と表現するに相応しい大車輪の活躍(と、失態)。
視野の広さは相変わらずで常に危険なスペースを探してるし、急所を突くパスや果敢な(そして精度が高い)シュートが幾つも見られた。
プレースキッカーも務め、加入して間もない現段階で早くもピッチの王様に君臨しつつあり、このフィットの速さは驚異的ですらある。
周囲も彼のプレースタイルを次第にだが、理解してきているようで試合を追うごとに連携がスムーズになってきている。これは良い兆しだ。
彼自身も周りの選手の良さを理解してきてるのか、動き方にも無駄が無く、判断が的確になってきてる。それを僕が一番感じたのが、
『クラウチとの距離感』にある。後半開始早々のクラウチが競り合って落としたボールをラフィーがボレーで突き刺した先制点の場面。

ハドルストンがクラウチにフィードを出して空中でクラウチが競り合う瞬間に、ラフィーは猛然とクラウチとの間合いを詰めている。
あれは二人の信頼感が無いと実現しないゴール。「クラウチなら必ず競り合いに勝ち、落としてくれる」というラフィーの想いと、
「しっかり競り勝ち、落とせばそこにラフィーが詰めてくれる」というクラウチの想いが巧くシンクロしてゴールを生んだのだと思う。
ラフィーはしっかりと相手をブロックしつつ体を巧く倒してボレーを叩きこんだ。素晴らしい技術だったし、鳥肌モノのゴールでしたね。

マンオブザマッチ級の働きをしてくれたラフィーですが、反省点もありました。前半にはクラウチが倒されて得たPKを蹴るも失敗。
まぁ、これは相手GKミハイロフのセーブ(と、直前のイエロー覚悟の心理的駆け引き)を褒めるべきですが、前半にタックルで一枚イエローを
貰ってるにも関わらず、後半に不用意な接触でもう一枚イエローを貰って退場になったプレーは余りにも軽率と言わざるを得ない。

ちょうど直前に1点返されて2-1と最少失点差、しかも60分だったので残り時間がまだ30分弱もある段階で、数的不利になるなど
絶対にあってはならんことです。幸いにも相手の拙攻にも助けられ、追加点も早めに決まり最悪の事態に陥らずに済んだものの、
要反省のプレーです。サイドライン際で自陣からも遠い場所で、全く激しくいく必要の無かった場面だし、既に1枚貰ってるのなら尚更。
PKを外し、若干気持ちを切り替えられないままにイエローを貰い、先制点を挙げ、もう一枚イエロー貰って退場。変な意味で目立ち過ぎ(笑)
ただ、警告の場面以外では攻撃を牽引してくれましたし、いい働きでしたよ。ただ、せっかくのインテル戦で起用出来ないのは残念ですが…。

■冷静に決めたパブリュチェンコ、ベイルのダメ押し弾
リードしてるとはいえ1点差、しかも数的不利。相手は同点を目指してエンジンをかけてくるだろう。そんな不安がよぎる間もなく、
いい時間帯で追加点が。パブが思い切って放ったシュートが相手DFの手に当たったという判定でPK。確かに当たってたが、ラッキー。
PKキッカーはパブ。自ら得たPKを冷静に中央に蹴り込み3-1に突き放す。ラフィーのゴール直後にベイルがエリアで倒されて得たPKも、
決めたのはパブ。PKのみだが、2つともしっかり決めて2得点。なかなかPKが成功しないスパーズにあって、冷静に2本沈めたパブは見事。

全国のパブファンの方へのサービスショットをドン!そりゃ、笑顔も弾けるわ(笑)パブは目立たなかったけれど、前線で起点になり、
しっかりとキープして中盤へ渡すプレーはしっかりこなしてました。前半は彼の所で収まらない時間帯もあったし、チャンスに絡む頻度も
少ないので貢献度は低そうに見えるけど、地味に黙々と与えられたタスクはこなしていた印象。何よりPK2本成功だけで、十分の活躍。
交代する際の拍手の大きさがその証拠。もっと前半の流動性アタックに絡んで決定機を演出出来れば良かったけど、多くは望むまい。

10人になりながらそれを感じさせなかったのは、守備陣の踏ん張りも大きい。攻撃陣の圧巻のパフォーマンスの陰に隠れた感があるが、
キングとバソングを中心にバックラインは体を張って相手の攻撃を防ぎ続けた。モドリッチは攻撃偏重の布陣の中でバランスを取りながら
走り回ったし、ハッドは中盤の底から長短のパスでゲームを作った。そして終盤にはカウンターから突破してのダメ押し弾を決めたベイル。
彼もまた前半から左サイドを完全に制し、好機を何度も演出した。クロスの精度があと一歩だけれど、相手に脅威は与え続けましたね。

ホームでのCLデビューは素晴らしい結果と、素晴らしい試合内容で非常に満足です。最高に面白い試合だったし、いい面が沢山観られた。
しっかし、本当にトッテナムは不思議なチームだと思いますよ。とんでもなく悪い試合と素晴らしい試合を交互に見せてくれる。
安定感を身につけて欲しいと思う反面、こういうハラハラドキドキさせてくれるエンターテインメント性の高さ…嫌いじゃ無いです(笑)

今日のGood ベイル。再三に渡り相手に脅威を与え続ける圧巻のパフォーマンスで終盤にはダメ押し弾。文句無し。
今日のBad  該当者なし。強いて挙げればラフィー。理由は前述の通り、不用意で軽率な2枚の警告。

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【お知らせ】当ブログの今後の更新について

日頃から当ブログにご訪問頂いている皆さま、本当にありがとうございます。
コメント交換やフォーラムを通じて、多くの皆さんとスパーズを応援する気持ちを共有出来て嬉しく思っております。
また、他クラブのファンの方々との(時に激しい場外戦も含めて…笑)コメント交換も非常に楽しく、皆様に感謝しております。

さて、当ブログの更新についてなのですが、現在「週2日更新制」に移行する事を検討しており、そうする予定でいます。
その理由というのが、最近大変に忙しく、何かとバタバタしておりブログ更新に気力・体力を傾けられない状況にあります。
毎日が日曜日で、体力に満ち溢れていた10年以上前の大学時代が懐かしいな…と思いつつ、毎日ヘトヘトになりながら駅では
階段では無く迷わずエレベーターをチョイスするわたくし、最近毎日疲れがとれません(笑)若い頃はあんなにバカにしていた
キャベジン、ユンケルら栄養ドリンクの類いが有難い年頃になっちまいました。情けない話です(笑)あぁ、ドラゴンボールが
あったら迷わず神龍に頼む。あの若かりし頃のみなぎる体力を我に…と。すいません、横道に逸れましたので元に戻します。

正直、ブログ閉鎖に追い込まれかねないぐらいのレベルでして、閉鎖も考えたのですが、有難いことに多くの皆さまにご訪問頂いていて、
こんな僕なんぞの趣味の延長のような駄ブログでも楽しみに待っていてくださっている方々もいらっしゃるので、閉鎖するのは忍びないし、
僕自身もこのブログを更新することが趣味でもあり、日々の生活の気分転換にもなっているので、出来れば続けていきたい。

なので、現状のブログ更新の方針を少々変更し、更新頻度を減らして、これまでよりも更にまったりと更新していく予定です。
基本的には土・日曜日にリーグ戦、水・木曜にCL、カップ戦が行われるので、試合翌日にマッチレポを更新というのが中心になります。
それ以外の日のニュース更新とかは省き、余裕がある時に最近のニュースやチーム状況についての雑感をコラムのような形で
不定期にお届けしようと考えています。毎日楽しみにご訪問頂いている方には申し訳ないですが、ご理解いただければ幸いです。

更新頻度は減りますが、ゆるゆると続けていくつもりですので、今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
なお、引き続きTwitteの方でもつぶやきはしていきます。こちらは負担が少ないので(笑)(yuya1882でつぶやいています)

トッテナム・ホットスパーファンブログ The Great Escape 管理人 ゆーや

当ブログの読者の方でスパーズファンの同士であるgoodspeedさんがブログを開設されました。
 ・Fun!!Footba!! トッテナム・ホットスパー応援ブログ(goodspeedさん、管理HN huge spurs funさん)
スパーズを熱狂的に、そして愛情を持って応援する気持ちが伝わってくるブログですよ♪

本日はトッテナムのホーム、ホワイトハートレーンで行われる初めてのCLの試合、トゥエンテ戦ですね!必勝あるのみ!
COME ON YOU SPURS!

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【第6節】 トッテナム vs ウエストハム

イングランド・プレミアリーグ10/11 6節

West Ham United 1 - 0 Tottenham 
         
Stadium:アップトン・パーク

              前半   後半   合計                               
ウエストハム  1  0  1             
トッテナム  0  0  0
得点
Spurs:
Hammers:ピキオンヌ

1011 6
Sub:Pletikosa , Palacios , Sandro , Kranjcar


開幕5戦を終えて最下位に沈んでいたウエストハムのホーム、アップトン・パークに乗り込んだトッテナムでしたが、結果は0-1敗戦。
ロンドンのライバルを叩いて低迷からの脱却の足がかりに…と、チーム、サポーターが一丸となったハマーズの意地の前に完敗です。

いやぁ~、今季のトッテナムは波に乗れないですねぇ(苦笑)これで、開幕6戦で2勝2敗2分けか。ここまでの結果もイマイチだけど、
内容も乏しいところが泣けますね。なんか試合を観てても面白くないもんね。昨季からの上積みが感じられないというのも…。

■ハマーズの意地、シンプルイズベスト
苦しい試合になるとは思ってました。ウエストハムは最下位に沈んでいたとはいえ、メンバーを考えればこの位置にいるのが
そもそもおかしい(まぁ、これはエバートンなんかにも言えますが)クラブですし、開幕から結果が出ていないクラブにとっては
同じロンドンのライバルクラブとの対戦ってのは立て直しに奮起する絶好の機会ですからね。この1戦にかける想いの差かな…と。
なんとしても勝つんだという気迫・執念の差ですよ。こういうのは時に戦術・システム云々よりも遥かに重要なファクターになり得る。
ウエストハムが這いつくばってでも、どんな形でも勝ちたい!っていうのが凄く伝わってきたし、スパーズはその点明らかに劣っていた。
なんかキレイにやろうとし過ぎですもん。パスをちょこちょこちょこちょこ繋ぐわりに、全然チャンスにすらなっていないという矛盾。

一方のウエストハム。雑ですよ、ハッキリ言って。攻撃だってFWに預けてキープしてくれることを信じて中盤がなだれ込んでいくだけ。
シンプル。でも、トッテナムの攻撃よりよっぽど脅威でしたもん。やろうとしてることが明確でブレが無い。だからこそ、怖い。
失点シーンも気迫で押し込まれた。ねじ込んだピキオンヌのみならず、あと2人ぐらいも一緒に押し込もうとしてたもんね。
あくまでクリーンに崩して戦おうとするトッテナムと、単調でもダイレクトにシンプルなウエストハム。どっちが効果的だったかは明らか。
だからといって、トッテナムにけっ飛ばしサッカーやれ!とは言わないけど、もっとシンプルに縦に速く…を意識していいような…。
あと目についたのはパーカーの巧さ。サッカーを良く知ってる選手だなぁ…としみじみ。レドナップが獲得を熱望した理由が解るわ。

■我慢をするのはいいけれど…
ラフィーが入って新しい事にトライしてる、怪我人も多くて満足な布陣が組めない…etc だからこそ、時間が、我慢が必要。解ってる。
でも、方向性は正しいのだろうか。進化の過程と捉えていいものなのか。そこら辺が未だ見えない。故に信じて待ってていいのか、
迷いが生じてきつつあるのも確かです。茫々に草が生えた荒れ地を丹念に耕し、ようやく畑として使えるほどに土地を均した一昨季、
そこに種を捲き、水を捲き、芽が出てきたのが昨季であるならば、その芽が育ち、立派に葉をつけるのを見守るのが今季ではなかったか?
花が咲くのを待ち切れずに新たな種を捲き、せっかく出てきた芽が枯れかけているような、そんな印象を受けるのは考え過ぎなのか?
まるで頻繁に監督を交代させて、その都度ゼロからのチーム作りを強いられてきた過去の日々が戻ってきたかのような感覚すら覚える。
我慢は…しよう。するつもりさ。そもそも我々は信じて見守るより他にない。だが、正しい方向に進んでいるのだという実感は欲しいのだ。
残念ながらここまでの6試合を消化して、昨季から退化してるのでは?という不信感が拭えない。ラフィーの責任では無いし、
彼自身は驚くほどによくやっている。でも、彼を獲得したことがチームにとってプラスになっていない。少なくとも現段階では。

■効果的なサイド攻撃、ダイナミックな展開の欠如は深刻
特に気になるのがレノンの不調。自身のコンディション不良も手伝ってか、本来のパフォーマンスを今季開幕以降一度も見せていない。
だが、レノンを活かす戦い方を捨ててしまっている事も一因のように思う。思い切りサイドに張って、縦への突破からのクロスと、
カットインしてのシュートで一気に才能が開花した彼が、苦しんでいる。カットインしようにも中央は大混雑でスペースが無い、
となれば行けるのは縦のみ。選択肢が限られれば当然、守る側は守り易くなる。そりゃ、そうだ。縦のスペースを切ればいいんだもん。
この日もレノンがいい形でボールを持った場面が少なく、いつもは逆サイドから元気に攻撃参加するベイルが精彩を欠いておとなしい。
代わりにと言っては難ですがハットンはかなり高い位置に陣取り前に行く気満々でした。前の試合、それで活路を見出したのでその姿勢は
褒めたいし、それが彼の持ち味なんだけど、やはり本職の守備がねぇ…。明らかにハットンの上がった穴を突かれてたのは内緒(笑)
左サイドのモドリッチは中央や中盤の底でゲームを作る場面が多いので、ほぼ両翼からのサイド攻撃が死んだ状態になっちゃった。
スピード溢れるサイドからの攻撃が昨季のトッテナムの生命線だったはず。それを活かそうとする戦いをなぜしないんだと。

ハドルストンの大胆なサイドチェンジを含むピッチを幅広く使った大きな展開も見られない。これも残念な点の一つ。中盤で繋ぐ事、
ラフィー、或いはモドリッチに預けることに集中し過ぎてて小さくまとまってる。機能しているかはともかくとして中盤の流動性が増し、
彼自身やコンビを組むジーナスが自らエリア内に入って行ってシュートという場面が以前に比べて増えているのはいい事なのだが、
大きな展開が減り、強引な中央攻撃に終始してる代償は思いのほか大きいと感じる。ダイナミックな展開の減少の要因は他にもある。

一つ目。ドーソンの不在。彼が長期離脱中、この日はギャラスも負傷欠場で、CBはチョルルカ、バソングの急造布陣で臨むはめになる。
なので、守備がバタバタするのはある程度仕方ないのだが、守→攻への切り替えの際に、ロングフィードで押し上げる場面が減り、
中盤の一人が下がって来て受ける場面が多かった。繋いでいこうという意識もあるだろうが、ドーソン以外、フィードに期待出来ないのだ。
とはいえ、いない選手を嘆いてもしょうがないので、CB陣、或いはGKからの前線への効果的なフィードが増えてくることに期待したい。

二つ目。前線の的の不足。この日の1トップはクラウチ。背は高いので、ハイボールはなんなく処理出来る。あまり収められないけど。
サイドに流れる機動性には乏しいので当然、中央で張って待ち受けるのだが、ターゲットが彼しかいないと、マークが集中しちゃって
思うように前線でキープが出来ない。彼が競り合いに勝って落としてもそれを受ける選手が近くにいない。ようするに孤立無縁。
これじゃ彼の良さが活きない。というか、チームとして活かしていない。CLブレーメン戦のようにゴールに近い位置で競り合えれば
何かが起こる可能性に期待出来るが、ゴールから距離がある位置で彼がDFを背負ってボールを受けても潰されておしまいになっちゃう。
彼の高さを最大限に活かそうとハイボールを送るのは理解出来るが、足下も上手いのだし、もっと使い方を考えてあげないと気の毒です。
この日のクラウチはほぼ何もしてない。彼を責めるのは簡単だけど、得意じゃない事を無理してやらせようとしたってどうにもならん。
クラウチだけがターゲットというんでは厳しいので、1トップでやるんならもう一人、二人が彼との距離を縮めないと手詰まり感がある。

■わずかながらの光明も…
今すぐにでも昨季の4-4-2に戻せ!と声を高らかに宣言したいところだし、実際、試合直後は頭に血が上っていたのでそう思った。
でも、少し時間をあけてクールダウンさせた。冷静に、冷静に…と。だから、マッチレポも一度書いたものを破棄して書きなおした(笑)
新しい布陣にトライしてるのだし、ある程度は苦しむのは想定内。我慢しよう、忍耐が必要と一度は自分に言い聞かせたので、
ネガティブな面だけではなく、ポジティブな面(もっともそんな部分が少ないのではあるが…笑)を拾って今後に期待する事としたい。

相変わらず機能性には乏しく、全く期待感が沸いてこない1トップではあるが、わずかばかりではあるが一筋の光明も見えました。
まず前述した通り、MFが前線の高い位置まで進出し、積極的にシュートを放つ場面が見られた。これはMFの得点が少ないトッテナムに
欠けていたもの。これは評価したい。ジーナスは序盤から惜しいシュート数本放ったし、ハドルストンも絶好の決定機があった(外したけど)。
ラフィーは流石のキック精度を見せつけ、鋭くゴール隅にコントロールするミドルシュートでグリーンを何度も脅かしてました。

あ、そうそう。グリーンはワールドクラスの働きぶりでしたね。プレヴューではW杯の大ポカから最近は不安定だし、ポロリに期待…と、
失礼な事を言ってしまいましたが(誤解しないで頂きたいが、グリーンは割と好きです…笑)なんのなんの、本来の彼の実力を発揮してた。
モドリッチもレノンの唯一と言っていい、絶好のお膳立てからグリーンに間一髪で防がれたものの、強烈なミドル放って惜しかったし。
グリーンが当たってなければ、どれか入っててもおかしく無かったので、こういう感じで中盤がドンドンとシュート放つ姿勢は好印象です。
FWが一枚なら尚更、中盤がダイレクトに得点に絡むような働きしないと得点力は上がっていかないのでね。これは続けていくべきでしょう。

そして、注目していたラフィーとモドリッチのW司令塔の共演。どちらも中央で比較的に同じスペースを使いたいタイプだと思うけど、
一方がトップ下にポジションを獲れば、一方は中盤の底まで下がったり、サイドに流れたりといった感じで、上手く棲み分けしてた印象。
流石、天才は天才を知るというか、この短期間でお互いがやりたい事を理解し合ってるな!とニヤリとする場面が何度かありました。
二人のパス交換からチャンスを作る場面なんかも頻度は少ないながら見られたので、もう少し連携が深まれば、もっとワクワク出来るかも?

モドリッチはWBA戦以来、久しぶりの実戦復帰でしたが、やはりいるといないとでは違いますねぇ。ボール預けた時の安心感というか、
それが逆に他の選手の彼に対する依存に繋がったりしたら困るけど、ラフィーが入っても軸はモドリッチなんだな…と再認識。
運動量もそれなりにあったし、彼を経由して打開を図ろうという時間帯が多く、その期待にいかんなく応えた出来だったと思いますね。
惜しむらくは、ちょっとゴールと遠い位置でボール持つ時間が多かったことかな。まぁ、ラフィーもいるので、その辺はいいか。

あと、クディチーニのビッグセーブ連発にも触れなければならないでしょう。素晴らしい働きの数々で、神々しくすら見えましたね。
グリーンも素晴らしい活躍でしたが、カルロも負けて無かった。GK対決だったら間違いなくドローです。GKのグッドセーブ連発が好きな
僕としては感涙モノの試合ではありましたねぇ。でも、どうかトッテナム戦では相手GKは活躍しないでくれ~と願いたい(勝手)

この試合は、思うところが幾つかあったので、試合の状況を時間軸で追うよりかは、個人的に気になった部分を挙げていった感じで、
およそマッチレポとは呼べない代物(え?いつもそうだって?バレたか…笑)になっちゃいまして、ゴチャゴチャと書いてきましたが、
結局求めてるものはシンプルで、トッテナムらしい面白い試合を見せてくれ~っていう一言に尽きるのかな…と思ってます。
もっと突っ込んで言えば、内容がつまらないのは多少なりとも目を潰れるので、特にアウェーは内容グダグダでも勝ってくれ…と(笑)
とりあえず、気持ちを切り替えて、水曜日深夜にはCLがあります。トウェンテ戦はホームだし、攻撃的に行って欲しいですね。

今日のGood モドリッチ。あわやのミドルシュートは惜しかった。中盤で精力的に動き回り、ゲームメークに奮闘した。
今日のBad  レノン。ボールを持ってもどこか迷いが見られて動きにも本来のキレが無い。早い時間帯の途中交代も妥当な判断に思えた。

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ウエストハム戦のプレヴュー

ちょいと最近毎日が忙しくヘトヘトで更新の頻度が落ち気味になっちゃっておりまして、毎日覗いて頂いてる方には申し訳ないです。
なんとか時間をみつけては更新していこうかとは思ってるんですが、当分はこんな感じで飛び飛びになっちゃうかもしれね~です(謝)

さてさて、本日はウエストハム戦。試合に向けてのトレーニングの写真と共に、簡単なプレヴューを少々。

1                                           2
 
1:ベイルがダイナミックなフォームから軽快にクロスを放り込む。対処に行ってるのはギャラス。
2:ボール回しに絡むのは怪我から戻ってきたモドリッチ。彼の復帰はやっぱり心強いね♪
3                                           4
 
3:猛然とチェイスに行くジーナス。最近好調なので練習から気合入ってるな。レギュラー奪取も近い!?
4:ベイルのヘッダー。後ろから迫るおじさんの顔が怖い(笑)ギャラスも負傷だったみたいだけど、なんとか行けそうだね。よしよし。
5                                           6
 
5:ラフィーの華麗なるジャンピング・ボレー! ラフィー「アチョー!」ベイル「うはっ!凄ぇ~や」
6:お次はモドリッチのシュート練習。後ろに手を組み見守るラフィーが新米の体育教師みたいだ(笑)
7                                           8
 
7:ベイル&レノン「ウェイ、ウェイ、ウェーイ!マジかよ~(笑)」 キーン「…(ブツブツ)」 クラウチ「お、俺見切れてるぅ~」
8:みんな揃って大爆笑する中、ニコだけは爽やかな微笑み(笑)なんだか解らんがめちゃくちゃ楽しそう♪混ざりてぇ~!

Team news  (tottenhamhotspur.com)
先のトレーニング画像でもお伝えした通り、WBA戦で負傷していたモドリッチが復帰。ただレドナップは来週のCLトゥエンテ戦での
起用を見据え、ウエストハム戦では無理させず温存する可能性も示唆。同じく負傷していたチョルルカも復帰を果たしています。
キング、ラフィーも遠征には帯同するものの、キングについては膝の腫れがある為、CLに向けて温存という形になるかもしれません。
一方でエコトがカーリング・カップのアーセナル戦で膝に軽い負傷を負った模様で、欠場になりそう。ゴメスもまだ間に合わず。

希望スタメン:Cudicini, Corluka, Bale, Gallas, Bassong, Van der Vaart, Jenas, Huddlestone, Lennon, Keane, Crouch

レドナップはホームでは4-4-2で攻撃的に、アウェーでは4-5-1で行くという方針を示唆してたので、今日は1トップかもしれませんが、
個人的にはラフィーを左サイドに置いた4-4-2の形を見てみたいんですよね。前節は右で問題無くやってたので、左も可能だろうし。
モドリッチはまだ無理させなくてもいいんじゃないかな…と。もちろん見たいけど。あとキーンがここ数試合いい動きなので、
そろそろゴールが見られるんじゃないかな?と期待してます。クラブ通算300試合のメモリアルを自らのゴールで祝えれば最高。
パブリュの連続ゴールにも期待してるし、ニコ、ベントリーらも見たいし…と希望を挙げていけばキリが無いなぁ(笑)

アップトンパークでの対戦ですが、昨季はC・コールに凄いミドル決められて苦しんだと記憶してるんで、厳しい戦いになりそう。
ウエストハムは開幕以降思うように結果が出せてませんが、そういうクラブとの対戦の方が、かえってやりづらいもんですよ。
簡単に勝てると思うと足下救われるんで、早めの先制点で試合を優位に運びたいところ。グリーンがW杯でのあの大ポカ以降、
ずっとらしくないプレーを続けてるので積極的にシュート放ってプレッシャーかけていけば、案外ポロリもあるかもよ?(笑)
アップソンやガビドン、ベンハイムらバックラインは横への揺さぶりとか変化に弱いタイプだと思うんで、そこら辺を意識して
ガンガン攻めて欲しいですね!前節の逆転勝利から続くいい流れを持続して、来週水曜のCLに勢いを繋ぐ為にも必勝あるのみです!

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【カーリングカップ】 トッテナム vs アーセナル

10/11 カーリング・カップ 3回戦

Tottenham 1 - 4 Arsenal 
         
Stadium:ホワイトハートレーン

              前半   後半   延前   延後   合計                               
トッテナム  0  1  0  0  1            
アーセナル  1  0  3  0  4
得点
Spurs:キーン
Gunners:ランズバリー、ナスリ2、アルシャビン

1011 CC1
Subs:Cudicini , Hutton , Huddlestone , Jenas


カーリングカップ3回戦の火蓋が切って落とされ、いよいよプレミアリーグ各クラブが登場。トッテナムの相手は宿敵アーセナル。
今季最初のノースロンドン・ダービーは先制されながらも後半に追いつき、延長戦に持ち込むものの力尽き1-4で敗れています。

先日に他界したトッテナムの偉大なるレジェンド、ボビー・スミス氏を追悼する為、試合前には1分間の拍手によるセレモニーが行われ、
選手たちも腕に喪章を巻いての登場。天国へと旅立ったスミス氏に何としても勝利を捧げたい試合でしたが、残念な結果でしたね。

カーリング・カップの位置づけ
相手が相手だけに1-4の惨敗を喫して非常に残念ではあるのですが、不思議な事にそこまでショックは受けなかったんですよね。
いつもなら、アーセナルに負けると点差どうこう、内容云々関係無しに心底悔しい気持ちに満たされるんですが、そういう感情が芽生えず、
淡々と試合を観られたというか、なんかこう粛々とゲームが進んでいく様を半ば達観したような面持ちで見守っていたというか(笑)
まぁ、ダービーでの敗戦後ですから、何を書いても負け惜しみみたいになっちゃうんですけど、所詮はカーリング・カップですからね。
例年であれば国内カップ戦は現実的にトッテナムが唯一狙えるタイトルなので、タイトル奪取を積極的に支持してきましたが、
今季の最優先はリーグ戦で再び4位以内に入り来季のCL出場権を確保する事、その次にCLで出来るだけ好成績を収める事なので、
国内カップ戦に全精力を傾ける必要性はそれほどに感じない。むしろ、若手や普段出場機会を与えられていない選手のアピールの場と
位置づけて戦う事を望んでいたので、結果が芳しく無くてもある程度は致し方なし…というか想定の範囲内だったかなという気がします。

とはいえ、腐ってもノースロンドン・ダービーなわけで、WHLの雰囲気はもの凄かったですね。さすがに殺気だっているというか、
カーリング・カップだろうが、リーグ戦だろうがアーセナルが相手となればどんな試合でも負けるわけにはいかないんだ!コノヤロー!
という熱気が画面を通じてビンビンと伝わってきました。改めて身近にこういうライバルの存在がいることの幸せを感じましたね。
なんか変な表現かもしれないけど、どんなシチュエーションであってもアドレナリン全開になれる相手がいて、そういう相手と熱い試合を
繰り広げるのを一方のファンとして応援する事が出来る喜びというか。これもトッテナムファンの一つの醍醐味と言えるような気がするし。

で、レドナップがこの試合をどういうスタンスで捉えて臨むのか注目していたんですが、発表されたスタメンを見てニヤリとしてしまいました。
先週末のウルブス戦から10人を変更(上記スカッド図参照)新加入のサンドロ、プレティコサをはじめ、アカデミーのコールカーに、
若手で普段はベンチにすらほとんど入らないリバーモアとノートン、出場機会が少なかったジオに怪我から復帰したベントリーらを起用する
大胆な布陣を敷いてきました。ベイル、ラフィー、クラウチ、キングら主力をベンチにも入れず温存するほどの徹底ぶりはある意味凄い。
明らかに目先の結果よりも主力の休養と、普段サブに甘んじている選手や若手のテストに主眼を置いた陣容と言っていいでしょう。
怪我人も続出していたのでこんな感じだろうな~と想像していた面子で、概ね納得の人選。この選択で良かったと思いましたよ。
アーセナルも主力数名を落としてきたけど、むしろ向こうの方がメンバー揃えてきたな…という印象すらありましたからね。
あ、ベンゲルはFAから警告を受けてベンチ入り出来ずにスタンド観戦だったようですね。何度もカメラに抜かれてましたけど。

■全く機能しない前半、孤軍奮闘のベントリー
ほとんどこのメンバーで試合することなんてないでしょうから、連携取れないのは仕方ないんですが、お粗末でしたねぇ~前半は。
4-5-1でセントラルMFに比較的守備の得意な選手を3枚並べてましたが、全く中盤でボールが奪えない。奪っても、前に進めない。
両翼はベントリーとジオでたまに左右を入れ替えたりして自由にやってましたが、ほとんど効果は無し。ジオなんて存在感ゼロですもん。
ほとんどボール触ってないんじゃないかな?彼がダメとも言えるけど、そもそも彼にボールを届けられないチームの構造上の問題でしょう。
ベントリーも同じく機能してなかったですが、彼は時折テクニックで相手の裏を取ってシュートまで持ち込むなど、及第点ではありました。
彼だけは存在感が光っていたような気がしました。後半は消えたけど(笑)前半は彼らしい「オシャレ」なプレーも何度か観られて好印象。
1トップでパブリュにボールが収まらないのは改めて触れるまでもないですが、サイドに流れてボールを受けてカットインしてシュートの
場面は惜しかったし、彼なりになんとかしようともがいていたのは伝わってきました。彼もまた、ほとんどボールが来なかったのと、
中盤以降のサポートを満足に受けず孤立していたという意味では、気の毒でしたね。彼を責めるのは簡単だけど、それ以前の問題。

中盤にあんなに人数いるのにアーセナルの華麗なパス回しにただ右往左往するだけで、全くプレスも効いていないどころか、
ただボールを追いかけて疲労だけが蓄積していく始末。攻守の切り替えも遅く、前を向かせてもらえず苦し紛れにバックパス、或いは
無理な体勢から横パスして繋ごうとするもんだから、カットされてカウンター喰らうなどの場面が目立った。ちょっと苦しかったですね。
トッテナムの中盤の出来がよろしくなかったのもありますが、アーセナルの中盤が上手かったのもありますね。パス交換がスムーズで
楽しそうにやってますもんね。質の違いこそあるんでしょうが、誰が出てきてもそれなりに「アーセナルのフットボール」が出来るってのが、
お隣(というかベンゲルのチーム作り)の凄さかな…と。ランズバリーとかいう選手、初めてみたけどなかなかいい選手でしたねぇ。
あとウィルシャーね。彼も球さばきだったり、ポジショニングがいい。トッテナムは守備が後手後手でイエロー連発になっちゃいました。
失点シーンもあんなにゴール前に人数いるのに。5人はいたよね。でも、みんな棒立ちだもん、そりゃ~簡単にやられるってばよ(悲)
エコトが後ろから突っかけて倒した場面とか、疑惑のオフサイド判定で助けられたけど3失点ぐらい喰らっててもおかしくなかったです。

■やっぱりスパーズは4-4-2なんです
前述した通りテストの意味合いが色濃く、ガラリとメンバーを入れ替えた試合でシステム云々を論じるのも気がひけるんですが、
後半の動き方とか見てもやっぱり4-4-2がしっくりくるのは明白。後半頭からキーン、レノンを入れてベーシックな形にした途端、
攻守のバランスが改善されて見違えるように良化した印象。やっぱりなんだかんだ言ってやり易いんだと思いますよ、こっちの方が。
若干の立て直しに成功した要因としては前線からキーンが激しくプレスに行く事で、それなりにですが連動して中盤が潰しに行けた事か。
レノンはここ最近ずっとですが、ボールが足につかないというか本来のキレが戻って来てないのが気がかりでしたけども、
全くサイドが使えなかった前半よりかは幾分マシでした。で、同点の場面。ノートンが攻撃参加し、中央で待つキーンへお膳立てのパス、
フリーで受けたキーンが右隅に流し込んだ。リプレーで観るとオフサイドだったと思いますし、GKがしょぼかったってのもあるけど、
ああしてディフェンスラインの裏を狙って勝負したということにこそ意義がある。勝負をしてればこそ、幸運も転がりこんでくるわけで。

後半から出てきたキーンは良かったですね。前線からの守備しかり、積極的な裏への飛び出ししかり。オフサイドにこそなったけど、
一瞬の隙をついて相手DFの裏に抜けてのポスト直撃ボレーなんかは彼の真骨頂なんでね。ああいうプレーが出来てるのは好調の証。
先週末も決定機を外し続けたものの、よくチャンスに絡んでたし、2トップの一角としてストライカーの役割を与えてあげれば
ゴールを決める男ですよ、彼は。キレのある動きを再三見せていたので、次の試合ではキーンの先発起用を是非ともお願いしたい。

何度かあった決定機を決めきれなかったのが運のつきで、延長戦に入った段階でもう余力は残ってなかったのかもしれませんね。
4人も足がつって、どうしようもない状態だったようで延長開始早々に立て続けにエリア内で倒して、PK2本で一気に2点ビハインドに。
まぁ、あれだけ前半に走らされていたら無理も無い。しかし、どちらもエリア内という事を考えれば軽率なプレーだったのも否めず。
ただ、2回目のPKはともかく1つめのナスリのはどうかね?確かに軽く手がかかってはいるけど、倒れるほどの接触なのかな。う~ん…。
舌を出しながらのセレブレーションもキモイの一言で、自分は改めてナスリが嫌いだと再認識(笑)いい選手だとは全く思わん。
で、とどめはアルシャビン。あれもノートンがリスタートで油断して前に走られてるんですよね。こういうのは防げる失点なので要反省。
さすがに終盤はスタンドのサポーターも見てらんないとばかりに一斉にスタジアムを後にして、ガラッガラになってました(苦笑)
現地サポーターのダービーにかける想いを慮れば解らんではないけど、個人的にはちょっと残念な光景ではありましたね。

■新戦力、若手の評価
多くの若手、新戦力を試した試合でしたが、良かった点と悪かった点がいくつか見られたのが今後に向けての収穫となったかもしれません。

まずはサンドロ。う~ん…。まだ1試合目なので、かなり割り引いて考えてあげたとしても、お世辞にも褒められた出来ではないな…と。
体の入れ方だったり、局面での激しさなどは良かったけど、諸々のプレーが雑ですね。あと、気になったのがモーションの大きさ。
187cmと大柄でスケールの大きさは感じさせるけど、相手をかわすフェイクだったり、パスを出そうとする動きがいちいち大きい。
モーションが大きいということはそれだけ相手が寄せてくる時間を与えるんでね。これぐらいのトップレベルになるとコンマ数秒の違いで
相手が寄せてくるのでもっとコンパクトに動けないもんかと。ここら辺がプレミアのスピードへの順応という事に繋がるんだと思います。
プレーのスピードはもちろん判断のスピードにおいてもそう。まだまだ判断が遅いです。判断の遅れが、細かなミスに繋がっていく。
初見の印象としてはトッテナムに居た頃のボアテングに似てるな…と。まぁ、これからでしょう。まずはいち早くフィットする事から。

プレティコサ。4失点はしましたが、1点目は飛び出せなかったかな?と思ったけど、残り3つは彼の責任ではないので及第点。
彼自身のセービング能力が問われる場面は少なかったですし、急造バックラインという事を考えれば、悪くない出来だったと思います。
目についたのがパントキックの精度の高さ。距離も飛ぶし、割と正確に前線に届けられますね。これは地味だけど案外武器になりますよ。
カウンターの起点として素早くスローで味方に預けるなど判断の良さも感じさせた。ホロ苦デビューとなったけど凹む必要は全くなし。

コールカー。アカデミーの選手でいきなりダービーに抜擢、それも120分フルと彼にとっては今後に向けていい経験になったでしょう。
判断の遅さからまごまごする場面も幾つかあったが、粘り強く対峙していたし、局面ではしっかり体を張って頑張っていました。
リバーモア。まだまだトップレベルでは厳しい。彼も判断のスピードが遅い。あと運動量も少ないし、ポジショニングも中途半端。
でも、ときたまなんだけどパスセンスは感じるし、いいモノは持ってると思うんですよ。この日を教訓にして成長して欲しい選手です。
ノートン。キーンへのアシストはグッジョブ。機をみた攻撃参加は割と良かったが、守備面ではまだまだ改善の余地ありかと。
こちらもまだトップチームで先発起用させるには厳しい。ちょっと線が細いのが気になりますね。あとリスタートで気を抜いてはいかん。

とまぁ、厳し目な評価になっちゃいましたけど、この経験を活かして次に繋げていければいいと思うんですよね。みんなまだ若いし。
カーリングカップ敗退が決定したことで、今後こういう若手を実戦で経験積ませる場が無くなったのがちょっと残念ではありますね。
ローンでの武者修行だったり、普段の練習から多くの事を学んで成長して、レギュラー争いに絡む若手が出てくる事に期待したいです。

今日のGood キーン。後半から登場し、精力的な動きで存在感を示した。疑惑の判定も、ゴールは見事。
今日のBad  パラシオス。得意の守備でも見せ場は少なく、攻撃でも効果的に絡んでいない。彼本来の出来とは程遠い。

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W司令塔の共存は可能

まずは、先制されながらも終盤の3ゴールで見事な逆転勝利を飾ったウルブス戦を終えての監督のコメント3連発から。

Big win - Harry (tottenhamhotspur.com)
指揮官レドナップは逆転勝利の結果とチームの好パフォーマンスにご満悦の様子です。
会心の勝利となったな。0-1でハーフタイムを迎えたが、前半のパフォーマンス自体はとても良かったと感じていたんだ。
だから、選手達には『そのままの調子を維持しろ、あとはゴールを決めるだけだ!』と言って送り出したよ。大事なのは前半同様の
プレーをする事だったが、しっかりと出来ていたのが逆転という結果に繋がったのだろう。ウルブスは決して簡単な相手じゃない。
ミック(マッカーシー監督)の元できちんと組織されているし、チーム全体が非常にハードワークするいいチームだからね。
当然、先制されればタフな試合になると思っていたが、我々は追いつき、追い越そうとする力強いキャラクターを示せたと思うよ。
ドイツでも素晴らしい結果(敵地で2-2のドロー)を残せたし、ウルブス戦に勝利。我々にとって素晴らしい一週間になったね。
(レドナップ)

ウルブスには昨季屈辱のダブルを喰らっていましたからね。昨季にダブルを喰らったのは他ではマンUだけでしたから、
何としてもリベンジしなければならないな…と思っていました。昨季のホームのウルブス戦は内容も酷かっただけに、内容&結果で
しっかりとお返し出来たのは良かったです。前半から試合をコントロール出来ていたし、スパーズらしい戦いが観れましたから。
もう少し早く得点を奪えればもっと楽に戦えたと思うんですが、たまにはこういうハラハラドキドキの逆転劇も悪くなかったり。

Bench impress (tottenhamhotspur.com)
試合の流れを変えたハットン、パブリュチェンコ、レノンらベンチメンバーの活躍を讃えています。
交代で出てきた選手たちがみんな素晴らしかったね。もう、この試合に関しては彼らの活躍のおかげという一言に尽きるよ。
カブールは前半に素晴らしい活躍をしてくれたが、負傷してしまった。代わりにハットンを出したがファンタスティックだったね。
試合の流れをガラリと変えるPKをゲットしたし、3点目も決めて見せた。正にトップクラスのパフォーマンスだったよ。
パブはそれまで全然ボールに触れなかったんだが、突然転がり込んできたワンチャンスをしっかりとモノにしてくれた。
ちょうどボンド(アシスタントコーチ)と『パブがボールに触れてないな』と話してたんだが、何が起こるか解らないもんだよ。
ボンドは『さっき何か言いましたか?』と言い返してきたよ(笑)これぞパブリュチェンコさ。彼は何かを持ってるね。
レノンはこれまで出ずっぱりだったから休息を与えたんだが、終盤に投入するやいきなり大きな仕事をやってのけたね。
彼もまた素晴らしい働きだったし、彼らのような選手達が各々の役割を果たすことがチームにとっては重要なのだよ。
(レドナップ)

試合の流れを変えたのはハットンの大胆な攻撃参加でしたからね。彼らしい熱いハートでもぎ取ったPK。本当に素晴らしかったです。
レドナップはウィガン戦での敗戦から、ある程度のターンオーバーで戦っていく事を示唆し、実際にそういう方針に傾きつつある。
昨季はかなりチームを固定して戦っていたけれど、CL、国内カップ戦との並行をこなさなければならない今季は当然、ターンオーバーが
重要になってきます。ターンオーバーしながらもチームの力を落とさず戦うのはビッグクラブと言えども、簡単な事じゃありませんが、
この日のようにチャンスを与えられた選手がしっかりと結果を出す事で、選手層にも厚みが増すし、やりくりも楽になりますからね。

Harry keen on duo's link-up (Sky)
加入以来、素晴らしい活躍を披露してるファン・デル・ファールトとモドリッチの共存は可能と語ります。
私はファン・デル・ファールトとモドリッチが共にプレーするのを楽しみにしているよ。彼らのようにパスで局面を打開出来る
選手が私は好きなんだ。当然、彼ら二人が共存する事は可能だと思ってるし、彼ら自身も楽しんでくれると思っているよ。
そして、ジーナスが最近素晴らしい活躍をしてくれている。誰を起用するべきか悩ましいね。まぁ、嬉しい悩みではあるがね。
会長には感謝しないといけないよ。最終日の午後4時に電話をもらってね。その時に私へのプレゼントがあると言ってたんだ。
私は会長が日頃の仕事ぶりを労って車でも買ってくれたのか?と思ってたんだが、彼(ラフィー)を獲得出来たと言うじゃないか。
確かに3ヶ月前くらいに獲得候補のリストの中に彼の名前はあったよ。オランダ代表で活躍する彼をモニタリングしていたしね。
でも、まさか本当に獲得出来るとは思っていなかったから驚いたよ。会長に強く獲得を要求していたわけじゃなかったしね。
正直に言うと、どうしても獲得しなければいけないと思っていたわけではないんだ。しかし、彼は素晴らしい選手だよ。
(レドナップ)

ラフィーがかなり早い段階でフィットしそうという目途が立ちつつあるので、次の課題は同じ司令塔タイプのモドリッチ(或いはニコ)との
併用が可能か(ただ可能というだけではなく、チームとして上手く機能させ、お互いの持ち味を最大限発揮する事が出来るか)になりそう。
特にモドリッチとラフィーはプレースタイル的にはかなり似通ったタイプだとは思うけど、ラフィーは視野が広く大きな展開を、
モドリッチは自らパス&ゴーで前線と絡んだり、守備にも体を張れるなど、若干の違いがあるので、相互で補完しつつ各々の良さを
更に引き出し合う事が出来れば、かなり面白い事になるなぁ…と。個人的な願望で言えば、やはりこの日の4-4-2がベストだと感じたし、
4-4-2の中でモドリッチとラフィーが巧くシンクロする形を見いだせれば言う事がないです。これは早い段階で試したいですね。

ラフィーはこの試合では右サイドでしたが何の問題も無いように見えました。トップ下でなくとも十分にやれそうな手応えは感じた。
であれば、今度は左サイドでも見てみたい。どちらかというと中央に寄ってプレーしがちなので、モドリッチと似たようなポジション取りで
プレーするイメージ。二人が共存した時にお互いがどういう動き方をして、どう化学変化が起きるのか注目したいな…と思ってます。

最後に訃報を。9/18に、クラブの偉大なるレジェンドの一人であるボビー・スミス氏がお亡くなりになられました。(享年77歳)
クラブの栄光の時代である1960年代初頭のリーグ制覇、FAカップ連覇にチーム得点王として活躍した偉大なるストライカーであり、
イングランド代表としても活躍したというスミス氏。トッテナムを愛する一ファンとして、ご冥福をお祈り申し上げます。
ちなみに、当ブログではスミス氏をはじめとするトッテナムの偉大なるレジェンド達について簡単な紹介ページを設けています。
※DATA内スパーズ・レジェンド参照 今後も随時更新する予定(あくまで予定…笑)ではおります。

【リンク追加のお知らせ】
日頃、当ブログを読んで頂いてる読者の方がこの度ブログを開設なされたということで、リンクさせていただきました。
Tottenham まるかじり。 Sochaさん
チョイスする画像などセンスが光るブログです。大好きなトッテナムの他にApple , iPhoneなどの情報もあるそうです。
きつねの巣白面さん
セリエAのインテルを中心に、トッテナムの話題にも触れておられます。独自の視点を自身の言葉で伝えてて高感度大ですよ^^
当ブログはリンクフリーの方針ですが、随時、相互リンクも募集しております。
ご希望の方は是非コメント欄にご一報ください。(フットボールをメインに扱ってる方に限らせて頂いてます)

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【第5節】 トッテナム vs ウォルバー・ハンプトン

イングランド・プレミアリーグ10/11 5節

Tottenham 3 - 1 Wolverhampton 
         
Stadium:ホワイトハートレーン

              前半   後半   合計                               
トッテナム  0  3  3            
ウォルバーハンプトン  1  0  1
得点
Spurs:ファン・デル・ファールト、パブリュチェンコ、ハットン
Wolves:フレッチャー

1011 5
SUBS - Pletikosa , Bassong , Kranjcar , Palacios


今季開幕して4戦で1勝(それもホーム未勝利)と、なかなかリーグ戦で波に乗れないトッテナム。ホームでの初勝利を目指して
本拠地ホワイトハートレーンにウォルバーハンプトンを迎えた一戦は、先制されながら終盤の3ゴールを叩きこみ逆転勝利です!

いやいやいや~興奮しました。最近のスパーズってどちらかというと先制逃げ切り型で、リードされて終盤を迎えるような展開から
ひっくり返すイメージがあまり無かったんですけど、久しぶりに逆転劇を見たような気がします。ハラハラした分、喜び倍増ですわ。

■前半から攻勢、神出鬼没のファン・デル・ファールト
CLブレーメン戦は序盤から積極的な姿勢で好印象でしたが、この日も試合の入り方がとても良かった。左サイドからはベイルが
再三に渡ってドリブルで仕掛けていいクロスを供給し、クラウチの高さとキーンの鋭い動き出しで何度かチャンスを作り出す。
ラフィーは基本的には右サイドであったが、ポジションに囚われずかなり自由に動き回り、相手の空いてるスペースに入っていく。
正に「神出鬼没」という表現がピッタリで、ただ闇雲に動いてるのではなく、ここぞというタイミングで絶妙にボールを受ける動き出しが
巧みで何度も感嘆させられました。パスの受け手としてだけではなく、出してとしても視野の広さが半端無く、いつもいい場所を見てる。
まだ彼が入って数試合ですが、早くもフィットしてるように感じるのには驚きを禁じ得ない。まったくもって、もの凄い選手ですね。
モドリッチともニコとも違ったタイプでゲームを作れるし、早くもスパーズファンの心を掴みつつあるのではないでしょうか。

前線の動きが活発で好印象だった前半の中でも、その働きがひと際に光ったのはジーナス。ブレーメン戦で久しぶりに先発起用され、
献身的な働きを見せレドナップに絶賛された彼がこの日も素晴らしかった。中盤で労を惜しまず走り回り、ピンチと見るや果敢な
タックルで相手に主導権を渡さない。左サイドから走り込むベイルに通した絶妙なスルーパスなど決定機にダイレクトに絡むプレーも
見せたし、中盤~前線のスムーズなパス交換や攻守の切り替えに重要な役割を果たしていたのが、非常に好印象でしたね。
僕は正直言うと、ジーナス&ハドルストンのセントラルMFコンビには不安感が一杯だったんですよ。この二人が組むと何故だか
中盤でプレスが思うようにかからず中盤の攻防が後手に回ってたイメージがあったので。でも、この日は安心して見てられました。
相手がウルブスということもあり、中盤のレベルがもう一段、二段高いチームと当たるとどうかな?という懸念はあるにせよ、
この試合のように攻守にバランスが良いコンビを見せてくれれば、ジーナスの出番は今後も増えてくるのかなと期待を抱かせました。

前半だけでもラフィー、キーン、クラウチのシュートがハーネマンの好セーブに防がれるなど決定的な場面のオンパレードでしたが、
なかなか決めきれずにじれったいなぁ…と思っていたら、まさかまさかの先制点を許してしまいます。左サイドでエコトが振り切られ、
フレッチャーに一瞬の隙を突かれた。怒涛の猛攻を繰り出しながらも得点を奪えずに、相手にワンチャンスを決められてしまう。
展開からすれば3-0ぐらいでリードしててもおかしくない内容なのに、前半終了の笛を聞いた時には0-1になっているという不条理。
「またこんな展開で負けるのか…」という不安と「内容はポジティブだし、逆転してくれる!」と信じる気持が交錯する中、後半を迎えます。

■キッカケは突然に…。ハットンの意地が導いた逆転劇
前半終了間際にカブール→ハットン。最初はえっ?と思った。カブールは右SBとして積極的に(お前はMFかよ!ってぐらいに…笑)
攻撃参加してたし、かなり効いていたと思ったから。でも交代した時間が時間だけに不意のアクシデントだったのであろう。
代わって起用されたのがハットン。この日は普段レギュラーのチョルルカもベンチ外、同ポジションの若手ウォーカーもローン移籍で、
かつてはレギュラーを務めたものの昨季の度重なる失態で完全にサブに降格していた彼に久しぶりに白羽の矢が立つことに。
しかし、この「忘れかけられた男」ハットンがこれ以上無いくらいのパフォーマンスを披露してくれました。まずはあいさつ代わりの
クロスを放り込む(シュートだったかもしれん)とキーンが瞬時に反応しアクロバティックなボレーを促し、惜しい場面を演出。

一見して今日のハットンは気合が入ってるな!ってのが伝わってきた。出場機会を失い、自身の将来すら心配していた彼だけど、
試合前には「巡ってくる少ない機会でなんとかアピールしたい!」と意気込むコメントをしてくれていた。その言葉に違わぬ積極性。
これが功を奏した。自陣でボールを持つと、グングン持ちあがりエリア内にドリブル侵入。すると相手DFのウォードがたまらず倒しPKゲット!
攻めても攻めてもゴールが遠い重苦しい雰囲気をハットンが一発で変えてくれた。PKキッカーはなんとラフィー。そして…

ラフィーの記念すべきトッテナム移籍後初ゴール!プレッシャーの懸る中で、極めて冷静に、何事も無かったのように左隅に流し込んだ。
77分、遂に同点に追いつく。意気上がるトッテナムは逆転を目指して再びエンジンが点火。ハドルストン、ラフィーが立て続けに
ゴールに迫るシュートを放ち勝ち越しに意欲を見せる。残り時間も5分を切り、レドナップはとっておきのカードを切る。レノン投入。
素晴らしい働きをしていたラフィーを下げてまでも、最近思うように結果が出ず、この日はベンチに置いたスピードスターに賭ける決断。
これがピタリと当たる。レノンは相手陣内でボールを受けると巧みなステップで相手の裏をついてクロス、逆サイドに流れるものの、
かろうじて繋がったボールは、こちらも途中からキーンに代わってピッチに入っていて、ほぼ20分間何もしていなかったパブリュチェンコへ。

足下に転がってきたボールをしっかりと確実に決めて残り3分で逆転に成功。値千金の逆転弾を叩きこんだパブリュはユニフォームを
脱ぎ、なぜかそれをコーナーフラッグにかぶせて、コーナーフラッグを持ち上げ高々と突き上げる謎のセレブレーション(爆笑)
これは笑ったなぁ~。意味が解らん。ここら辺も含めてパブリュの魅力なんだけれどもね。とにもかくにも一気に逆転でWHLは最高潮。
直後には再びの爆笑シーンが。ほとんど全員が時間稼ぎでボールを回す中で、先制点のキッカケとなる大爆走を見せ気分上々のハットンが
再び見せ場を作ろうと図々しくも(いや、力強く…笑)エリア内にイノシシの如く突進。すると、相手DFがクリアしようと蹴ったボールが
突進してきたハットンに当たりゴールネットに吸い込まれる。ポンポーーーン♪ってピンボールみたいだったが、貴重なダメ押し弾に。
してやったりの笑顔で駆けだすハットン(実は彼もトッテナム移籍後初ゴールでした)に見守る観衆も爆笑しながらも温かい拍手喝さい。

同点に追いつくまではハラハラさせられる展開だったものの、終わってみれば終盤15分で3ゴール逆転と最高の結果となりました。
何より個人的には好きなタイプで復活を心待ちにしていたハットンの「らしさ」が久しぶりに見られて本当に嬉しかったです。
こういう燻っていた選手が活躍しての勝利は喜びも2倍になりますね。ジーナスもそうだけど、こういう選手たちが奮起してくれると
チームの底上げにも繋がるし、レギュラー争いも活性化して色んな意味でポジティブだと感じます。相変わらず負傷者が多くて
苦しい時期が続いているけれど、チーム一丸となって穴を埋めつつ勝っていくのが理想だし、その一端を見られて良かったです。

今日のGood ハットン。試合の流れを変えたのは紛れも無く彼だった。持ち味のダイナミックな攻撃参加が久しぶりに炸裂。
今日のBad  キーン。意欲的に前線で攻撃に絡んだ動き自体は悪く無かった。だが、惜しむらくは決定機を外し過ぎた。

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ドローもポジティブに

トッテナムにとってチャンピオンズ・リーグデビューとなったブレーメン戦を終えての監督・選手のコメントを。

We were fantastic - Harry (tottenhamhotspur.com)
まずはレドナップ。前半の出来はファンタスティックと称賛。ドローに終わったものの手応えは感じている様子。
前半の我々はファンタスティックだったね。試合開始から43分まではパスも繋がったし、ゲームをコントロール出来ていたよ。
2点のリードとなった時点で、追加点が生まれていれば良かったんだが、逆に1点を返されてしまった事で難しくなったね。
あれで完全に流れが変わり、相手が息を吹き返してしまった。同点になった後も、幾つかチャンスを作ったのだがね…。
前半を2-0で終えられなかった事、勝ち切れなかった事は大いに残念だが、全体を通して考えれば非常に満足している。
特に前半はしっかりとパスを繋ぎ、相手に何もさせなかったのだからね。これ以上は望めないくらいの出来だったと思うよ。
この日の前半のような戦いを続ける事が出来れば、自ずと結果もついてくるはずさ。
(レドナップ)
Best yet - JJ  (tottenhamhotspur.com)
お次は久しぶりの先発起用に献身的な働きで応えたジーナス。特に前半の出来には満足しているようですね。
CLでブレーメン、それも敵地というタフなシチュエーションの中で、相手に何もさせない見事な戦いが出来ていたよね。
あの43分間のパフォーマンスは僕がトッテナムに加入して以来のベストに近いものだったと思うよ。だから結果は悔しいよ。
せっかく前半にあれほど素晴らしい戦いが出来ていたのに、前半終了間際に許したゴールで相手を勢いづかせてしまった。
でも僕らはチーム一丸でなんとか立て直す事が出来たと思う。終盤にはあわやのチャンスも作ったわけだからね。
僕らはこの舞台に立つまでにとても困難なシーズンを乗り越えてきたんだ。だからこそ、この日はみんなが興奮していたよ。
(ジーナス)
Peter takes positives (tottenhamhotspur.com)
お次は驚異的な高さでゴールを奪って見せたクラウチ。ドローという結果にもポジティブに捉えている様子。
正直言って勝ち切れなかったのは本当に悔しいよ。ファンタスティックだった前半の出来を考えれば尚更そう思うよね。
本当に素晴らしいゲームへの入り方だったし、しっかりとボールを保持して戦えていたし、パスも見事に繋がっていたんだからね。
でも、僕らはCL初出場でグループステージの初戦だよ。それを考えれば上手く戦ったし、ポジティブに捉えていいはずさ。
僕らが本来の力を出せさえすればどんな相手とも戦える事は示せたね。でも、ホント勝てなかった事だけが残念でならないよ。
(クラウチ)

3人とも共通して前半の出来は素晴らしかったし、ゲームには手応えを感じているものの、勝ち切れなかった事を悔やんでいますね。
あの前半の失点が返す返すももったいなかったですよね。本当にあの一瞬だけ気を抜いてしまった。ミスからの失点だけに悔やまれる。
でも、いい教訓になったと前向きに捉えればいいんですよ。クラウチも言ってる通り、我々は初めてのCLへの挑戦なわけなので、
最初から上手くいくはずは無いんです。こういう経験を次への糧にしてチームが一段と逞しくなってくれればいいのですよ。
それにしてもブレーメンは強かったですね。1点返された後のスタジアムの雰囲気も凄かった。改めてCLの素晴らしさ、面白さと共に
怖さを体感してホロ苦さと、今後に向けた期待が同時に感じられた夜だったと思います。でも、本当にいい試合でしたよ。うん。

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【CL グループステージ】 トッテナム vs ヴェルダー・ブレーメン

UEFA・チャンピオンズ・リーグ10/11 グループステージ

Werder Bremen 2 - 2 Tottenham 
         
Stadium:ヴェザースタディオン

              前半   後半   合計                               
ブレーメン  1  1  2            
トッテナム  2  0  2
得点
Spurs:パサネン(O.G)、クラウチ
Bremen:H・アルメイダ、マリン

1011 CLGS1
Subs:Pletikosa , Bassong , Gallas , Kranjcar , Pavlyuchenko


トッテナムファンが待ちに待った世界最高の舞台、チャンピオンズ・リーグ、グループステージ初戦の相手はドイツの強豪ブレーメン。
敵地で前半から2点先取と予想外の展開でリードを奪いながらも、流石の攻撃力を見せつけられ2失点。互いに譲らぬ攻防でドロー決着。

惜しかったですねぇ~(笑)前半に2点リードとなった段階では、「あら?これ行けちゃうんじゃないの?」と淡い期待がありましたが、
流石はブレーメン、というか至高の舞台CL。簡単には勝たせてくれませんね。ただ、初挑戦の初戦、しかも敵地でドロー発進。
この結果自体は悪くないですし、上々のスタートだと思いますよ。勝ち切れなかったのを悔むべきか、ひっくり返されなかった事を
評価するべきか?意見は分かれるところではあると思いますが、個人的には存分に楽しめたし、後者を推したいかな…という感じです。

■サイド攻撃の意識が実った前半
指揮官レドナップは、この日も先週末のWBA戦同様に1トップの布陣を組んできました。試合前から「ホームは2トップが軸となるが
アウェー戦では中盤を厚めにした布陣で行くだろう」という方針を示唆していた通り、中盤をダイヤモンド型に配するブレーメンの
強力な攻撃陣を警戒し、クラウチを前線に、トップ下にラフィーを置く布陣で臨みました。モドリッチは遠征には帯同したものの、
本人が痛みを訴えていたので無理させずベンチ外。代わって左MFにはベイル、左SBにはエコトを起用し、右のレノンと共にサイドからの
攻撃を押しだして行こうという意図でしょう。スパーズ得意のサイド攻撃を有効に使えず1トップがイマイチ機能しなかったWBA戦の反省を
踏まえ、この日は序盤から積極的にサイドから崩そうという意図が感じられました。開始1分半弱で右のレノンが仕掛けてクロス、
そのすぐ後にもエコトが前方のスペースにベイルを走らせチャンスを作った。両翼が高い位置でボールを受けサイドから崩し、
中央ではラフィーがキープ力を見せ絶妙なタメを作るなど序盤は最高の立ち上がりで試合をコントロール出来ていたと思います。

そんないい流れの中から、ラッキーな形で先制点が。エコトが絶妙な縦パスをスピードに乗って受けたベイルがダイレクトで折り返した
グラウンダーのクロスをカットに行った相手DFパサネンがオウンゴール。シンプルながら非常に効率の良い理想的な形のゴール。
先制したトッテナムはその後も攻勢。ベイルが右SBのフリッツをあざ笑うかのように翻弄して得たFKからこぼれたボールをジーナスが
ボレーでサイドに展開、待ち構えていたラフィーが魔法の左足を振り抜くと素晴らしい軌道を描いてクラウチの頭にピタリ!
その尋常ない高さで相手DFを難なく制したクラウチが放ったヘッダーはゴール左隅に吸い込まれる。アメージングなクロス&ヘッダー。

ホームで0-2とされたブレーメンは完全に後手に回る苦しい展開も、ホームの声援に押され次第に反撃。口火を切ったのはドイツの
若き至宝マリン。抜群のテクニックで相手ににじり寄りつつ相手の隙を見逃さず一瞬の加速力で振り切るドリブルは驚異的だった。
26分にはマークにつくレノンを左手でブロックし、体勢を崩しながらも思い切ってシュート。これをハドルストンがナイスブロック。
ブレーメンは猛烈にハンド!と抗議。確かにリプレーで見るとハンド。しかし、ハドルストンはさも顔面でブロックしましたよってな
感じで首を横に振って痛がる主演男優賞ものの演技を披露(笑)まぁ、褒められたもんではないけど、こういう狡猾さも時には必要。
ブレーメンの反撃も集中した守備(+運)で凌ぐと再びトッテナムも攻勢を強める。ベイルは相変わらずフリッツをチンチンにかわし、
ラフィーは視野の広さと長短のパスでリズムを作る。追加点にこそ至らなかったものの完全に試合を支配してるのはトッテナムだった。

しかし、一つのもったいないプレーから試合の流れが激変する。この日は序盤から攻守に渡り上々の動きを披露していたエコトが
魔がさしたのかなんでもないクリアをキックミス。そこからの流れでウェズレイのクロスを許し、H・アルメイダのゴールに繋がる失態。
これは非常にもったいない失点でしたね。H・アルメイダにもキングとエコトが2人で対処したものの、どちらが体を寄せるのか中途半端で
結局ついたのがエコトだったが、若干のミスマッチだった。本来はキングがついてエコトがカバーするべきだった場面なのだが、
二人とも一瞬判断が遅れて躊躇した。クロスが山なりだった事もありクディチーニも思い切って飛び出すべきだったかもしれないが、
こちらも前に出かけたものの躊躇して後ずさりし、成す術なくヘッダーを許してしまった。幾つかの判断ミスが招いた悔やまれる失点。
前半を2点リードで折り返したかったトッテナムと何とも嫌な時間(前半43分)に1点を返されてしまう。振り返ればこれが痛かった…。

■ブレーメンの怒涛の猛攻に防戦一方だった後半
前半終了間際に喫した1失点で試合のリズムも、スタジアムの空気もガラリと変わった感がある。そこまでの時間帯ではトッテナムが
終始試合をコントロールし、ブレーメンはどこか本来の実力が出せずに攻めあぐね、もがいていた印象だ。しかし、1点を返した事で
ブレーメンの目の色が変わった。後半開始早々にハントが強烈なシュートでクディチーニを脅かすと直後の47分、遂に追いつかれてしまう。
中央でボールを受けたマリンが個人技から鮮やかに振り抜いた右足一閃、地を這うような鋭いシュートがクディチーニの横っ跳びむなしく
ゴール左隅に突き刺さる。なんということだ…。前半最後の2分間、後半最初の2分間、わずか4~5分の間に2点のリードが無くなった。
前半途中からふくらはぎに張りが出ていたらしいラフィーが退き、キーンを投入するものの、スイッチが入ったブレーメン攻撃陣の
勢いは増すばかり。そこからは怒涛の猛攻を受けシュートを雨あられの如く浴び続ける苦しい展開で、もはやノックアウト寸前に。

それでもバックラインはキング、カブールを中心に体を張った守備で耐え凌ぎ、中盤ではジーナスとハドルストンが必死にボールを追い、
なんとかこのドローを守りきるんだという気迫は感じた。特に奮闘が光ったのがカブール。力強いブロックはもちろんのこと、
時には攻撃にも行く積極的な姿勢を見せ、見ていて頼もしかった。チョルルカが再三に渡って軽い守備を見せていたけれど、
カブールがしっかりカバーリングして事なきを得たという場面が幾つもあった。やはりこいつはSBじゃなくてCBでの起用がいいね。

あと、久しぶりの先発起用となったジーナスの献身的な働きも見逃せない。地味ながら縁の下の力持ちとしてチームを支えていた。
運動量も豊富だったし、ポジショニングも絶妙で中盤のスムーズなパス回しや、ラフィー、ハドルストンの持ち味を引き出していた。
そして、キーン。彼もまた頑張っていた一人。ラフィーが退いて以降、ボールを繋げず守備に追われ、前への推進力を欠いていた
チームにあって、前線と中盤の繋ぎ役に徹しながら、なんとかボールを前に運ぼうと懸命に走り回っていましたからね。
こういう目立たないけどチームの為に懸命にやってくれてる選手らを僕は讃えたい。目に見えやすい結果だけを評価しちゃダメです。

そしてドローで凌ぎ切れたのは何と言ってもパラシオスの働きですよ。膠着した試合展開でなかなか動かないレドナップにヤキモキしたけど、
レノンに変えて右サイドに本職は中央で守備的MFのパラシオスを入れるという、この一見奇策にも感じられる采配がグッジョブでした。
ハッキリいって、後半半ばから終盤までのトッテナムには攻撃に行くパワーは残っていなかった。怒涛の猛攻を受け続けエネルギーを
使い果たし、カウンターのチャンスがあってもベイルら数人を除いてほぼ全員の足が止まっていた。そんな展開だったので、
この時点で2-2でそのまま終わるのが第一目標に切り替わった。その意思を一番解りやすいメッセージとして表したのがこの交代策です。
それは単に「守備固め」のメッセージに留まらず、こちらの右サイドを再三に脅かしていたマリンへの対策をも兼ねていた。
マンマークとまではいかないもののパラシオスをかなり密着してマリンにぶつけ、その勢いを鈍らせた働きは素晴らしかった。
終了間際にはあわや勝ち越しのスルーパスも出したしね(笑)クラウチが外したけれど、最後の最後に攻撃でも見せ場を作った。

結局、2-2のままタイムアップし、トッテナムのチャンピオンズリーグデビューは難しい敵地でのドローという結果に終わった。
だが、非常にポジティブだったと思います。試合前は「アウェーの1トップで守備的に」というレドナップの言葉を聞いて、
「それは無理だっての。スパーズはそういうチームじゃね~だろ!」と思ってたんですが、蓋を開けてみればシステムこそ1トップだが、
序盤から積極的に攻撃に出る姿勢を見せてくれました。しかも、WBA戦での反省を踏まえ、しっかり修正もしてきた。これは評価したい。
決して100%のトッテナムが見られたわけではないし、ブレーメンの(特に前半の)もたつきに助けられた面はあったけれども、
選手たちがアウェーでも臆さず思い切って戦う姿を見られたし、初めてのCLを存分に楽しめました。結果云々よりもそれだけで満足です。

今日のGood カブール。キングと共に力強い守備で貢献。ミスらしいミスも少なく周りの選手をも助ける頼もしい出来だった。
今日のBad  チョルルカ。こちらは逆に「助けられた」側。ポジショニングも悪く、守備も軽い。あの堅実でクレバーな守備はどこへ?

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【第4節】 トッテナム vs WBA

イングランド・プレミアリーグ10/11 4節

West Bromwich Albion 1 - 1 Tottenham 
         
Stadium:ホーソンズ

              前半   後半   合計                               
WBA  1  0  1             
トッテナム  1  0  1
得点
Spurs:モドリッチ
Baggies:ブラント

1011 4
Sub:Pletikosa , Bassong , Ekotto , Jenas


インターナショナルマッチウイークを挟んで2週間ぶりに行われたアウェーでのWBA戦は今夏新加入のギャラス、ファン・デル・ファールトが
デビューを飾ったものの、新布陣が終始噛み合わない低調な内容。先制しながらもすぐに追いつかれ、1-1のドローに終わっています。

苦しかったですね…。新布陣で臨んだだけに連携面含めて課題は山積みという印象で、これはかなり時間がかかりそうだぞ…と。
終盤には立て続けに決定的なピンチがあったし、正直、完全なる負け試合という内容だったので、ドローで終わって御の字でしたね。

■4-4-1-1の新布陣
先日の記事にてデフォーの3ヶ月離脱を受けてどういう風に穴を埋めていくのか?を考えてみましたが、レドナップはシステム変更を
チョイスしてきました。パブリュの1トップ、トップ下にラフィーでモドリッチは左サイドという形。しかし、ポジションはかなり流動的で、
モドリッチもラフィーもかなり自由に動き回っていた印象。攻撃は比較的左サイドに偏った傾向で、ラフィーとモドリッチの二人に
左SBのベイルのオーバーラップを絡めるというのが狙いだったのかなとは思うんだけど、正直カオス過ぎてよく解りませんでした。
当然1試合で判断はしませんが、お世辞にも機能してたとは言い難い。攻撃がチグハグなのは言わずもがなですが、守備までボロボロ。
どう攻め、どう守るかという約束事がほとんどなく(あったんだろうけど意図が全然見えない)個々がバラバラに頑張ってただけでした。

気になったのは全体の運動量が非常に少ない点。パスも足下から足下ばかりで単調で、攻撃にリズムが全く生まれなかったです。
運動量の少なさに加えて致命的だったのが動きの質の低さ。パスの受け手も出し手もスペースを意識せずに、全部足下なんですよね。
下手に中盤に人数多いもんだからゴチャゴチャと人ばかりいて、それぞれの距離感もよろしくない。一言でいえばバランスが悪すぎる。
6分くらいのラフィーとレノンが絡んでシュートまで持っていった場面が一つの狙いというか、一番ガッチリとハマった形でしょうが、
それ以外では決定的だったなぁと言える場面が少なかったですよね。懸念していた通りパブリュチェンコにはボールが収まらんし、
時間の経過と共に孤立しちゃいました。どんどんラフィーとの距離感も遠くなって、全体が間延びしていくとボールすら回ってこない。
パブリュだけの問題ではもちろんありません。彼なりにサイドに流れてボールを受けたりもしてたし。だけど、ボールを引き出す
動きはやっぱり物足りないし、ポストプレーでも簡単にボールロストしちゃったり、中盤からのサポートを受ける前に潰されちゃう。

で、このシステム変更での一番の犠牲者というか持ち味が完全に消されたのがレノン。彼自身の出来もあまり良くは無かったけど、
まずそれ以前の問題かなと。レノンのスピードだったり突破からのクロス、シュートはトッテナムのストロングポイントであったのに、
それを活かそうという意図が最後まで見えなかった。挙句の果てには後半で途中交代。どうも、最大の武器を捨ててる気がしてならない。
で、この布陣が機能しなかった最大要因がセントラルMFの二人。ハドルストンは主将を任され、中盤の底からの展開力を期待したが、
効果的な散らしも出来ず存在感がまるで無し。パラシオスは昨季後半からずっと不調で彼本来のボール奪取力が影を潜めてる。
この日もこの二人でプレスが効かず、後半には相手に完全に主導権を握られちゃいました。二人ともお粗末なパフォーマンスでした。

まだこの布陣で戦う1試合目なので、連携はほぼ皆無。それ故に仕方ない面もあるが、方向性が正しいのかはちょっと疑問符も。
中盤に人数を増やして多彩なMFの構成力に期待するのはいいけど、昨季4位を達成してかなり完成の域に近づいていたチームの良さを
活かしつつ進化させようという風にはあまり見えないのが気がかりです。むしろ逆行してるというか。巧く表現出来ないけど。
いずれにしろまだ判断を下すにはあまりにも早いのでもう少し様子を見なければなんとも言えないですね。試行錯誤しながら
ポイントを積んでいけるほどにチームが熟成されてるとは言えないので、しばらくは我々ファンも辛抱する必要性がありそうです(苦笑)
恐らくはホームでは2トップで攻撃的に、アウェーではこの日のように中盤を厚めに…と使い分けていく気がしてるんですが、
どちらも中途半端でズルズル行くのが一番マズイので、特に1トップでのチームとしての形をなるべく早く固めたいところです。

■孤軍奮闘のベイル
バラッバラのチームにあって孤軍奮闘してたのがベイル。彼はMFだろうがSBだろうがどっちでも変わらんくらいに攻めますね(笑)
欲を言えばGKとの一対一は決めて欲しかったけど、あれだけ走り回ってクロス挙げまくってくれてる彼は責められないですよね。
なんせベイルにおんぶにだっこですもん。ちょっと彼の突破力に依存し過ぎな気もするぐらいで。もっと周りが助けてやらんと!

モドリッチは先制ゴール、お見事でした。崩したわけではなくラッキーな形で彼の所に転がってきただけなんだけど、しっかりと
その場所に詰めてるのが素晴らしいし、決めきったのは流石。苦しい試合展開だっただけに、彼のゴールには救われました。
ただ残念なことに負傷により途中交代。足を蹴られたみたいで松葉杖で会場を後にしたんで、あぁ~昨季の腓骨骨折再来か…と
思ったんだけど幸い骨折は回避出来てCLのブレーメン戦にも帯同する模様。ここにきてモドリッチまで抜けるとかなり痛かったので、
一安心…ですが、無理してプレーして悪化させて長期離脱…ってのは避けたいんであまり無理して欲しく無いってのが本音です。
あと、チームを救ったクディチーニの活躍も忘れちゃいかん。失点シーンはゴチャゴチャの中からブラントに無理くり押し込まれ、
カルロ自身の判断もやや遅れ気味だったけど、終盤に訪れた再三のピンチにグッドセーブ連発で立ちはだかったのはお見事。
相手の拙攻に助けられた感もあるけれど、カルロの好セーブが無ければ敗戦でしたからね。前節のミスを取り返した働きはグッジョブ。

■ギャラス、ラフィーがデビュー
EURO予選で攻守のキーマンであるデフォーとドーソンが負傷し、共に長期離脱が決定した事もあり、今夏に新加入したギャラスと
ラフィーがさっそくメンバーに名を連ねました。特にギャラスに関してはもう少し違和感を感じると思ってたんだけど案外すんなりと
受け入れているというか、何年も前からスパーズ戦士だったかのような錯覚まで起こすぐらいにしっくりと収まってたから不思議です。
やっぱり自分は選手云々では無く、トッテナム・ホットスパーというクラブが心底好きなんだとある意味再認識させられました。
スパーズのユニフォームを纏った姿を見ると、もの凄く嫌いだったはずのギャラスをもう好きになりかけてる自分がいましたし…(笑)

で、肝心のプレー面ですが可も無く不可も無くといったところでしょうかね。本来の彼の実力からすれば低調な部類だとは思うけど、
CBの相棒はこの日はカブールでしたが彼と組んだのも初めてだし、そもそもがデビュー戦。割り引いて考えてあげないと可哀想ですよね。
連携が深まってくればもっと彼の良さが出せると思うのでそこまで心配はしてません。この日も単純なミスが幾つかあった一方で、
ピンチの芽を確実に摘む力強い守備も見られた。試合前の円陣では積極的に声を出して手を叩き、周りを鼓舞してて頼もしかったですよ。
ただ、本人はあまり納得してないでしょうね(笑)思い通りにいかないなぁ~という表情で首を横に振ってる場面なんかを見ると。
周りの選手と呼吸を合わせることにかなり気を使っていた印象なんで、早くいい意味での彼の図太さみたいなのが出てくればなぁ…と。

お次はラフィー。どういう起用法で来るかな?プレミアデビューでどれぐらい動けるかな?と色んな意味で注目していたんですが、
デビュー戦という事を考えれば及第点、いやそれ以上の評価を与えてもいいんじゃないかな?少なくともポジティブではありました。
ラフィーもギャラス同様に連携が深まってくればもっとやれそうだと感じましたね。案外プレミアに順応するのも早いかもしれないなと。
チームが新布陣で戦った事もあり攻守にバラバラな状況の中でも、キラリと光る個人技であわやの場面を何度か作ってたのも
能力が高い証拠で、苦しい局面でも一発で決定的な仕事が出来そうという印象は持ちました。序盤にバイタルに侵入しつつ、レノンに
ヒールで折り返した場面とか、後半にベイルがGKと一対一になる場面を演出したカウンターからの展開も確か彼のパスでしたよね?
枠には飛ばなかったもののFKを任されたり、CKも蹴っててそれなりに精度の高いキックを披露してたので、プレースキッカーとしても
今後は武器になり得るんじゃないかな…と思ったり。まだまだ1試合目なので本来の実力からは程遠いんでしょうけど、デビュー戦から
これぐらいやれるんなら上々でしょう。彼自身も手応えは感じたようなので、こちらもギャラス同様、今後に期待が持てそうです。

苦しい内容で、なんとか1ポイントを持って帰ったという試合でしたが、新戦力の二人が加わってまだまだこれからでしょう。
この日の新布陣を今後も続けるのか、従来の4-4-2に戻すかは解りませんが、なるべく早い段階で形を見つけて欲しいですね。
ここまでの4戦で1勝1敗2分け。対戦相手を考えれば期待を下回るスタートですから、そんなに悠長に構えてられる余裕は無いんでね。
とりあえずは水曜日早朝のCLブレーメン戦。これはこれで楽しみですが、週末のウルブス戦は今度こそしっかり勝ちきらんといかんですよ。

今日のGood クディチーニ。失点の場面は判断がやや遅れたが、終盤の度重なるピンチをビッグセーブで救った。
今日のBad  ハドルストン&パラシオス。二人とも攻守に渡って存在感が希薄で、低調なパフォーマンスに終始。

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継続 or 革新? デフォーの穴をどう埋める?

先日のEURO予選で負傷により途中交代していたデフォーの気になる怪我の状態が明らかにされました。

Defoe update  (tottenhamhotspur.com)
クラブ公式サイトによる発表によれば足首の靭帯損傷により手術が必要で、離脱期間はおよそ3ヶ月間に及ぶ模様です。

今季の守備の要として期待されたドーソンの最大8週間の離脱が明らかになったばかりで、今度はFWの軸であるデフォーの離脱が決定。
しかも3ヶ月とは…。怪我した直後には本人が「すぐ復帰出来そう」と楽観的なコメントを出してたので、まさかここまで重い怪我だったとは
思わなかったので残念ですね。でも無理して更に悪化させてもしょうがないですし、手術してしっかりと完治させるのは良い判断でしょうね。
これで前線にも心配の種が増えたわけですが、僕はそこまでネガティブにも捉えていません。(というより、捉えたくないというか…)

確かにデフォーは昨季チーム最多のゴールを挙げて、先日の代表戦でもハットトリックするなどすこぶる好調をキープしていたので、
3ヶ月もの長期離脱はチームにとってかなりの痛手です。しかし、こういうことは長いシーズンであり得るし、そういうアクシデントが
生じたならばそれを他の誰かが補って埋めるのがチームというものです。デフォーがいなかったから、ドーソンがいなかったら負けた…
という類いの言い訳は通用しない世界ですから、当然、残ったメンバーが奮起して彼らの離脱を感じさせない働きを見せねばなりません。
FWはクラウチ、パブリュチェンコ、キーン、ジオの4人。この4人を中心にデフォーの穴をどう埋めるか?が今後3ヵ月間のテーマになる。
今のところ考えられる選択肢を幾つか挙げて、その難しいテーマの解決策をを少しばかり考えてみたい。

1.昨季から継続してきた4-4-2の維持
どのFWも絶対に1トップをこなせないことは無いが比較的1トップの適性が無く、2トップが向いている事が明らかではあるので、
一番しっくりと収まるのではないかと考えられる。これまで4-4-2以外のシステムではさしたる成果を挙げてこなかったトッテナムには
最も合っているし、昨季から継続してきてそれなりにチームとしての形が出来あがっている為、リスクが少ない戦い方だとは思う。
単純にこれまでメインに用いてきた2トップを継続するのであれば、この4人でのベストな組み合わせを模索していくことになるが、
これまでの起用法を見る限りジオがファーストチョイスになる事は考えにくいので、恐らくはクラウチを軸に据える事になるだろう。
クラウチとキーン、或いはパブリュチェンコ。前者は典型的な高さ&速さという所謂「凸凹コンビ」型で一番ベーシックな方法論。
後者は大型のストライカーを二人並べる「ツインタワー」で頻度こそ多くは無いが、昨季にも何度スクランブル的に試された布陣である。

どちらかといえばクラウチとキーンを組ませるのがベスト。キーンは最近こそ出場機会を減らし序列が下がった感があるけれど、
元々長身でポストプレーが出来るFWと組んでこそ持ち味が発揮されるタイプ。クラウチが落としたボールにキーンが詰めるという形で
ある程度の計算は出来るし、二人ともその形が最もやり易いのではないかと想像する。デフォーの役割をそのままキーンが担えばいい。
むしろ、最近はあれこれとチームの中での役割を考え過ぎて空回りしがちな傾向のキーンに「フィニッシャー」という役割に特化させて、
プレーさせれば彼本来の得点力が復活するのでは?という期待はある。セカンドトップとしてのキーンの得点力を見限るのはまだまだ早い。
一方のパブリュチェンコは大型ながらポストプレーにはイマイチ期待出来ない。本来は出来るはずの選手だと思うんだけど、
いかんせん相手を活かすより自らが強引にでもフィニッシュに持っていく傾向が強い。クラウチと併用された試合ではお互いの役割が
中途半端になりコンビとして機能する印象は薄い。仮にパブリュチェンコを使うならキーンと組ませた方が好ましいというのが僕の意見だ。

2.新システムの導入(4-4-1-1、4-2-3-1)に伴う1トップへの移行
1が継続性を重視した保守的な方法論であるとするならば、こちらは選手の並びも戦い方も積極的に大きく変えていこうという革新路線。
個人的にはトッテナムの縦に速くサイドをシンプルに使った4-4-2が好き(加えて、それ以外で戦った時の残念感が半端無かった)なので、
あまり支持しないんですが、モドリッチ、ニコに加えて今夏ラフィーが加わった事で厚みが増した中盤の構成力を前面に押し出そうという
考え方も悪く無いし、そういう戦いも身につけられれば、チームの戦術の幅も広がるし、色んな相手に対応出来て、総合力は上がるだろう。

中盤の2列目はどういう並びにしてもそれなりに対応出来るとは思う。モドリッチ、ニコ、ラフィーはトップ下、サイドいずれもこなせるし、
守備的MFの位置もハドルストン、パラシオス、新加入のサンドロで回せる。一番しっくりくるのはラフィーをトップ下に据えて、
モドリッチは一列下げた位置からゲームメーク、左サイドはニコかベイルを置くという形だろうか。もしくは思い切ってレノンを外し、
守備的MFを3枚並べて、トップ下にモドリッチ、ラフィー(あるいはニコ)を並べるクリスマスツリー型4-3-2-1も可能ではある。

しかし、問題はやはりFW。いかんせん1トップの役割をしっかりこなせるFWがいない為、せっかくの豪華MF陣の共演も絵に描いた餅になる
危険性を多分に秘めている。僕が4-4-2からの移行に消極的な最大の理由が正にここで、前線でボールが収まらず攻守が分断されFWが孤立、結果、攻撃に全く厚みが出ない可能性は十分に考えられる。レドナップ就任直後にモドリッチが4-4-1-1のトップ下を務めていたが、
FWと共に孤立してほとんどボールに触れなかった経緯がトラウマになってるのかもしれないけど(笑)それも十分あり得ますからね。
ドログバ、F・トーレス、ルーニーみたいに1人でなんとか出来ちゃうFWがいれば話は別だが、現有戦力のFWにそれは求められないので、
1トップのシステムを機能させるならば、どれだけ中盤が押し上げてFWをサポート出来るか。詰まる所この1点に尽きると思います。
加えてレドナップがそういった戦術的オプションの引き出しを持ち得ているか(ここも甚だ疑問だったりするのだが…苦笑)も不安材料。
ポーツマス時代もトッテナム就任後も1トップを用いた幾つかの試合を観てきましたが、とても機能的だったとは言い難いですし…。

ただ、前述した通り、ラフィーが加入した事で、これまでよりも遥かに1トップへ移行出来る下地は整いつつあるとは思います。
クラウチ、キーン、パブリュなら誰を1トップに据えたって五十歩百歩なのは目に見えている(若干クラウチかなという気はするが)ので、
FWを孤立させないように中盤のアタッカー陣がどれだけ効果的に絡めるか、そして機能させられるかを現在のチームで観てみたい…
という想いは当然ながら僕にもあるので、このデフォーの負傷離脱というのは怪我の功名というか、新システムへの移行に思い切って
着手する、いいタイミングなのかもしれません。戦術にしろシステムにしろ、状況に応じて流動的に柔軟に使い分けるのが理想ですしね。

いずれにしろ、本日のアウェーでのWBA戦でどういう布陣、どういう戦い方をチョイスしてくるのかは非常に楽しみではあります。
無論、勝利は必須ですが、願うならば来週のCLブレーメン戦のみならず、今後のリーグ戦を戦い抜くうえで、明るい見通しが
開ける試合内容であれば…と思います。ドーソン、デフォーという昨季4位の原動力となった攻守のキーマンを欠いた中でも、
力強く勝ち点3をもぎ取り、且つ今までに見られなかった新しいスパーズの一面を垣間見れる一歩となる試合になればいいですね。

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偉大なチームの一員に

今夏の移籍市場最終日に電撃的にトッテナム加入が決まったファン・デル・ファールトがスパーズ・ロッジでの練習に合流。
トッテナム加入の喜びを語る彼のコメントと共に、さっそく届いた練習風景の模様をいくつかの写真を添えてお届け。



Great club - Rafael (tottenhamhotspur.com)
トッテナムに加入する事が出来て本当にハッピーだよ。偉大なクラブだし、ここで試合に備えて毎日練習するのが今から楽しみだね。
みんな良くしてくれてるし、まるで我が家にいるようにリラックス出来てるよ。チームを見渡しても本当に素晴らしい選手が揃ってるね。
ギャラスと最初に会ったんだけど、彼は大きくて強くて本当に偉大なディフェンダーさ。彼と味方であるのが頼もしい限りだよね。
モドリッチ、クラニチャール、素晴らしいストライカーであるキーンにデフォー。そしてレノンにベイル…etc 挙げていけばキリが無いよ。
素晴らしい選手が多くいて、チャンピオンズ・リーグを戦う事が出来る。素晴らしいグループに入ったし、今から楽しみで仕方ないよ。
トッテナムは本当に偉大なチームだと思うし、このメンバーと一緒なら多くの目標を達成出来ると本気で思っているよ。
(ファン・デル・ファールト)

 
6.jpg 
ようこそラフィー!加入決定直後は実感が沸かなかったけど、こうして練習に参加してる写真を見ると、本当に来たんだな~と、しみじみ(笑)
笑顔も溢れてますし、彼のコメントの中でもいい雰囲気でリラックス出来てるのが伝わってきたので、さっそく馴染んでるみたい。
レアル・マドリーのような大きなクラブにいただけに、どうしても世間的な印象では格落ちみたいに見られてしまうのかもしれないけど、
彼自身はそんな事は微塵も思っていなくて、トッテナムが偉大なクラブであり、素晴らしい選手たちが揃ってるチームである事、
また自身もその輪に加わって戦うのが楽しみだという事がとても伝わって来て、彼の人柄が滲み出る素敵なコメントだと思いました。

トッテナムに久しぶりに加わったビッグネームだけにファンの期待も大きいだろうし、それに比例して彼にのしかかるプレッシャーも
大きいと思うんだけども、プレミアリーグ初挑戦ですし、まずはイングランド・フットボールにしっかり順応する事が何より先決なので、
長い目で見てあげたいな…と思っています。今でこそ押しも押されぬ司令塔として君臨してるモドリッチだって加入当初は苦しんだし、
パブリュだって順応するのにもの凄く時間がかかった。他のクラブを見たってF・トーレスとかアルシャビンみたいに、加入してすぐさま
活躍する方が稀なケースなので、最初は彼本来の力が出せなくても無理からぬ事です。まずはこのフィジカル的にタフでスピーディーな
独特の流れに慣れる事から初めて、そのうえで少しづつ彼のテンポだったり、間合いなんかをチームメートと連携を深めて行ければいい。
デビュー戦はいつになるのかな?ラフィー自身もも新たなチャレンジに燃えてるでしょうが、僕らも彼の姿を見るのが今から楽しみですね。

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EURO 2012への道 #1

インターナショナル・マッチウィークで欧州各国はEURO2012に向けた予選を戦っています。各国間のレベルの差が小さく、実力が拮抗
してることからW杯以上にハイレベルな試合が繰り広げられるのがこのEURO(欧州選手権)です。ポーランドとウクライナの共催で行われる
2012年の本大会の出場を目指す予選の結果を、主にトッテナム・ホットスパー在籍選手の所属国にフォーカスしてお伝えします。

アイルランド
アイルランド 3-1 アンドラ
 【IRL:Kilbane (15')Doyle (41')Keane(54') AND:C. Martínez (45')】
☆IRL:ロビー・キーン(先発フル出場、1ゴール)
ロシア
ロシア 0-1 スロバキア
 【SVK:Stoch (27')】
☆RUS:ロマン・パブリュチェンコ(71分から途中出場)
オランダ
オランダ 2-1 フィンランド
 【NED:Huntelaar (7',16') FIN:Forssell(18')】
☆NED:ラファエル・ファン・デル・ファールト(先発64分間出場)
スコットランド
スコットランド 2-1 リヒテンシュタイン
 【SCO:Miller (63')McManus (90+7') LIE:M. Frick (47')】
☆SCO:アラン・ハットン(先発フル出場)
イングランド
イングランド 3-1 スイス
 【ENG:Rooney (10')A. Johnson (69')Bent (88') SUI:Shaqiri (71')】
☆ENG:ジャーメイン・デフォー(先発71分間出場)

クラブではなかなか出場機会に恵まれないキーンは代表では好調をキープ、この日もゴールを挙げて2連勝に貢献しています。
新加入のラフィーもフンテラールの先制弾をアシストしたようですね。こちらも2連勝となっています。一方でパブのロシアは思わぬ敗戦。
ハットンのいるスコットランドは苦しみながらもロスタイムの劇的勝ち越し弾で格下のリヒテンシュタインを退けています。
失意のW杯からの復活を目指すイングランドはエースのルーニーがゴールを挙げて快勝。しかし、ウォルコット、デフォーの二人が
負傷で途中退場と若干シニカルな勝利となってしまいました。ドーソンに続いて今度はデフォーまで負傷とはなんということだ…。
クロアチア
クロアチア 0-0 ギリシャ

☆CRO:ルカ・モドリッチ、ヴェドラン・チョルルカ、ニコ・クラニチャール(先発フル出場)、スティペ・プレティコサ(出場なし)

同時刻にイングランド対スイス、アイルランド対アンドラなど気になる試合もあったんですが、負傷明けのモドリッチが出るということで、
クロアチア対ギリシャをチョイスしました。しかし、結果はホームで試合を支配しながらのスコアレス・ドロー…と消化不良気味でしたね。
ガッチリと引いて守りを固める(これが最大の武器なんだけど…笑)ギリシャの前に攻めあぐね、数度あった決定機もモノに出来なかった。
しかもギリシャはかなり狡猾というかラフプレーギリギリのタフなファイトを仕掛けてきたので、普段は温厚で感情をあまり表には
出さないモドリッチが珍しくキレてました。まぁ、あれだけしつこくやられるとなぁ…とは思いましたが、クロアチアは敵の術中に
見事ハマり、自分たちの良さを最大限出せなかった印象。攻撃的なタレントを多く揃えてるんだけど、イマイチ噛み合ってないというか。

ただ、モドリッチは負傷明けの影響をあまり感じさせずかなり走ってたし、鋭いパスを何度も通して決定機を再三演出してました。
この感じだと復帰もOKかな?とは思うんだけど、少し負傷個所を気にするような素振りもしていたような…(気のせいかもしれないが)
チャーリーはセンターバックに入って及第点の出来(というかほとんどギリシャに攻められていない)だったけど、心配なのがニコで、
完全にブレーキでしたね。運動量も少ないし、シュートはことごとく外し、動きにキレが無い。90分引っ張ったのが不思議なくらいの出来。
ちょっとコンディションが低下してる時期なのかもな。まだモドリッチは万全ではないし、ラフィーもすぐにフィットするかは未知数なので、
ニコが不調なのは気がかり。まぁ、3選手がフル出場して、新たに怪我をしないで戻って来てくれるだけで十分ポジティブですけどね。

総じて、上々の結果ですがデフォーの怪我の具合が心配されますね。映像観た感じだと、足首なのかな?軽傷であればいいんですけど…。

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ドーソンは2ヶ月の離脱

まずは、先日のEURO予選で先発出場しながら、無念の負傷による交代を余儀なくされたドーソンの気になる診断結果から。

Dawson update (tottenhamhotspur.com)
クラブ公式サイトによる発表では土曜日に行ったスキャンによる精密検査の結果、左足首と左膝(内側側副)靭帯損傷とのこと。
気になる離脱期間ですが6~8週間と予想され、当然ながら招集されていた代表から離脱し、クラブに戻って治療に入っています。

Harry's relief (tottenhamhotspur.com)
2ヶ月の長期離脱が決定したドーソンについて指揮官レドナップのコメントを。
まず率直に言って、クラブにとってもドーソン自身にとっても非常に大きな打撃だし、とても残念なニュースだよ。
ただ、最初に観た時はもっと深刻な事態になりそうだと思っていたから、最悪の事態を避けられたのは良かったかもしれない。
もしも怪我した箇所が十字靭帯の損傷であったなら、2ヶ月の離脱どころか今季いっぱい彼を欠く事も十分考えられたのだからね。

ウッディは現在復帰に向けて必死に戦っている。そして、キングは毎試合に出場させられない。昨季はドーソンもアキレス腱の怪我で
欠いていた時期もあった。だからこそ、ギャラスを獲得したんだ。このポジションには補強をする必要性を常に感じていたからね。
バソングは昨季素晴らしい活躍を見せてくれて、有能なバックアッパーを抱えてはいるが、CBというのは経験がモノをいうポジション。
キングやドーソンにはその経験があるが、同様にギャラスの持つ経験やノウハウが我々にとって非常に貴重な力となるはずだ。
彼はトップレベルの選手さ。彼が過去に示してきた実績こそがそれを如実に物語っている。彼の力は我々の大きな助けとなるだろう。
(レドナップ)
 
怪我を負った代表の試合は実際に観ていなかったんですが、一夜明けた現地での反応を幾つか拾った感じでは今季絶望もやむなし…と、
かなりネガティブな空気だったんで、離脱期間が6~8週間で済みそうという診断結果は不幸中の幸いと言えるのかもしれませんね。
ドーソン仮に十字靭帯損傷だったとしたら最低でも半年の離脱は避けられなかったでしょうから、最悪の事態を免れたのは良かった。
しかし、重傷であることには変わりなく、守備の要として期待していた彼を2ヶ月もの長い間欠く事になったのは痛恨の極み。

大事なリーグ序盤戦欠場はもちろん、CLでも最初の3試合はアウト。4戦目となる、ホームでのインテル戦(11/2)に間に合えば御の字で、それまではキングを軸に、新加入のギャラス、昨季までCBの一角を支えたバソングに、カブールを加えた3人で補う事になるでしょう。ドーソンは悔しいでしょうが、まずはじっくり怪我の完治とコンディションを整える事に専念して貰って、再び元気に戻ってくるのを待ちたいと思います。復帰を待ってるぜ!ドウズ!

結果的にギャラスを獲得しておいたのは吉と出ましたね。経験・実績共に申し分なく、守備陣を引っ張ってくれるでしょうから。
ただ、僕はギャラスはもちろんですが、バソングやカブールにも同じく大きな期待を持っています。彼らだって昨季の4位確保に
大きな貢献をしてくれた選手だし、トッテナムの守備陣には欠かせない選手たちです。キングとギャラスのコンビが軸にはなるけれど、
誰か特定の選手に依存するのでは無く、「誰かが欠けたら、他の誰が出ても遜色無く埋める」のがチームとしての理想となる形です。
そういう意味ではバソングやカブールが奮起してしっかりと役目を果たしてくれれば、これほど嬉しくて頼もしい事はないですからね。

Hutton makes Spurs plea (Sky)
お次はハットンの話題。今夏の移籍が濃厚と見られながら一転残留となった彼が苦しい胸の内を語っています。
なんだかね…。この夏に自分の将来についてある程度決断していたんだけど、結局は何も起こらなかったよ。
僕が加入する時にスパーズは多額の資金を費やしてるから、移籍させるんだとしてもそれを埋め合わせようと考えるんだろうね。
でも、プレーをしていない選手に資金を費やそうとするクラブってのはなかなかいないもんさ。チェルシーやマンCならともかくね。
古巣のレンジャーズへローンで復帰とかいう噂もあったけど、僕は何も知らないんだ。それが事実かどうかも解らないぐらいさ。
あまり好ましい状況ではないけど、今の僕に出来る事は気持ちを整え、前向きに取り組む事。まだスパーズで僕の力を示せるという
自信もあるしね。険しい道だけど、コツコツ頑張り続けるしか無いからね。家族もいるし、年長の子供は学校に通い始めたから、環境を
ガラリと変えるのも得策じゃない。でも、1月まで全くプレー出来ないんであれば、クラブにも何かしら決断を下して欲しいとは思うよ。
(ハットン)

う~ん。ギリギリの精神状態でなんとか踏みとどまってるって感じですかね。まぁ、チョルルカが加入して以降はサブに降格し、
そのうえカブールまで入って、若手の伸び盛りであるウォーカー、ノートンあたりと同じくらいの序列に下がっていますから、
彼の気持ちも解るといえば、解る。あまり観る機会は無かったけど、昨季後半はサンダーランドへローン移籍して印象的な活躍を
披露していたようで、今夏にサンダーランド移籍の可能性もあったと思うけど、彼が言う通り、トッテナムはハットン獲得に際して
£900万を費やしてるので、あまり売却の値段を下げたくないという思惑から交渉が思うようには進まなかったのでしょうね。
ハットンがレギュラーに返り咲くのはかなり厳しいと思いますが、練習からアピールし続けて、巡ってきた少ない機会で結果を出すしか
道はない。登録リストにも入ってますし、国内カップ戦などではチャンスがあるかもしれない。ここは腐らず頑張って欲しいですね。
ハートを前面に押し出して闘える「ファイター」だし、本来は攻守に存在感をもっと出せる選手。好きなタイプだし、応援してるぞ!

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トッテナム 2010/11シーズン登録メンバーリスト

今季からプレミアリーグで施行される新ルール、「ホームグロウン制」に関しては賢明なプレミアリーグファンの方は既にご存知でしょうが、
その新制度に伴って各クラブに義務づけられたのが「登録上限25人のリスト提出」です。そのリスト提出の期限が9/1だったわけですが、
プレミアリーグ公式サイトにてプレミアリーグ全20クラブの登録メンバーリストが公表されました。

ここで改めて、新ルールを簡単におさらい。
各クラブは9/1の17:00までに登録上限25人のリストを提出しなければならず、リストから漏れた選手は出場不可
※リストに登録する選手の変更は来冬の移籍市場終了後に再び認められる。
25人の登録選手には必ず8人の自国育成選手を含める(ホームグロウン外の選手は最大17名の登録が可能)
※21歳になるまでの段階でイングランド、ウェールズのクラブに3シーズンあるいは、3年(36ヶ月)以上在籍した選手
21歳以下の選手はこの25人枠に含める必要が無く、登録リストに含まれなくても起用する事が可能
※今季該当するのは1989年1月1日以降に生まれた選手
■この制度が適用されるのはプレミアリーグのみで、カップ戦には適用されない。

以上を踏まえて、プレミアリーグに提出された今季のトッテナムの登録メンバーリスト入りは次の25名となりました。
青字はホーム・グロウン選手、選手横の数字は背番号)
GK(3名)
1.エウレリョ・ゴメス 23.カルロ・クディチーニ 37.スティペ・プレティコサ
DF(9名)
26.レドリー・キング 20.マイケル・ドーソン 19.セバスティアン・バソング 13.ウィリアム・ギャラス 22.ヴェドラン・チョルルカ 
4.ユネス・カブール 2.アラン・ハットン 32.ブノワ・アス-エコト 16.カイル・ノートン
MF(9名)
5.デイビッド・ベントリー 6.トム・ハドルストン 7.アーロン・レノン 8.ジャーメイン・ジーナス 14.ルカ・モドリッチ
12.ウィルソン・パラシオス 21.ニコ・クラニチャール 24.ジェイミー・オハラ 11.ラファエル・ファン・デル・ファールト
FW(4名)
9.ロマン・パブリュチェンコ 10.ロビー・キーン 18.ジャーメイン・デフォー 15.ピーター・クラウチ
登録リストに入れる必要が無い、21歳以下の主な選手
3.ギャレス・ベイル 25.ダニー・ローズ 28.カイル・ウォーカー 17.ジオバニ・ドスサントス 30.サンドロ 29.ジェイク・リバーモア

今夏は特に人員整理を行わず放出が少なかった為、昨季にプレミアリーグ4位を達成したメンバーがそのままリスト入りした形です。
それに加えて今夏に加入した4選手のうち21歳以下のサンドロ以外の3選手は当然ながら、メンバー入りを果たしています。
リストを見渡してもごくごく妥当な人選なのですが、残念ながらリストから漏れてしまったのがGKのアルニックとDFのウッドゲイト。
前者は新加入のプレティコサと怪我から復帰したクディチーニの壁を越えられず、後者は長引く負傷で復帰の目途が立たたない事から
無念の落選となりました。アルニックはローンでの放出、ウッドゲイトは来冬のリスト更新での復帰を目指すことになりそうです。

他のクラブの登録リストを見渡すと、登録上限25人に満たないクラブや登録リスト内に一人のイングランド人もいないクラブもあれば、
ホームグロウン選手が足りず21歳以下の選手を無理やり突っ込んで頭数を揃えてるクラブなど、非常に特徴があって面白いですね。
その点、トッテナムはホームグロウン選手が25人中11人、しかも25人の上限人数一杯にシニア選手を揃えつつ、リストに含まれない
21歳以下の選手にも数名の主力級を抱えてる盤石の体制です。裏を返せば巧く人員整理が進まなかったとも言えるのですが…(苦笑)
来冬にはまたリスト更新が認められているので仮に新たな選手を獲得した場合や、ウッディが復帰した場合には放出も出てくるでしょう。

…と、ここまでは2日前の段階で書いてて、その時点ではポジティブだったんですけど、ドーソンが昨日の代表戦で重傷負ったとか。
試合観てないし、公式での情報がまだ入って無いのでなんとも言えないところですが、現時点で漏れてくる情報を幾つか拾うと、
最悪今季絶望も十分あり得るぐらいの怪我みたいです(泣)だから代表戦は嫌なんだよな。まぁ、親善試合じゃなくってEURO予選だし、
代表に選ばれる事自体が名誉で、本人も燃えてただけに複雑ですね。軽傷であればいいのですが、もし離脱が長引くようならば
かなりの痛手。なんたって守備の要ですし。キングには無理させらんなし、バソング、カブール、ギャラスの出番が増える事になりそう。
序盤から負傷者が続々と出て負のオーラが漂ってますが、昨季同様、「誰かが抜けたら誰かが埋める」結束力で乗り越えて欲しい!

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サンドロとプレティコサ

移籍最終日に電撃加入となったラフィーや、かつて宿敵で主将を務めたギャラスなどセンセーショナルな補強が続いたせいか、
なんとなく印象が薄い(すまん)感があるけど、トッテナムが今夏に獲得した選手はこの2選手だけじゃないのは忘れてはいけません。
21歳にしてセレソンに招集された将来有望株のサンドロとクロアチア代表でも長く正守護神を務めたスティペ・プレティコサ。
今後のトッテナムの将来を支える才能溢れる若者と、その豊かな経験と確かな実力でチームに安定をもたらせてくれるであろう
素晴らしい2人の補強が成功しています。今回は新たにトッテナムの一員となった、この二人を紹介したいと思います。



Sandro 'delighted to be here'  (tottenhamhotspur.com)
前所属のインテルナシオナルがコパ・リベルタドーレスで勝ち進んでいた為、合流が遅れていたサンドロですが、スパーズ・ロッジに
到着し、チームに合流しています。加入の喜びと共に新たな挑戦に意気込む彼のコメントを。
ようやくチームに合流出来たけど、とても嬉しく思っているよ。スパーズのようなクラブに加われる機会を得られて僕は幸せものさ。
多くのファンの前で良いプレーを見せるのが今から待ちきれないよ。イングランドでも存在感を示したいし、スパーズを一段高いレベルに
押し上げる力になれればと思っているよ。スパーズはイングランドに留まらずヨーロッパでも偉大なクラブの一つだし、
母国のブラジルでも話題になるようなクラブさ。昨季の試合はほとんど観たし、CL出場を決めるように僕も応援していたんだ。
本当にCL出場を手にした時は最高に嬉しかったよ。クラブレベルでも世界最高の舞台で戦えるのは今から本当に楽しみなんだ。
スパーズはこのレベルの高い競争を勝ち抜ける条件が揃ってると思うし、僕も自分の全てを懸けてチームに尽くすつもりさ。

僕を一人前の選手として育ててくれたインテルナシオナルを出る決断は簡単じゃなかった。長く一緒に戦った仲間もいたしね。
でも、僕は世界最高のリーグであるプレミアリーグでの新たな挑戦を選んだ。またとない機会だったし、逃したくなかったんだ。
プレミアリーグはスピーディーだし、もの凄くタフなリーグだけど、僕のプレースタイルに合うし、すぐに順応出来ると思っているよ。
(サンドロ)

なかなか頼もしいじゃないの。ようこそ、サンドロ!早くから契約はまとまっていたけれど、インテルナシオナルがコパでドンドンと
勝ち進むもんだから、なっかなか姿を現さなくってヤキモキしたわ(汗)ようやく姿を見れてコメントも聞けて嬉しいぞ。いや~よかった。
中途半端なあご髭と額のあたりがなんとも言えない残念感を醸しだしてるけど(笑)コメント聞く限り、21歳にしては落ち着いてるというか、
同じサンバ方面でもロビーニョやロナウジーニョタイプではなく、誠実、実直が売りのゴメっさんタイプとみた!(あくまで勝手な予想だが…笑)

ブラジルとは気候もだいぶ違うし、慣れない英国生活で最初は戸惑う事も多いだろうけど、困った時はゴメっさんがいるから、
なんでも頼れる兄貴に相談して一刻も早くまずはチームの雰囲気に慣れる事から始めてくれ。幸いなことにトッテナムは同年代の
若手も多いし、チームワークも良いクラブだから、溶けこむのにそんなに時間はかからないと思うよ。まずは早く言葉を覚えような!
合流も遅かったし、この夏もあまり休んでないだろうから、そんなに最初から全開モードは期待してないさ。あまり焦らずに…ね。
仮に最初の頃にポカやって叩かれたとしても落ち込むことはない。そこら辺はゴメっさんが経験してるから、相談すればよし(しつこい…笑)

実際に見た事がないので、プレースタイルはまだ解らないけれど本人も自信を持っているようだし、なんたってセレソンだからね。
この歳でセレソンに名を連ねるのはダテじゃないと思うんで、期待してます。幾つかの情報を拾った感じだと、ビエラみたいな
タイプのようなので、187cmという恵まれた体格を活かして中盤でボールを奪ってから、力強く突進していく感じなのかな?
いずれにしろパラシオス、ハッド、オハラ、ジーナスらはいるものの比較的層が薄いというかパンチの足りないセントラルMFの争いに、
新風を吹き込んでくれればいい。プレミアでは誰よりも走って、文字通り「闘う」選手には必ず温かい拍手が贈られ、愛されるから頑張れ!



Pletikosa joins on loan (tottenhamhotspur.com)
トッテナムはクラブ公式サイトにてスパルタク・モスクワから、スティペ・プレティコサをシーズンローンでの獲得を発表。

ハイデュク・スプリトでキャリアをスタートさせたプレティコサはハイデュク・スプリトで通算172試合出場(PKで6ゴール)、
リーグとカップ戦の制覇に守護神として貢献し、2001/02シーズンにはクロアチアの年間最優秀選手にも輝いている。
U-15を皮切りに全ての年代でクロアチア代表に名を連ね、02’06’の2度のW杯、08’EUROを含め、代表通算80キャップを記録している。

およそ1年の長きに渡る相思相愛が遂に実りましたね。というのも、実はプレティコサは昨夏に加入するはずだったのです。
スパルタクモスクワでは出場機会に恵まれず、昨夏の段階でトッテナムにローン移籍することでクラブ間合意には至っていたものの、
サインを目前にして練習中に膝の十字靭帯を断裂する大怪我(全治6ヶ月)で破談に。半年後の冬の移籍市場でもトッテナムに
メディカルチェックに赴き、膝の状態をチェックするなど継続的なモニタリングを続けていました。レドナップも彼を高く評価し、
その時点で復帰に至っていなかった彼に夏の再開を約束して別れるほどの熱の入れようだったのです。そして、半年後の現在、
めでたくトッテナムへのローンでの加入が決定。彼自身も熱望していたプレミアリーグでのプレーがようやく実現する運びとなったわけです。

それにしてもローンとはいえ、モドリッチ、チョルルカ、クラニチャールに続く4人目のクロアチア人選手の獲得となりました。
ハリーは相当クロアチア人選手がお気に入りのようですね。常々クロアチア人選手の試合や練習に対する真摯な姿勢であったり、
戦術理解度の高さ、キャラクターを高く評価してきて、これまでにも重用してきた彼らしい補強と言えるのではないでしょうかね。
同胞の3人にとってはもちろんですが、スパルタクに所属していたのでロシア語も話せる為、一番喜んでるのはパブリュかもしれない(笑)

クロアチア代表80キャップが示す通り、実績・経験は申し分なく、派手さこそ無いが堅実なセービングが光る、いぶし銀な選手という印象。
現在のトッテナムではゴメスが不動の守護神として君臨してますが、ベテランのクディチーニと共に、刺激を与えられる存在ですし、
バックアッパーに留まらない働きに期待したいですね。特に現在はゴメスが負傷で離脱中。クディチーニも前の試合では不調だったので、
いきなり出番が回ってくることも十分考えられます。合流して間もないので守備陣との連携は不安が残るのは確かだけれども、
さっそく彼の実力を示してゴメスの穴をしっかりと埋める働きをしてくれれば、ファンの心とハリーの信頼を一気に勝ち得る事でしょう。
まずはクディチーニとのセカンドGK争い、それを制すれば今度は正守護神獲りへ…と着実にステップアップを目指して欲しいですね。
しかし、プレティコサって名前は長いし、タイピングもし辛いなぁ(笑)なんかいい愛称はないかな?なんて呼ばれてるんだろ?
プレティってのもしっくりこないし(笑)これから活躍を続けて、ファンが親しみをこめて読んでくれるいい愛称が早く見つかるといいな。

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ラファエル・ファン・デル・ファールト獲得



Van der Vaart deal confirmed  (tottenhamhotspur.com)
トッテナムはクラブ公式サイトにてレアル・マドリーからオランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールトの獲得を発表。

ファン・デル・ファールトはアヤックスでデビュー後、2005年夏にハンブルガーSV移籍するまでに141試合出場(60ゴール)を記録し、
クラブの2度のエールディビジ制覇に貢献。ブンデスリーガへと戦いの場を移してからも3シーズンで116試合出場(48ゴール)、
2005/06シーズンにはチーム得点王、その後主将を経験するなど活躍し、2007/08シーズンからはレアル・マドリーへと移籍。
レアル・マドリーでは2シーズンで71試合出場(12ゴール)を記録していた。オランダ代表としても通算83キャップを数え、
これまでに2度のEURO、2度のW杯に出場。今夏に行われた南アフリカW杯でも5試合に出場し、チームの準優勝に貢献している。

移籍期限最終日に思いもよらないサプライズが待っていましたね。まさかまさかのファン・デル・ファールト(以後、ラフィー)獲得。
レドナップ自身も「当日になるまで考えもしなかった」(本人談)電撃移籍劇となりました。正式に公表されてはいませんが、一部報道に
よれば移籍金は、彼の実績を考えれば破格の£800万、契約期間は4年とのこと。敏腕会長レヴィの恐るべき交渉術ですね。
どう考えても市場価値が最低でも£1200万以上の選手と思いますが、移籍期限最終日の土壇場で破格の安値で契約にこぎつけた。
相次ぐ大型補強でレアルからは放出となってしまいましたが、オランダ代表でも衰えを感じさせないプレーを見せていますし、
初挑戦となるプレミアリーグの舞台でもその活躍が大いに期待されます。世界的ビッグネームの獲得に歓喜してるファンも多い事でしょうし、
数名の獲得こそあったものの、予想以上に静かな夏にヤキモキするファンの不満を一気に吹き飛ばす補強となったのではないでしょうか。

ただ(喜びに水を差すつもりはないですが…)、今回の土壇場でのラフィー獲得に関しては、その経緯が引っかかるのも確かです。
今夏のトッテナムの補強ポイントは多くの方が認識している通り、FWだったはず。比較的、層が厚い攻撃的MFのポジションに
どうしても必要な補強だったのか。レドナップがどうしても加えたかったタイプの人材なのか。そこら辺には疑問符もつきます。
たまたま打診をした(もしくはされた)ら、安価で獲得出来そうだ。じゃあ獲得するか。特に損は無いし、ダメなら転売も可能だし…
というようなどこか場当たり的な補強という印象もぬぐえない。邪推をすれば、ことごとく失敗し続けたFW補強で募ったファンの不満を
逸らすには格好の「餌」だったとも言えなくもない。もちろん、そんな事はないのだろうが、それぐらいに突然の移籍劇だったのだ。
監督であり、補強に多くの権限を持つレドナップ自身が驚いたぐらいだから、恐らくは想定していなかった補強なのだろう。
補強いうのは文字通り「足りない強さ」を「補う」ものであるべき。チームに足りない部分を補い得るのは果たして本当に彼だったのか。
そういう面を考えていけば、大いに刺激的で魅力的ではあるものの、ある意味では多分にギャンブル的な補強とも考えられるのだ。

もちろん、彼の能力に疑いの余地は…無い。実績も十分だし、国際舞台での経験も豊富。チームに確実に違いをもたらせる選手だろう。
だが、手放しで喜ぶにはまだ…早い。僕はそう思います。彼のこれまでのプレーぶりを見る限り、一番の適正ポジションはトップ下、
もしくはサイドということになろうが、トッテナムが基本システムとしている4-4-2では基本的にはトップ下が存在しない。
では、どこで起用するのか。サイドがこなせるのは過去にも証明してきたが、イングランド特有の4-4-2のサイドとなれば話は別だ。
スピードに乏しく、守備にも期待がかけられないタイプだけに4-4-2のセントラルMFを任せるのにも大きな不安がつきまとう。

そして前述した通り、攻撃的MFに関しては現有戦力でも比較的層が厚い。モドリッチ、ニコ、ベントリー、レノン、ジオバニらがいる。
では3トップ、もしくは1トップにして中盤5枚にしてはどうか?そういう意見は必ず出てくる。だが、それが果たして効果的なのか?
現状の面子では答えはノーと言わざるを得ない。安易なシステム論で片づける気は無いし、システムというのはあくまで基本的な
並びであるだけで試合中には色々な形に変化するものだ。それでも、これまでのトッテナムの戦いを見続けてきてベーシックな4-4-2以外で
思うように結果を残せていないのは決して偶然では無い。それに対応出来る選手が欠けているのだ。特に1トップに適応出来るFWがいない。
クラウチ、デフォーはもちろん、キーンもパブリュも1トップで素晴らしい働きを見せた事は無いし、これからも期待は出来ない。
そして何よりも指揮を執るレドナップもそうだ。彼は良くも悪くもおよそイングランドらしいフットボールしか出来ない監督だ。
ラフィーが現状のトッテナムに巧くピッタリとハマるピースとなれるのか。彼に合わせるよりも、むしろ彼が合わせなければならない。
彼の補強を手放しで喜ぶのはトッテナムのフットボールにしっかりとハマり、躍動する姿が見られた後でも遅くは無いはずだ…と思う。

…とまぁ、懸念する点も無きにしもあらず…ですが、せっかく獲得が決まった直後にあれこれとネガティブになり過ぎるのもよくない(笑)
とにもかくにも、まずは獲得が決まった事を素直に喜びたいですね。期限ギリギリで正式決定まで紆余曲折もありましたしね。
まずはラフィー、ようこそスパーズへ!あなたの活躍を僕を含めてスパーズファンは大いに期待しています。一刻も早くチームに慣れて、
ホワイトハートレーンで躍動する日を待っています。その美しいパスで巧みなテクニックで、ここぞの決定力で、スパーズを支えてくれぃ!

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