2010年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年01月

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【第20節】 トッテナム vs ニューカッスル

イングランド・プレミアリーグ10/11 20節

Tottenham 2 - 0 Newcastle 
         
Stadium:ホワイトハートレーン

              前半   後半   合計                               
トッテナム  0  2  2            
ニューカッスル  0  0  0
得点
Spurs:レノン、ベイル
Magpies:

1011 20
Subs:Pletikosa , Corluka , Kranjcar , Keane


前節アストンヴィラ戦から中一日という強行日程で行われたホームでのニューカッスル戦は相手のエースFWキャロルを完全に封じての
2-0完勝。前節に引き続き退場者を出して数的不利を強いられるものの、開幕戦以来のクリーンシートで年内最終戦を終えました。

この試合に先立って、先日に他界したラルフ・コーツ氏の追悼セレモニーが行われました。コーツ氏はスパーズ在籍時に248試合に出場、
1972年のUEFAカップ制覇、翌年のリーグカップ制覇に貢献した選手とのこと。遅ればせながら一ファンとしてご冥福をお祈りいたします。

■中一日の強行日程による影響
トッテナム、ニューカッスル共に前節からわずか1日の休養を経て迎えた試合。当然、フィジカル、メンタル両面で疲労が色濃く残り、
その影響からか細かなミスが多く、試合内容としては凡庸であったと思います。スコアでは2-0と快勝ではあったものの、トッテナムの
パフォーマンスもそれほど良かったわけでは無く、むしろそれを上回るニューカッスルの低調ぶりに助けられた感があります。
過密日程の連戦だったので前節から数人を入れ替えてくることも予想されましたが、蓋を空けてみれば変更はわずか1箇所。
それも前節退場でサスペンションのデフォーに変えてパブリュチェンコなので、実質は前節と全く同じ布陣、メンバーと言えるでしょう。
ターンオーバーすればいいじゃないか?という意見もあるでしょうが、ここら辺は非常に判断が難しいところで、フレッシュな選手の
起用よりかは、メンバーを固定することによる安定感を重視という考えだったのでしょう。ここ最近は結果も出てますしね。

両チーム共に立ち上がりから運動量が少なく、崩しのアイディアに乏しい単調な攻撃に終始していたという印象です。
ニューカッスルは前線のキャロル目がけてロングボールの放り込みを徹底、時折サイドからグティエレスが仕掛ける場面もありますが、
基本的にはバックラインからシンプルに前線へという攻撃が多かったです。一方のトッテナムは開始早々こそ右サイドのレノンを意図的に
使っていこうという姿勢が見られたものの、次第に強引な中央突破が目立ち、サイドにいい形でボールを届ける場面は少なかった。
1トップのパブはあまりボールを収められず(というよりボールすら来なかった)、ラフィーは中盤深くまで降りてきて組み立てに
追われる場面が多かったのでパブが前線で孤立気味、サイド攻撃もほぼ皆無…と今季1トップでよく見られた典型的ダメパターンに陥り、
得点の匂いはほとんどしまでんでしたね。チャンスらしいチャンスと言えば、ベイルが一度鋭いドリブル突破でCKを奪った場面と、
モドリッチとラフィーの二人の連携でこれまたCKを奪った場面くらいでしょうか。前半終了間際のパブのヘッダーをGKクルルが弾いて
両ポストを次々に叩いたのが最大のチャンスだったかな。まぁ、この日に関してはシステム云々より、とにかくみんなお疲れという印象。
一方のニューカッスルも覇気なし、キック精度悪しでほぼノーチャンス。頼みのキャロルも封じられ、バートンも散々な出来でした。
中盤のティオテだけは元気で出足が鋭く効いていた。ただ、攻撃面で違いを創りだすまでには至らずで、どっちもどっちな前半戦でした。

■またしても退場者。10人になって得意の電撃カウンター炸裂!(アゲイン)
後半に入ってもボールを保持する時間こそ多かったですが、決定機は全然作れていなかった。GKのゴメスがフィードを入れようにも
どこに出せばいいのか戸惑うしぐさを見せていたぐらいなので、よっぽど中盤~前線にかけての動き出しが少なかったんでしょう。
しかし、ようやく56分に試合が動く。キッカケはCBカブールの攻撃参加。硬直した展開に活を入れるかの如く中盤に顔を出すと、
右サイドで待つレノンにパス。受けたレノンは鋭く仕掛けて思い切ってシュートを放つと、サイドネットに見事に突き刺さる先制弾。

思い切ってシュートを放つのが大事だと改めて感じたシーンでしたね。レノンは突破するまではいいんだけど、シュートが少なく、
チャンスメーク以外にはあまり脅威にになれないのが玉に瑕なんですけど、こうして前を向いて仕掛けて強引にシュートまで持ち込む
場面が増えてくるともっと彼の良さも生きてくると思いますね。サイドネットに決まってますし、よくコントロールしたいいゴールでした。

先制し、優位に試合を進められると思った矢先にカブールがティオテのタックルにキレて、口論に。挙句の果てに頭突きを見舞って、
一発退場の判定。前節のデフォーもそうですが、これは余りにも軽率で愚行ですよ。彼はそれまで素晴らしい働きしてたんですが、
このワンプレーで水の泡ですもん。本人も反省してるようですし、レドナップからもキツイお説教受けたと思いますが、気をつけなはれや!
これで2試合連続で10人で戦うハメに。たまらずクラウチを投入して守備に重点を置きつつカウンター狙いの作戦に移行します。

が、これでもガクっと行かず、むしろドンピシャにハマるところが今季の強み。相手の攻撃を自陣深くで凌ぐと、モドリッチが鋭く奪い、
カウンター発動。ボールを持ってグングンと持ち上がり、ベイルへ。ベイルはワンステップで相手をいなすと左足一閃。これが決まる!

マークについていたテイラーをあざ笑うかのような動きで素晴らしいゴールでしたね。角度も厳しく簡単なゴールじゃないはずですが、
ベイルは得意の形なんじゃないですかね。インテル戦のハットトリックと似てました。タイミングも角度も強さも全てが完璧。
お得意のハートマークを作るセレブレーションもバッチリ決まって、これで完全に試合は決しましたね。効果的な追加点でした。
結局、そのまま逃げきりタイムアップ。数的不利を全く感じさせない磐石な試合運びで、ほぼ完勝と言っていい内容だと思います。
まぁ、前述した通り、トッテナムが良かったというよりかはニューカッスルが余りにショボかった。この一言に尽きるでしょうけど。

■ドーソン&カブールでキャロル封じに成功!
ニューカッスルの低調に助けられたとはいうものの、相手のストロングポイントを完全に封じた両CBの貢献が大きかったのは見逃せない。
分かっていても止められないってのが最近のキャロルだと思うんですが、この高さも強さも得点力もある大型FWにドーソン、カブールの
二人が粘り強くしっかりと対応してほぼ完璧に封じ込めました。基本的にはドーソンがピッタリと徹底マーク、状況に応じて、
カブールとマークを受渡してという守備でしたが、ただ闇雲に競り合うのではなく、ワンテンポ早くジャンプしたり、飛ぶ前にさりげなく
体をぶつけて自由に競り合わせないように…と工夫してました。たまに競り負ける事があっても、落としたボールを拾うポジショニングも
巧みだったのでキャロルの高さからピンチという場面はほとんど無かったですし、シュートもあまり撃たせて無かったように思います。

セットプレーでも厳しくマークして集中を切らさなかったですし、この二人の働きが勝因と言っても過言ではないでしょうね。
それだけにカブールの退場は惜しいよなぁ(苦笑)あれが無ければマンオブザマッチ級の働きだったのに。代わりに入ったバソングも
急な出場にも関わらず落ち着いて対応出来てたし、エコトもハットンも守備機会が少なかったけど堅調で安心感はありました。
何と言っても開幕戦以来今季2試合目の(少ないっての!…笑)クリーンシートですから、この日は守備陣の健闘を讃えたいですね。

悪いながらもしっかりと勝ち切り、連勝で年内を締めくくれたのが何よりです。この日は中一日の試合だったので、つまらない試合に
なるのは覚悟してたし、タフなゲームだろうな…と思ってたので、内容は細かく問わないし、勝っただけで十分だと思います。
クリーンシートのオマケもついたし、これでリーグ戦では8試合連続で無敗。しかも、暫定で4位。気持よく新年を迎えられますわ。

今日のGood モドリッチ&ドーソン。前者は攻守において抜群の存在感、後者はしぶとい守備でキャロルを完璧に封じた。
今日のBad  カブール。退場までの働きはとても良かったが、挑発にのりカッとなって退場。要反省ですぞ。

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【第19節】 トッテナム vs アストンヴィラ

イングランド・プレミアリーグ10/11 19節

Tottenham 2 - 1 Aston Villa 
         
Stadium:ヴィラ・パーク

              前半   後半   合計                               
トッテナム  1  1  2            
アストンヴィラ  0  1  1
得点
Spurs:ファン・デル・ファールト2
Villans:オルブライトン

1011 19
Sub:Cudicini , Bassong , Kranjcar , Pavlyuchenko


年末の過密日程二連戦の一発目、敵地に乗り込んだアストンビラとの一戦は、数的不利の逆境をチーム一丸の結束力で乗り切り勝利。
好調をキープし、リーグ戦での連続無敗を7に伸ばしています。

■今季初のデフォー&ラフィーはわずか26分間
負傷離脱していたラフィー、カブール、ジーナスが戻り「メディカルスタッフからのクリスマスプレゼント」と評したレドナップ。
3日間で2試合の強行日程の1試合目、どのようなメンバー構成で臨むか注目していましたが、レドナップのチョイスは1トップにデフォー、
トップ下にラフィーを置く布陣。デフォー&ラフィーの前線のコンビは今季初めてだったので、上手く機能するか大いに楽しみでした。
ターゲットマンを置かない布陣なので、機動力のあるデフォーとラフィーが流動的に絡みながら崩して行こうという狙いでしょうが、
開始早々からラフィーのスルーパスにデフォーが抜け出してシュートに持ち込むなど形は作れていましたし、思いの外可能性を
感じさせる立ち上がりだったように思います。お久しぶりのラフィーは抜群のキープ力と気の利いたポジショニングでタメを作り、
攻撃のリズムを生み出しており、流石だなぁ…と。ボールをあまり取られないので安心してボールを預けられるのが頼もしいところ。

一方のビラはまず前線のヘスキーに楔を入れて、ポストプレーから両翼のオルブライトン、ダウニングへと展開する戦術を徹底。
ヘスキーは得点力こそ無いですがポストプレーの精度は流石に高く、これがかなり機能していて厄介だった印象で、快速の
アグボンラホールの突進を促したり、エリア内でゴメスと衝突した場面(判定はノーファールもかなり微妙)はヒヤリとしましたね。
開始20分ぐらいまではお互いが攻撃的な姿勢でオープンに攻め合い、局所では激しいせめぎ合いが見られる一進一退の展開でした。

そんな展開からまず先制したのはトッテナム。右サイドをハットンがドリブルでえぐり、グラウンダーのクロスを供給します。
そのクロスがマイナス気味に入ったことでビラの守備にわずかなズレが。その隙を見逃さずに強かに反応したラフィーが流しこむ。
中で待ち構える選手に高さが無いのでグラウンダーのクロスを入れたハットンの判断も正しかったし、タイミングも良かったですね。
そして、そのハットンの攻め上がりを促したモドリッチのサイドチェンジが絶妙すぎる。ここしかないという位置に的確に通した。
もちろん決めたラフィーはお見事。クロスに合わせようとしてデフォーとカブったものの、しっかりコントロールしてました。

幸先良く先制し、ここから一気に攻勢に出るか…と思った矢先にデフォーが空中戦の競り合いでコリンズに肘打ちを見舞ってしまい、
これがなんと一発退場の判定。確かに肘で行ってると言えば行ってるんですけど、レッドはちょっと厳しいかな~と思いましたね。

これでトッテナムは早い時間帯で数的不利に。期待されたデフォー&ラフィーの初共演もわずか26分間で終わってしまいました。
エースFWのデフォーとトップ下のラフィーというコンビが機能するか?というのが今季後半戦に向けてのテーマの一つでしたし、
それを年内のうちに試せるいい機会だったんですが、短い時間で終わってしまったのが残念。デフォーは少々軽率でしたね…。

前半30分を待たずして、目論見が崩れることになり軌道修正を余儀なくされるわけですが、そこからのゲームの進め方が見事でした。
あえて代わりのFWを投入するのではなく、そのままラフィーをトップに据えてボールをキープする選択をしましたが、これがズバリ。
両セントラルMFを中心に落ち着いてパスを回してボールを保持、数的不利を全く感じさせない磐石の試合運びで前半を終えます。
モドリッチ、パラシオス共にテクニックがあるので囲まれてもある程度ボールを持てるし、パスを受けるポジショニングも巧み。
そこに組み立てに力を発揮するラフィーがいるもんだから10人でもポゼッション出来てしまう。いやはや、これには驚かされましたね。

■息詰まるサイドの攻防。注目の両翼のマッチアップの行方は…?
この試合の勝負を分けるポイントとして一番注目していたのが両サイドのマッチアップ。というのも、スパーズ、ビラ共にサイド攻撃が
ストロングポイントで、サイドをいかに制する事が出来るか(逆説的に相手のサイド攻撃を封じられるか)で試合を優勢に進められるかが
決まると見ていたからです。結果的にデフォーの早い段階での退場によって試合の焦点が他のポイントに移った感がありますが、
お互いのサイドにおける主導権争いは見所がありましたね。で、どちらかというとサイドを制していたのはアストンビラでした。

まずこちらから見ての右サイド。先制点こそ、ハットンの攻撃参加から生まれたものの、レノンは効果的に崩した場面は少なく、
それに比例するように対面のダウニングを中心としたビラの左サイドが活性化していたように思います。アグボンラホールも左に流れて
ボールを受ける場面が多く、ダウニングも良質なクロスを何本もあげていたので、こちらのサイドは完全に圧されてましたね。

一方の左サイド。ベイルが何度かドリブルで仕掛ける場面がありましたが、ことごとく潰され仕事はさせて貰えませんでした。
特に前半は対面するオルブライトンが目立たなかった事からも明らかですが、ベイルへの対策をしっかり立ててきたな…という印象で、
ビラの右SBのリーハイがカバーする他の選手と連携して粘り強い対応してました。ベイルはちょっと壁にぶち当たってるかな~と。
流石にどこのチームもベイルへの警戒感が高まってるので、2、3人がかりで厳しくマークにつかれるのがデフォルトになってきてる。
そうなった時に今度はどう打開していくか。まだ強引にドリブルでかわそうという意識が高すぎて、ボールロストしてしまったり、
中でボールを受けてもライン際の狭い方に向かってドリブルしていってラインを割る…という頻度が最近多くなってるかな~?と。
前方にスペースがあると持ち味が活きますが、詰まった時の引き出し(味方を上手く使う事も含めて)を増やしていかないといけない。
仕掛ける事自体は悪くないし、それが相手に脅威を与えるのも事実だけど、それ一辺倒だと読まれやすいし相手も慣れてくるのでね。

■怒涛の勢いで攻めるビラ、10人守りを固め耐え凌ぐスパーズ
数的不利でもボールを保持し、試合をコントロールしていたトッテナムですが、流石に後半はビラも反撃に向けて圧力をかけてきます。
両サイドの位置を高く保ち、ひたすらクロスを入れ続けてくる攻撃に防戦一方。ほぼスパーズ陣内でのハーフコートマッチの様相に。
それでもトッテナム守備陣は集中力を切らさず、ドーソン、カブールは雨あられのように降り注ぐクロスを跳ね返し続けます。
攻撃には人数を割かず、前線のラフィー、両翼のレノン、ベイルの3人を残して全員で自陣ゴール前を固めて必死に壁を作る。

そんな中、守備重視で戦いながら生まれた一瞬の隙をついて、お得意の高速カウンターが炸裂。たまたま右サイドに位置していたベイルが
右サイドを抜群のスピードで疾走、加速しながら一人をかわすと逆サイドでフリーになってるレノンへ、レノンはシュートを放つと
見せかけて中央のラフィーへ、受けたラフィーが冷静に流しこみ、リードを2点に広げる。カウンターのお手本のような一連の流れ。
前方に広大なスペースがある時のベイルは止められないんですよね。レノンも落ち着いてたし、ラフィーは簡単に決めちゃうんだもんな。
そう、このいとも簡単に決めてるように見えるのがラフィーの凄さですよね。類まれなシュートの技術とゴール前での落ち着きの成せる業。

2-0となり両指揮官が動く。ウリエはとっておきのカード、ピレスを投入。レドナップは大活躍のラフィーを下げてクラウチを入れる。
それまで以上にビラは猛攻をしかけて、両サイドのクロスに加え、前線への放りこみでしゃにむにゴールを奪いにかかるも、スパーズの
選手間の距離を詰めて余計なスペースを与えず、「パス、クロスは入れられてもある程度はしょうがない、入ってきたボール、選手を
しっかり跳ね返そう」という気迫のこもった守備は素晴らしかった。ゴメスも再三のビッグセーブや勇気ある飛び出しを見せてくれた。


混戦の中で負傷した時はかなり痛がってたのでヒヤリとしたけど大事に至らず良かった。守備陣は本当によくやってくれましたね。
オルブライトンの素晴らしい軌道のクロスがそのままゴールに吸い込まれるゴールで差を1点に詰められるものの、耐え抜きタイムアップ。

■チーム一丸で戦う結束力
トッテナムがチーム一丸で見せた結束力、粘り強い守備は圧巻でした。戦術、システム云々ではなく、何が何でも勝ちきるんだという執念。
これこそが、一人少ない10人になりながらも最後までビラの猛攻を凌ぎ切り、価値ある勝利を手に出来た要因だと思います。
それを象徴したのがベンチの戦う姿勢。ピッチで懸命に体を張ってる10人はもちろん、ベンチにいる全員が心を一つに戦っていた。
レドナップはピレスの悪質タックルをライン際で激しく抗議し、ラフィーはベンチに座ることなく立ちっ放しで鼓舞し続けてましたよ。


僕はもうね、ピッチで懸命に耐え凌ぐ選手たちの頑張りにも胸を打たれたんですけど、このラフィーの熱い立ち振る舞いに感動した。
ラフィーがプレミア初挑戦ですぐにフィット出来たのも、こういう真摯な姿勢があってこそと思うんですよ。レアル・マドリーから
トッテナムへの移籍って見方によれば格落ちとも取れるし、ビッグクラブを経験して偉そうになる選手も多い中で、彼はトッテナムに
心から溶けこんで、一緒に戦うんだ!という姿勢を示してる。そしてチームメートを信じてる。だからこそ、彼自身も信頼されてる。
ラフィーだけでなく、カルロもニコもチャーリーもパブもロスタイムはベンチ全員が立ってピッチの選手たちを見守っていた。

なんとか猛攻を耐え抜き勝利を手にした直後、選手が各々抱き合う中で、ラフィーが満面の笑みで選手たちを讃える姿が印象的で、
勝利の立役者の一人のゴメスに声をけて駆け寄る姿はじ~んときましたし、チームが一つにまとまっているのだな…と強く感じました。
こういうのが大事。これこそが、スペシャルな選手は不在ながらも、トッテナムがビッグクラブと互角に渡り合っている原動力ですからね。
この結束力でこれからも長いシーズン乗り越えて欲しいもんです。敵地で数的不利になりながらも全員の執念で勝ち点3をゲット。
このいい流れを明日のニューカッスル戦に繋いで、2連勝で年越しましょう!

今日のGood ファン・デル・ファールト。抜群の決定力を発揮して2得点、組み立てでも力を発揮し、大車輪の活躍
今日のBad  デフォー。一発退場の判定は少々厳しかったが、軽率なワンプレーだったことも確か。これは彼の悪癖の一つ。要反省。

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2 games in 3 days

メリークリスマス♪皆様、素敵なクリスマスをお過ごしのことと思います。性なる…じゃなくて聖なる夜(これ毎年言ってるな…笑)の今宵、
わたくしはミニスカサンタのお姉さんのいるお店に遊びに行くことも無く、相方さんと家でチキンとケーキとシャンペーンなクリスマス。
ほら、もうね、オッサンですし、もうそろそろいい加減、家でのんびりノーマルなクリスマスの方が良くなってきてたりしますよね。
寒空の下で延々そこのお姉さん!と声をかけたり、クラブで乱痴気騒ぎしたりも今は昔。巡り巡って一回りして結局落ち着くんだな…と。
のどかなクリスマスもいいもんですよ。皆様もくれぐれも飲み過ぎず、素敵なクリスマスを。そして、サンタに願おう!年末の2連勝!

さてさて…

プレミアリーグをいつも見ている方はよくご存知でしょうが、今年もこの時期がやって参りました。そう、年末恒例の超過密日程。
今年も例に漏れず、厳しい日程となっておりまして12/26にはアストンビラ戦(A)、中一日置いて12/28にはニューカッスル戦(H)。
ミッドウィークにカップ戦が行われる週を除いては通常1週間に1試合のところ、なんと3日間で2試合が開催という鬼のようなスケジュール。
クリスマスの楽しい雰囲気をどこか引きずったまま温かい部屋でぬくぬくと観戦出来る我々ファンにとっては、立て続けに贔屓クラブの
試合が楽しめるスペシャルな3日間ですが、凍えるような真冬の寒空の中で連戦を強いられる選手にすれば堪ったもんじゃないでしょうね。
ファンの為に懸命に戦ってくれてる選手に改めて敬意を表しつつ、長丁場のリーグ戦においても大きな意味を持つ2連戦のプレヴューを。

まずはプレヴューに行く前にトッテナムの過去5年間における「真冬の過酷な連戦」の成績を振り返ってみたい。

年末成績

注目すべきはアウェーの戦績で1分け3敗。まぁ、スパーズは長らく中位が定位置で、この時期に限らず敵地の戦績が悪いけど(苦笑)
しかし、ホームでの戦績は見事で5勝1分け。データとしては心強いものとなっています。やはり年内最後のホーム戦は勝利で終えたい。
分が悪いアウェー、得意のホームと続く今季の連戦。果たしてどうなるでしょうか…?
(ちょっとすっとぼけていて、最初に提示していた08/09のデータがちょっと違ってたので訂正。ご指摘いただいた方どうもです)

アストンビラ vs Aston Villa

シーズン開幕直前に指揮官オニールが電撃辞任。ショックに揺れるクラブを引継いだのはかつてリバプールを指揮したウリエだった。
しかし、混乱した状況を立て直すにはやはり時間がかかるのか、ここまでは4勝5敗9分けで15位とよもやの低空飛行を続けています。
主力のミルナー放出の穴を埋められず、頼みの前線もアグボンラホールが怪我で離脱、衰えが顕著なカリュウ、ヘスキーが不発と散々。
得点力不足は否めず総得点19はリーグで下から6番目。ウリエも消極的な采配が目立ち勝ちきれない試合が続いてるのが現状だ。
しかし、一方では明るい兆しも。チーム最多の5ゴールを挙げているダウニング、ユース上がりの新鋭オルブライトンが3ゴールと
両翼は好調をキープ。怪我人続出で苦しい中盤もバナン、ホッグら若手が出てきている。期待の新加入アイルランドの不振は誤算だったが、
トップ下に活躍の場所を移したA・ヤングは健在で、スピード溢れるカウンターが噛みあえば怖いチームだけに決して侮れない。

アストンビラはA・ヤング、L・ヤング、ペトロフらが負傷により出場が微妙。一方でアグボンラホールは出場にこぎつける見込み。
トッテナムは負傷離脱していたラフィー、カブール、ジーナスが復帰予定。ギャラスは未だ微妙で復帰はニューカッスル戦になるか。
両サイドからの速い攻撃が武器な両チームだけにサイドの攻防が勝負を分けそう。早めの先制点で主導権を握りたいところです。

ニューカッスル vs Newcastle United

昨季はよもやのチャンピオンシップ降格となったノースイーストの名門も、わずか1シーズンでプレミアの舞台に戻ってきた。
しかし、プレミア再昇格に導いたヒュートンをシーズン途中で電撃的に解任。新監督にパーデューを迎えて再スタートを切ったところだ。
前線ではシアラーの9番を受け継いだキャロルが本格化の兆し。ここまでチーム最多の10ゴールを挙げて、攻撃を牽引している。
期待のベンアルファの負傷離脱は誤算だが、トップ下のノーラン、サイドにはグティエレス、中盤にはバートンらタレントも豊富で
波はあるものの破壊力を秘めた攻撃は厄介。ヒュートンショックを払拭し、新監督の元で今後一枚岩になれるかがカギと言えそうです。

なんといっても一番怖いのはキャロルの高さを武器にしたキープ力と得点力。彼を抑えられるかどうかが勝負を分けるでしょう。
逆に言えば他のところでは怖さはあまり感じ無いので、起点となるキャロルを封じれば苦手な相手とは言えども勝機は十分だと思います。
過去のデータを見てもニューカッスル戦の戦績はすこぶる悪いんですが、ホームの優位を活かして積極的に試合を進めたいところです。


3日間で2試合、それも相手が強豪のアストンビラ、ニューカッスルということでかなり厳しい連戦であるのは間違いないんですが、
こうした強豪相手にしっかりとポイントを積み上げていかないと上位定着は難しい。試合間隔が短いため、ベンチも含めた総合力が
これまで以上に問われる連戦となるでしょう。どのような起用法で2試合を戦うか、いかにしてポイントを積み上げるかに注目ですね。
もちろんベストは2連勝で6ポイント。そうなれば最高の年越しを迎えられます。最低でも1勝1分けで4ポイントはノルマでしょう。
タフな試合になると思いますが目指せ2連勝!サンタさんお願いします!ということで、ベッドの脇に靴下の用意をお忘れなく…。

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冬の補強を考えてみよう ~FW編~

ここまでの起用法、今後の予測も踏まえながら冬の補強の展望をする企画の第三弾。前回はMFを取り上げましたが、今回はFW編を。
優先補強ポイントと言われながらも結局今夏の移籍市場では果たせなかったストライカー補強。今冬の補強の行方はいかに…。

【FW】
クラウチ、デフォー、パブリュチェンコ、キーン、ファン・デル・ファールト

FWリスト

今季開幕前にアップしたポジション別現状分析レポート(4)FWにて今夏の最優先補強ポイントはFWであると力説したわけですが、
蓋を開けてみると結局FW補強は行われずシーズン開幕を迎えました。その代わりと言っては難ですが、クラブは移籍市場最終日、
電撃的にレアル・マドリーからファン・デル・ファールト(以下ラフィー)を獲得。それに伴って従来から用いてる4-4-2と併用する形で
ラフィーを1トップ下に据える新布陣にトライする事に。ラフィーがトップ下起用された場合は必然的にFWは1トップとなる為に、
今回の企画では便宜上、本来は攻撃的MFに分類すべきであろうラフィーをFWの一人としてカウントして話を進めることとします。
4-4-2であろうと、1トップであろうと共通して言えるのは先発起用の枠は2つであるという事。それを現在は5人で争うという構図です。

1トップがメインシステムとなった今季ここまで最多の出場はクラウチ。24試合で7ゴールを挙げています。しかし、ことリーグ戦に
限れば17試合でわずか1ゴール。アシストが多いとは言え、これは寂しい数字。ただ、ゴール以外での貢献が大きいので、評価は難しい。
そのクラウチとの黄金パターンを確立した感のあるラフィーは14試合で8ゴール。怪我で出場が少ないものの、新加入してすぐフィットし、
ここまでは及第点以上の活躍と言えるでしょう。続いてパブ。20試合で8ゴール。相変わらず試合から消える事も多いが、試合を決める
価値あるゴールを決め及第点といったところ。一方で、昨季チーム最多得点を叩き出したデフォーが怪我で長期離脱し、ここまでの出場は
わずか9試合で2ゴールというのは誤算。キーンはプレシーズンにアピールしたものの出場機会は短い時間に限られ、ほぼ構想外の扱い。

現状の起用法を見ればラフィーが起用出来る場合は1トップでクラウチとの併用。ラフィーが怪我、サスペンション等で不在の場合は、
2トップでスタートというのが基本パターン。試合状況や相手に応じて4-4-2と1トップの使い分けが可能になった事で戦術の幅が
広がった一方で、成績がどこか安定しないという弊害も生んだ今季序盤戦。特に1トップの新布陣は4-4-2に比べて未だ安定感を欠き、
課題は残ったままで、アーセナル戦の逆転劇は4-4-2への変更後、リバプール戦の勝利はラフィーが負傷で退き、これまた4-4-2変更に
よってもたらされたものだ。ここ6戦無敗と安定感が出てきたのもほぼ4-4-2で固定して戦ってる事と決して無関係ではあるまい。
これはやはりチームが4-4-2に慣れているのもあるが、ラフィーが悪いのではなく、現有戦力の適正が2トップに偏ってる点が大きい。
つまりは今後も1トップで最前線に張り、ゴールを挙げながらチームに多くをもたらすFWが不在という問題の解決(補強)なくしては
1トップを機能させることはなかなかに難しいのではなかろうか…という疑念は尽きないし、4-4-2よりも1トップを推す根拠に欠ける。

ほぼ構想外のキーン放出は悲しいが、もはや既定路線。そうなると残りのFWは3名(+ラフィー)。頭数は足りてるが、問題はその質。
・ラフィーありきの1トップを軸に考えた場合…1トップに適した生粋の「9番タイプ」のストライカー補強は必須
・ラフィーのトップ下起用にこだわらず2トップで考えた場合…スピード型がデフォーのみといびつな構成にメスを入れる

もちろん、ラフィーは起用したい。彼の得点感覚やセンスは今までのスパーズに無かったものだし、違いを生み出す事が出来るからだ。
しかし、小柄なデフォーは明らかに1トップの適正は無く、クラウチやパブも同様にさほど大差は無い。キーンは言わずもがな。
じゃあ2トップでラフィーと誰かを並べればいいじゃないか?という意見はあろう。だが、彼はフリーダムで前線で「張る」選手じゃない。
軸とすべきシステムが1トップなのか、2トップなのかで求める選手のタイプが違ってくるはずで、ハリーの捉え方に注目が集まる。

キャロル   スアレス   ルカク

毎年この季節になるとトッテナムとリンクされる多くの噂が飛び交うわけですが、とりわけFW補強候補の名前は多い印象です。
その中でも本命視されているのが今季から9番を背負いニューカッスルでメキメキと頭角を表しているイングランド期待の大型FWキャロル。
£2000万(クラウチ、もしくはキーン+現金でのオファー)などの報道が過熱してますが、パーデュー新監督は放出話を一蹴。
本人もニューカッスルへの愛着を度々口にしていることから移籍には否定的な見解で、実際に彼の獲得は困難なミッションか。
他に噂されてる選手で主なものは今夏にも名前が挙がったスアレスとルカク。前者はアヤックスが高額な移籍金を設定し徹底抗戦の構え、
後者も17歳とまだ若く将来性が高く評価されていることからレアル・マドリーを筆頭にヨーロッパ中のビッグクラブによる争奪戦は必至。
いずれにしろここに挙げた3名の今冬の獲得は難しく、次点候補のC・コール、カスタイノス、ウィッカム辺りにシフトする可能性も?

(管理人ゆーやの見解)
1トップ、2トップどちらも遜色無くこなし、得点力がありポストプレーも得意。若く将来性がありながら週給もそれほど高くない、
しかもホームグロウンルールを満たしながら、近年のトッテナムのアイデンテティーの一つであるイングランド人重用の理念にも叶う。
あらゆる見地から見てもキャロル一択だと思います。今後を見据えてもクラブレコードを破る移籍金を用意する価値がある選手でしょう。
しかし、上述したとおり、今冬の獲得は困難。それであれば中途半端にC・コールやウィッカムでお茶を濁すのでは無く、とりあえず
今冬は現状維持(昨季のグジョンセンのようにローンでピンポイントに補強出来ればベター)で、来夏以降に賭けるのもよしと考える。

当ブログでも再三言ってきたように個人的には4-4-2をメイン(デフォー以下現有戦力の利点を最大限活かすシステムを採るべき)で
採用すべきで、ラフィーを中盤に組み込む事を模索して欲しいと思うのですが、恐らくはハリーはトップ下起用に拘ると予想します。
今後も前線はラフィーと誰かのコンビが基本線となりそうなので、キーンを放出してもなんとかFW3人で回せない事はないかな…と。
出来れば今冬に待望の大型FWの獲得を実現して欲しいですが、そういった有望株は冬の市場には出回らないでしょうからね…。
仮に補強なしで現状維持ならば、クラウチの得点力アップ、パブの組み立てへの貢献、まだ試されてないデフォーとラフィーの共存。
この3つの課題の克服が後半戦のカギを握ることになりそう。キーンは環境次第でまだやれるはず。いい移籍先が見つかるといいな…。

ポジション別に3回に分けてお届けしてきた今回の企画「冬の補強を考えてみよう」もこれで終了ですが、いかがでしたでしょうか?
新しい選手をの加入を期待したい一方で、誰かが加わるということは誰かが出て行くことを意味します。これは非常に辛いんですよ。
一つのチームをずっと追いかけているとそのチームの全ての選手に愛着が湧いてきますから、放出云々を語るのは心苦しいもの。
あえて心を鬼にしてトッテナムの未来を見据えて自分なりの意見をまとめつつ、皆様との意見交換を…というのが今回の趣旨です。

あくまで僕の主観ですのでトッテナムファンの皆さまでも賛否両論、色んな意見があることでしょう。
よろしければ皆さまの意見もお聞かせ下さい。トッテナムは今冬の移籍市場でFWの補強が必要ですか?不要ですか?

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第2回 アンケート投票結果発表&CL対戦相手決定!!

先日から受け付けていたアンケート投票企画の第二弾が〆切りを迎えましたので、結果をお伝えしたいと思います。
前回に引き続きまして大変多くの皆様(投票総数:86件)にご参加を頂きまして誠にありがとうございます。管理人とても嬉しいです♪

気になる第二回のアンケート投票結果はこうなりました。ボン!
投票2

【コペンハーゲン】:23件(26.7%)
・コペンハーゲン以外考えられない
・ミランは避けたい。スパーズなら勝ちそうですがラフィーの回復・FWの状態も気になる。無難にコペンで。 他
【ACミラン】:22件(25.6%)
・ここまで来たらミランとの戦いがみたい。そして勝つ!
・単純に見たいです(笑)でも今のスパーズなら十分勝てる見込みはあると思います!
・両サイドバックが穴だからレノンとベイルで攻略できそう
・インテルに勝つことができたので次はミランに挑んでほしいです。
・イタリアの首位にイングランドの強さを見せつける
・どうせならビッグネームと当たりたい。一番当たりたくない(厄介な相手だと思う)のがコペン 他
【バレンシア】:18件(20.9%)
・守備が固いチームよりも、打ち合い
・若さと若さでぶつかって欲しい。
・波に乗ってるチーム同士でスパーズの方が乗ってることを証明してほしい
・危険な相手だが、実力が拮抗していて1番おもしろい試合になると思う。
・イタリア、オランダ、ドイツを撃破したら、残るはリーガでしょ。 他
【ローマ】:15件(17.4%)
・やっぱローマでしょ!トッティをホワイトハートレーンで見たい!
・打ち合いが見たい。DFにやや難あるローマがいい。
・一番面白い試合になりそうな相手だから。
・単純に好きなチームなので 他
【マルセイユ】:4件(4.7%)
・GSを見る限り最も戦いやすい相手だと思う。本当の強豪とはベスト8以降で当たれば良い。
・組織のコペンは意外に曲者で嫌な相手。残りをタレントの絶対数から消去法でいくとマルセイユかなと 他
【リヨン】:4件(4.7%)
該当コメントは…無し!(笑)

今回は個々の選択肢ごとの所感は省きますが、皆様から寄せられたコメントを見ても様々な意見があって非常に面白いです。
その中でもザックリとタイプを分けると《スパーズと対戦相手の力関係、相性、勝てそうな確率などを考えて与し易いと考えた:現実派》
《ただ単純に試合として面白くなりそう、こことの対戦を見てみたい、ここのリーグとの対戦が見たいといった:興味・嗜好重視派》
2つに分かれたのかな~と思います。もちろん、そのいずれの意見も(なんとなく…というのも含め…笑)よく解る気がします。
傾向としては前者は初の決勝ラウンドとなるコペンハーゲンを支持、後者はCL常連で実績・経験十分の強豪ACミランを推した印象です。

せっかく厳しい戦いを勝ち抜き決勝ラウンドに進出したのだから、上を目指して欲しい!という想いは多くの方が抱いてるはずだし、
いやいや、ここまで来たんだからあとはボーナスステージ、面白くなりそうな対戦が見れれば良いという方もいるでしょう。
いずれにせよ、我らがトッテナムがCLという夢舞台でベスト16に勝ち残り、こうして抽選結果に一喜一憂出来るという状況だけで、
僕は感無量というかお腹いっぱいな気分ではあります(笑)個人的にはどこでも来やがれ!ってな気分で抽選結果を待った次第です。



12/17に行われた抽選の結果、トッテナムの対戦相手はACミランに決定しました!

言わずと知れたイタリア、セリエAの名門でありCLも過去7度制覇した強豪クラブ。正直、厳しい組み合わせだと思います。
ただ、個人的にはとても嬉しい組み合わせとなりました。というのも僕は小学生の頃、サッカー少年団に入っていまして、
その頃に初めて海外のクラブをTVで観て最初に憧れたクラブがACミランでした。当時はフリット、ライカールト、ファンバステンの
オランダトリオが所属していて、そりゃもうもの凄いチームだったという淡い記憶(なんせ20年以上前だから曖昧…笑)があります。
そんな僕の幼少期の憧れのミランとトッテナムの対戦。単純に観てみたいと思ってたし、僕にとってこれ以上無い夢のカードの実現です。

セリエA自体が最近はあまり観なくなったので、近頃のミランがどんなチームなのか詳しくは解りませんが、一時期の不調を脱して、
復調気配でリーグ戦でも堂々首位を走っているようですね。メンバーを見てもイブラヒモビッチ、ロナウジーニョ、ロビーニョ、
ネスタ、ザンブロッタ、アンブロジーニ、ガットゥーゾ、ピルロにセードルフと名前を挙げていけばキリがなきくらい豪華絢爛な面子。
ハッキリ言えば実力も経験値も何もかも向こうが一枚も二枚も上でしょう。しかし、トーナメントの一発勝負(実際はH&Aだけど…)、
何が起こるか解りませんし、グループステージでも昨季王者インテルを破ってるんですから、決して恐れることは無いはずです。
変に小さくまとまらず、トッテナムらしい攻撃的なフットボールで、チーム一丸で思い切ってぶつかって欲しいと思います。

第一戦は2/15に敵地サン・シーロで、第二戦は3/9にホーム、ホワイトハートレーンで行われます。
お互い怪我人を出さず(負傷者は復帰して)ベストな状態でこの日を迎えられればいいですね。今からもの凄く楽しみです。

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冬の補強を考えてみよう ~MF編~

ここまでの起用法、今後の予測も踏まえながら冬の補強の展望をする企画の第二弾。前回はDFを取り上げましたが、今回はMF編を。
ほぼ固定化されつつあるサイドと、選手の頭数こそ足りているものの、その構成が若干アンバランスなセントラル。その両方を考えてみたい。

【両サイド】
レノン、ベントリー、ベイル、クラニチャール、ドスサントス、(ローズ:ローン移籍中)

トッテナムの攻撃の最大のストロングポイントは、スピード溢れるサイドアタッカーの突破によるチャンスメークを軸とするサイド攻撃。
その役割を担う両翼のMFはトッテナムにとって攻撃の生命線。ここが生きるか死ぬかは、トッテナムが試合を優位に進められるかどうかの
一つのバロメーターともなり得る重要なポジションです。毎試合のように失点するどこか不安定な守備陣ながら、CLのグループステージを
最多得点で首位通過、リーグ戦でも5位という好位置につけることが出来ているのも、好調な攻撃陣が引っ張っているからに他なりません。
そんな攻撃陣の中でも存在感が抜きんでているのが左サイドのベイルと、右サイドのレノンの二人。圧倒的なスピードが自慢の二人です。
この二人の充実ぶりは目を見張るものがあり、プレミアリーグ屈指の破壊力を秘める両翼であることに疑いの余地はありませんが、
一方ではこの二人への依存度が高く固定化が顕著、サブとしてベンチを温める選手との格差がハッキリとしてる印象は否めません。

昨季はモドリッチ不在を埋めて余りある活躍をしたニコ、同じくレノン離脱を無難に埋めたベントリーはほとんど出場機会を得られず。
両名共に実力ある選手だが、現状ではベイルとレノンを外してまで起用を推す根拠には乏しいのが実情で彼らにとっては不運とも言える。
ドスサントスに至っては満足にベンチ入りすらままならない状況。単純にバックアッパーとして、このポジションをこなせるという選手は
両翼共に揃っているものの、突破型の現レギュラーの二人に対して、サブに甘んじる選手は独力でのドリブル突破を得意としていない選手。
後半途中から投入されて試合の流れを変えられるようなタイプの選手も見当たらず、交代策の選択肢の幅は実は狭いのでは無いだろうか?
レギュラーの二人いずれかが不在となった場合、同じ様にサイドを突破出来るサイドアタッカーを欠くことから一抹の不安もある。
しかし、現実的に考えればこのポジションの補強はまず放出が前提となるはず。候補はニコ、ベントリー、ジオのいずれかでしょう。
上記のうちいずれかが放出された場合…ベイル&レノンのバックアッパー、或いはレギュラー争い出来る選手の補強は必要
上記の放出が無かった場合…とりあえず選手の頭数に問題は無いので現状維持が濃厚

ピーナール   A・ヤング
他のポジションに比べて補強の優先度が低いせいか、獲得候補の噂も少なめ。まずはエバートンのピーナール。契約が来夏で切れる為、
年明けから自由交渉可、現段階で契約延長がまとまっておらず代理人も移籍を示唆。決して財政的に豊かとは言えないエバートンとしては
来夏にフリーで手放すリスクを考えれば、例え主力選手といえども今冬の移籍市場で売却に動いても決して不思議では無いはずだ。
お次はA・ヤング。毎年のように獲得候補に挙がる選手だが、例年とは状況が違う。クラブは放出を断固拒否の構えで指揮官ウリエも
£8000万でなら売却も考えると強気だが、本人との契約延長交渉は難航していると聞く。過去にはバリー、ミルナーら主力を放出した
経緯があることからも放出の可能性がゼロとは言えない。ただ、移籍金は高額が予想される為に一筋縄で行かない事は確かだが…。

(管理人ゆーやの見解)
左はベイル、ニコ、右はレノン、ベントリー(ドスサントス)で一見すると盤石の構えに映るし、補強の優先順位はそれほど高く無い。
しかし、ニコ、ベントリー、ドスサントスのうちいずれか(もしくは数名)は放出して、新たな選手と入れ替える事を検討するべき。
今回の企画では便宜上FWとして換算するファン・デル・ファールトも両サイドをこなせるが、レドナップがラフィーを4-4-2のサイドとして
考えているかは現段階では不透明。補強するとなれば両サイドこなせる人材(独力突破出来る選手であればなおベター)がいいでしょう。
そういう点からも上記に挙げた2名の候補ならば問題無く、むしろ左サイドしか活きないニコ、ほぼ右限定のベントリーらに比べて
起用の選択肢の幅は確実に広がる。ピーナールならば両サイド、セントラルも可でどこでも高水準、ヤングであればトップでも可と
現有戦力よりも使い勝手は良さそう。彼ら二人のうちいずれかを獲得出来るのならば、数名の放出もやむなし…と考えます。
条件的には安価で獲得出来そうな前者かな。年齢が高いのが気になるが中盤ならどこでもやれるのは貴重だし、かなり助かります。
補強の有無に関わらずドスサントスは新天地を探すべき時期。恐らくはこれ以上在籍していてもチャンスは巡ってこないのではないか。

【セントラルMF】
モドリッチ、ハドルストン、ジーナス、パラシオス、オハラ、サンドロ、(リバーモア:ローン移籍中)

昨季までは数こそ足りているものの小粒な印象が否めなかったポジションですが、モドリッチのコンバート、ハドルストンの成長もあり、
一気に層が厚くなった感があります。しかし、純粋な守備的MFと言える選手がいない(パラシオスは近いが…)のが気になるところ。
ただ、4-4-2のシステムを用いる事が多いトッテナムではセントラルMFには攻守両面の貢献が求められる。ハドルストンが重用されるのは
そういった事情もあるはず。ジーナスは最近怪我がちで伸び悩んでおり、パラシオスは守備が得意だが攻撃面では今一つ物足りない。
サンドロは未だプレミアに順応出来ておらず、戦力として計算するには時間が必要。オハラは怪我で長期離脱中であり、放出の可能性も。
こうした諸々の事情を踏まえれば、補強に動く可能性も無いとは言い切れない。事実、今夏にはパーカー獲得に動いているのだから。
考えられる選択肢は以下の3つとなるか。(A、B、C いずれも1~2名の放出が前提)
プランA:守備はそれなりでも、中盤の底からゲームメークが得意で、ある程度の得点も期待出来る万能型MFを補強
プランB:多彩な攻撃陣を活かす為に、多少の攻撃面での貢献の乏しさには目をつぶり守備に特化した守備的MFの補強
プランC:新たな補強は無しで現状維持
 
パーカー   キャリック   L・ディアラ
獲得の噂に挙がってる選手が多い同ポジション。その中でも目を引くのがパーカー、キャリック、L・ディアラ。共に獲得難易度は高いが、
プレミアリーグでの実績は折り紙つきの実力者だ。上記の分類に強引に当てはめればパーカー、キャリックがAタイプに、L・ディアラは
Bタイプとなるだろうか。まずはパーカー。レドナップ監督が一番欲してるのはこの人だろう。夏には実際に£700万でオファーするも失敗。
ウエストハムと契約延長したばかりという点、クラブの中心選手である点、近年ウエストハムとトッテナムの関係が険悪である点を踏まえれば
獲得は非常に困難なミッションと言えるだろうが、一部では降格危機に瀕する状況に本人も移籍を希望しているという報道も。
彼自身が幼いころからスパーズ・サポーターである事は有名。レドナップも常日頃から高く評価し、獲得を熱望しているが…。

キャリックは言わずも知れた元スパーズの中心選手。マンUに引き抜かれ活躍するも、今季は序列が下がり出場機会が減少している。
怪我に苦しむハーグリーブスの状況も考えればマンUが恐らくは手放さないだろうが、代替選手の獲得が叶えば放出との報道もチラホラ。
L・ディアッラはレドナップがポーツマス時代に重用し、今日のステップアップを手助けした選手。そのせいか獲得の噂は度々浮上。
レアル・マドリーでは絶対的な立場とは言えず、本人も将来に関しての明言は避けている模様。諸々の条件が整えば一本釣りも?

(管理人ゆーやの見解)
現在はハドルストン、ジーナス、パラシオス、オハラと負傷者が相次ぎほぼ壊滅的な状況。短期的な解決策とすれば補強も考えられるが、
負傷者が戻ってくればそこまで心配する層の薄さでもないので現状維持でいいような気がします。パーカー、キャリックは好きだけど(笑)
ただ、現状では難しいですがサンドロはローンで経験積ませた方がいいでしょうね。今のままだとちょっと使い物にならん印象です。
起用しながら順応するのを待つのもいいんですが、センターラインはしっかりしておきたいし、数人復帰すれば機会もそう無いだろうし。
オハラも微妙。今は怪我で離脱中だけど、復帰したとしてどれだけ機会が与えられるか?恐らくは序列は低いでしょうしね。
彼自身が昨季ポーツマスにローン移籍して中心選手として大活躍し、出場機会の得られるクラブへの移籍希望も示唆してたので、
オファー次第では放出という可能性もあるかも。生え抜きで献身的に闘うファイターで好きなタイプですが、彼がスパーズで定位置を
奪うのは相当に険しい道のりが待ってるんじゃないかな。ちょっと人数が多いポジションなので、まずは人員整理が先だと思います。
順調にスリム化が進んだのならば、1人獲得…となっても驚きはしません。それが上記の3名のいずれかならば誰でもウェルカムですよ。

今回はMF編をお送りしました。あくまで僕の主観ですのでトッテナムファンの皆さまでも賛否両論、色んな意見があることでしょう。
よろしければ皆さまの意見もお聞かせ下さい。トッテナムは今冬の移籍市場でMFの補強が必要ですか?不要ですか?

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【第17節】 トッテナム vs チェルシー

イングランド・プレミアリーグ10/11 17節

Tottenham 1 - 1 Chelsea 
         
Stadium:ホワイトハートレーン

              前半   後半   合計                               
トッテナム  1  0  1               
チェルシー  0  1  1    
得点
Spurs:パブリュチェンコ
Blues:ドログバ

1011 17
Sub:Cudicini , Corluka , Bentley , Dos Santos


CL初挑戦ながら攻撃的なフットボールを前面に押し出しグループステージ首位通過を決めたトッテナム。前年プレミアリーグを制覇し、
連覇を狙うも最近勝利から見放され足踏みが続くチェルシー。対照的な状況で迎えたロンドンダービーは白熱の展開の末にドロー決着。
お互いが決め手を欠き勝ち点1を分け合う結果となったものの、プレミアリーグの魅力が凝縮された濃密な90分間の死闘となりました。

■頼れる男、ドーソンが戻ってきた
主力の多くが怪我で離脱する苦しい台所事情にあるトッテナム。司令塔のラフィーをはじめ、ジーナス、ニコ、ハドルストン、キング、
ウッドゲイト、オハラ、カブールを欠き、そこに試合前日練習のアクシデントによりギャラスまでもが加わってしまうという危機的な状況。
しかし、その故障者リストから一人の頼れる男が復活。マイケル・ドーソン。8月に行われた代表戦で負った負傷によって長期離脱を
強いられていた頼れる男がキャプテンマークを巻いて遂に復帰を果たす。昨季の4位達成を支えた守備の要の復帰はなんとも心強い。

一方のチェルシーも長らく負傷離脱していたランパードが久しぶりのベンチ入りを果たす。彼らにとってもランプスはまた特別な存在。
流石にいきなりの先発復帰とはならなかったが、「NO.8」がベンチにいるだけで勇気と力を与えただろう事は想像に難くない。
双方にとって「チームの魂」と評しても過言では無い絶大なる存在感を備えた選手が復帰し、シーズンの今後を占う大一番の舞台は整った。

■高い集中力と守備意識が光った堅固な4-4ブロック
狙うはドローでは無く勝ち点3であり、相手をねじ伏せての勝利!という雰囲気がビシビシと伝わり、好ゲームになりそうな予感を
漂わせていた序盤戦、お互い積極的にゴールに向かう姿勢が見える。チェルシーはアネルカを中心に攻撃を組み立てる狙いの模様。
ドログバがベンチなのは戦術的な理由との事。正直、彼がいた方がスパーズとしては怖いんだけど、アンチェロッティは波に乗せると
破壊力のあるスパーズ攻撃陣を警戒したのかもしれない。一方のトッテナムはデフォー&パブの2トップが前線からプレッシャーをかけ、
中盤で自由にボールを持たせない守備で対抗。これが効果的でチェルシーはGKのツェフに戻して組み立てなおす回数が増えていく。
ただ、全体がガンガン前からプレスに行くというよりかは、パラシオスとモドリッチはセンターサークル手前辺りで網を張って、
バックラインの4枚と、中盤の4枚で2列でブロックを作る守り方を重視していた印象。高い守備意識がチーム全体で統一されており、
個々の選手の集中力もすこぶる高くしっかり守れていたので、チェルシーの攻撃を苦し紛れの放り込みに終始させることに成功。

復帰初戦でいきなり強豪相手と難しいシチュエーションになったドーソンだが、3ヶ月のブランクを感じさせない素晴らしい出来。
入ってくるロングボールは自慢の高さでことごとく跳ね返して見せた。サイドバックが抜かれた時のカバーリングも流石の安定感で、
主にアネルカとマッチアップしたのはコンビを組んだバソングだったが、アネルカにしっかりと体をつけて見事に抑え込んだことから、
中央の守備はかなり堅固だった。それに負けるとも劣らず両SBの守備も見事だった。普段は守備で時折脆さを見せる右SBのハットンも
粘り強く相手と対峙してピンチには体を投げ出すタックルでブロック、集中を欠く癖のある左SBのエコトもこの日は鋭い出足で相手を封じ、
ピンチの場面でも抜群のスピードでカバーリングしていた。一度、ラミレスに鋭いクロスを入れられた以外は完璧に抑え込んでましたね。

守備でいいリズムを作れていたトッテナムに待望の先制点が生まれる。エコトのロングパスをサイドに流れたデフォーがキープ、
中央で待ち構えるパブリュチェンコに通すと、パブはワンタッチで相手をかわして左足を振り抜く。ゴール右隅に突き刺さりゴール!

やってくれたましたね~♪パスを受ける段階からシュートまでの絵がしっかり描けていたんだろうな…と感じさせる見事なゴールでした。
この日のパブは前からの献身的な守備もサボらず、一度攻撃になった局面ではトップ下でボールを受けてワンクッション入れる動きが
目立ち、いいリズムを生み出せていたように思います。時間と共に消えてしまったのが惜しいけど、前半の一連の働きは高く評価したい。

バックラインの4枚が非常に安定感を感じさせ、中盤ではパラシオスがピンチの芽をことごとく摘み取る本来のパフォーマンスを披露。
モドリッチも豊富な運動量で攻守において抜群の存在感を見せてたのでトッテナムがイニシアチブを握る時間帯が多かった前半戦、
終了間際に波状攻撃を受けるものの、(チェルシーの拙攻にも助けられたが…)チーム一丸でしっかり耐え凌ぎリードで折り返します。

■怪物ドログバ、地獄の淵から生還したゴメス
ほとんど効果的な攻撃が出来ていなかったチェルシーは後半頭からたまらずドログバを投入。アネルカとの2トップに布陣変更。
それでも後半最初にチャンスを作ったのはトッテナム。レノンがバイタルエリアでボールを受けデフォーのシュートをお膳立て。
惜しくも枠の外に逸れてゴールはならずも前半のいい流れを継続。あと1点。あと1点さえ、奪えれば試合は決まるはずだった…。
しかし、流石は王者チェルシー。簡単には勝たせてくれません。次第にポゼッションを強めると、流れを手繰り寄せていきます。
ドログバの強烈ミドル、クロスボールからの混乱とトッテナムにとってはピンチの連続。しかし、ゴメスのナイスセーブでなんとか耐える。

やはり違いを生み出せる男、ドログバ。ボールを保持出来ず完全に守勢に回ってしまったトッテナム、レドナップはたまらず動く。
前線までボールが届かず孤立していたデフォーに代えてクラウチを投入。ターゲットマンのクラウチを入れることによってロングボールで
陣地を回復しつつ、押し上げようという意図でしょう。クラウチは懸命に競り合いながら奮闘、ハットンは思い切った攻撃参加などで
攻め込めば、チェルシーも負けじとやり返す。正に一進一退。目まぐるしく攻守が入れ替わる「バスケットボールゲーム」の様相を呈して
迎えた69分、遂に試合は動く。GKツェフのパントキックが前線のドログバへ。ドログバはマークについたドーソンと競り合いながら力強く
抜け出すと左足で強烈なシュートを見舞う。これがゴメスの正面に飛ぶも至近距離から放たれた弾丸シュートをゴメスは弾く事が出来ず。
ゴールキックを一発でチャンスに変えて、個人技と身体能力でねじ込んでしまうんだから凄いですね。怪物ドログバ、恐るべし。

遂に同点。残りは20分弱。チェルシーは一気に逆転を狙いとっておきの切り札ランパードを投入。ここからは互いにカウンターの応酬で
ゲームは更にヒートアップ。しかし、お互いに決め手を欠き時間だけが経過していくじれったい展開。この日はベイルの動きが冴えず、
チェルシーの上手い守り方もあってか左サイドからの攻撃は沈黙。一躍スターダムに躍り出た感のあるベイルだが、まだまだ波がある。
しかし、右サイドはレノンがキレのある動きを見せて、ハットンも得意の攻撃参加でサポートしたため有効な攻め手になっていたように思う。
クラウチの競り合いからレノンが放ったシュートも惜しくも枠を逸れ、攻守に渡って獅子奮迅の活躍だったパラシオスは負傷で交代するなど、
死力を尽くした激闘もロスタイムを迎え、このまま終わるかに思えた91分。ドログバの落としにエリア内で反応したラミレスを止めに行った
ゴメスが体当たりのような格好で倒してしまう不運。なんとPK。自らのミスで失点を献上したゴメスにとっては地獄のような展開に…。


あぁ~なんということだと。思いましたよこの瞬間は。前半あれだけ優勢に進めながら、ここでひっくり返されてしまうのか…と。

しかし…


止めた。ゴメスは自ら招いた失態を、最高の反応で止めて見せた。ドログバの駆け引きに最後まで動かず、冷静にコースを読み、止めた。
咆哮するゴメス、落胆のため息から一転、歓喜(いや、安堵と言うべきか)に沸くホワイトハートレーン。守護神としての意地、勝負への執念、
自らのミスを取り返さんという気迫、その全てが全身に宿った素晴らしいシュートストップだった。地獄の淵から、魂の生還。

残り2分。ドローでよし…なんて雰囲気は皆無。最後の最後まで勝利に向かって走るトッテナムの選手達。もちろん、チェルシーもまた然り。
終了間際、最後の力を振り絞りハットンがドリブル突破、倒されて得たFK、キッカーはこの日思うように仕事が出来なかったベイル。
そっとボールを置き、極限まで集中を高める。ゆっくりと踏み出し、蹴りあげる。トッテナムサポーターの祈りをのせたボールは
鋭い弧を描き、チェルシーゴールに向かったが、無情にも枠を捉える事は無かった。そこでタイムアップ。痛み分けのドロー。

勝てる試合だった…とは言えない。むしろ、負けなくて良かったと胸をなでおろすべき結果かもしれない。だが、最後の最後まで
勝負への執念を捨てず、昨季王者と堂々互角に渡り合った素晴らしい試合だった。僕はそう思います。本当に90分間切れる事の無い
集中と、こちらにも伝わる程の熱いハートを見せてくれた選手達の戦いぶりをただただ讃えたい。そんな試合だったように思います。
ホームで勝ち点1。公式戦はこれで3戦連続のドロー。勝ちきれない歯がゆさも残るし、ここで勝ちきれないのが未熟さなのかもしれない。
でも、僕は必ずや今後に繋がる価値ある、本当に価値ある勝ち点1だと感じたし、全く悲観するべき内容では無いはずです。
エッシェンの悪質タックル(お咎めなし)、ベイルの2人がかりでの挟み込み(ノーファール)、などなど数え上げればキリがないぐらい
判定に恵まれない不運もありましたが、最後までハラハラドキドキさせてくれた選手達の奮闘ぶりを見られただけで、満足です。

今日のGood エコト&パラシオス。共に守備で数々のピンチを救い、抜群のパフォーマンスを見せてくれた。
今日のBad  ゴメス。強いて挙げれば。彼のセーブで救われた場面も多いし、自ら与えたPKストップは見事で心情的には責めたくは無い。


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第1回 アンケート投票結果発表

12/3付けの記事:冬の補強を考えてみよう ~DF編~にて、皆様にお願いした今冬のDF補強についてのアンケート投票ですが、
予想を上回る多くの方(投票総数:84件)にご参加を頂きまして誠にありがとうございます。管理人とても嬉しいです♪

気になる第一回のアンケート投票結果はこうなりました。ドン!
投票1

SBのみ必要:32件(38.1%)
・左サイドの補強が必要かと・・・。ただ余剰戦力も考慮し、放出も大事。誰かをコンバートできればなあ。
・左サイドバックのみでしょう・・。ベイルもたまには、サイドバックをやってほしいのですが
・ベイルもエコトも出ずっぱりなんで、同時に離脱する可能性もあると思うから。
・エコトが怪我したらどうしようもない。エコトよりも守備的な左SBがほしいと思いますね。 他

一番多くの票を集めたのがSBの補強のみ必要!という意見。特に頭数が少なくエコトに負担がかかっている左SBを危惧する意見が
多かった印象です。やはり選手層を考えると同ポジションに二人揃えておくのが理想。ある意味では、順当といえる結果かもしれません。

補強は不要:22件(26.2%)
・CBは故障者次第だけど今のところ必要なし!!ベイルはMFとSB兼用でよしとする!!
・冬は余剰戦力の放出だけでOKかな.....
・これから徐々に怪我人が戻ってくるであろう状況でこれ以上の補強は戦力のだぶつきに繋がりかねないので
・FWの補強に集中すべし。 他

次に多かったのが補強は不要!という意見。故障者が多い現状を憂いながらも、今後続々と戻ってくるであろうことを考えると、
人数自体は足りてるので更なる余剰戦力を生み出しかねない、或いはベイルのコンバートで補えるはず…というのが主な理由でした。
確かにこれにも一理ある。選手登録枠、ベンチに置ける人数には限りがありますし、他のポジションの補強を優先に…も理解出来ますね。

CB、SB両方補強が必要:17件(20.2%)
・CL出場を本気で狙うのなら、CBも左右のSBも即戦力が必要でしょう!
・CLの事を考えるとコンディション面で大変な気がします
・左SBとCB。CBはキングとウッドゲートによる。 他

お次は、いやいや両方必要だ!という意見。これは僕が思っていたよりも票が伸びて少々意外な印象でした。ですが、それだけ
現在の守備陣に不安を抱えている方が多いということなんでしょう。確かに今季は失点も多いですし、まだまだ課題も多いですからね。
キング&ウッディが計算立たないCB、エコト一人のSB両方にテコ入れを図って、更なるレベルアップを望む方も多くいらっしゃるようです。

CBのみ必要:13件(15.5%)
・やはり不安なのは主将の膝。センターが揃えば、エコト不在時もLBは十分に埋められる戦力はあると思います
・中長期でドーソンの相方が欲しい!LSH出来る人も多いからベイルはSB兼任でも?
・CLとの両立には最低一人欲しいところです。

最後に一番票が少なかったCB補強のみ必要じゃないか?との意見。こちらは現有CBのアンバランスな状況に不安を抱えている方、
SBはベイルや他の守備陣のコンバートで十分行けるのでは?という想いからと想像します。キング&ウッディらの今後も踏まえて、
今のうちに守備陣の要となるCBを盤石にしておくべき…といった、どちらかというと長期的な視点に立ってる方の意見かもしれません。

この投票の趣旨自体が、多くのトッテナムファン(他クラブのファンも含まれてるかもですが…)の皆さまの意見を幅広く集めてみて、
どんな感じの傾向になってるのかというのを単純に数値化してみるのは面白いんじゃないか、また常日頃トッテナムについてのブログを
管理してる僕自身にとっても非常に興味があったものですから、実験的にやってみようかな…というものだったんですよね。

この投票結果で多数派の意見が正しくて、少数派が間違いという類いのものではもちろんありませんし、色んな意見があって当然。
こうして、様々な意見を投票という形を通して感じる事が出来ただけでも有意義だったと思いますし、とても面白かったので、
投票企画は今後も随時続けていきたいと思います。さっそく第二回の投票を開始しますので、ご参加頂ければとても嬉しいです。

トッテナム・ホットスパーファンブログ The Great Escape 管理人 ゆーや

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【CL グループステージ】 トッテナム vs トウェンテ(A)

UEFA・チャンピオンズ・リーグ10/11 グループステージ

Twente 3 - 3 Tottenham 
         
Stadium:デ・フロルーシュ・フェステ

              前半   後半   合計                               
トウェンテ  1  2  3             
トッテナム  1  2  3
得点
Spurs:O.G(ビスヘルホフ)、デフォー2
Twente:ランザート、ロサレス、シャドリ

1011 CLGS6
Sub:Cudicini , Dawson , Hutton , Dos Santos


既にCL決勝トーナメントを決めているトッテナム。グループ首位通過を懸けてアウェーに乗り込んだトウェンテとの一戦は両チームが
激しく点を取り合った末に3-3のドロー。同組のインテルがブレーメンに敗れた事で、トッテナムのグループA首位通過が決定しています。

■お久しぶりのクロアチアコンビは及第点
ラフィーが怪我で離脱中、司令塔のモドリッチが風邪で欠場ということで先発起用されたのは今季出場機会に恵まれていないニコ。
彼にとっては不慣れな4-4-2での右サイド起用でしたが、可も無く不可も無くで無難にゲームをまとめたな…という印象です。
彼のいい時期を知ってる身とすればパフォーマンスが物足りないのは事実なんですが、取り立てて大きなミスは無かったし、
頻繁なポジションチェンジで主体的にパス回しに絡もうという姿勢は見られた。課題の守備面でも懸命に体を張ってましたしね。
守備から攻撃に切り替わった場面での彼自身の切り替えの遅れは目につきましたが、そこまで悪い出来では無かったように思います。
ただ、攻撃面で彼の持ち味である展開力だったり決定的なパスを出すような仕事はあまり出来ず、消えてる時間帯も多かったですね。
レギュラー奪取に向けてアピールする絶好の機会でしたが、大きなインパクトを残すまでには至らずで、チャンスを活かしたとは言い難く、
終盤にはナイトゲームの寒さが祟ったかハムストリングを痛めた模様で無念の途中交代。本人も悔しそうでしたが、残念ですね。

お次はチョルルカ。今季は開幕から不振で、ハットンにレギュラーを奪われてしまいました。彼もニコ同様、レギュラー奪回に向けて
燃えていたはずですし、絶好のアピールの機会だったと思います。久しぶりに彼のプレーを見ましたが、まぁまぁの出来かな…と。
彼本来のクレバーでソリッドな守備が随所に見られた一方で、不安定なポジショニングだったり、クリアにあたふたする場面もあり、
まだ本調子の出来には遠かったですね。ここら辺は長らく実戦から遠ざかっていたのも影響したのだろうし、コンディションが
万全に整っていなかったのかもしれません。気のせいかもしれないけど、少し体つきがふっくらしたような。もう少し絞った方がいいかも。
ただ、レノンとの関係性はハットンに比べてやっぱり一日の長があるな…と再認識。サポートに顔を出すタイミングであったり
位置が絶妙だし、余計なところで上がってレノンを邪魔することもない。右サイドのバランスは悪く無かったように感じました。
まだまだこれから…といった感じだけど、久しぶりに彼の元気に走る姿を見れて嬉しかったし、今後も腐らず頑張って欲しいですね。

■ボール運びが巧いトウェンテ、必死に喰らいつく「闘犬」パラシオスが復活
全体を通して試合をコントロールしていたのはホームのトウェンテだったと思います。DFからのバックパスをGKが空振りする珍プレーで
ラッキーな形でスパーズが先制はしたものの、ゲームを捨てず自分たちの形を貫こうとする姿勢には好感が持てました。いいチームです。
特に目を引いたのが組み立ての巧みさ。センターサークル手前の自陣から相手ゴールに迫るまでのボールを動かし方が非常に巧い。
これは各々が気の利いたポジショニングを獲れるからこそ成せる業で、それを中盤センターのランザートが巧な散らしでゲームメーク、
前線で高さのあるヤンコがDFのマークを引きつけ、ヤンセンが空いたスペースを突いていくという必殺の形を持っているので厄介でした。
守備で雑な面もあるけど、流石は昨季オランダ王者。ホームでは4-1と快勝した相手ですが、決して簡単な相手では無かったですね。

ショートパスを丁寧に繋いでくるので、スパーズはなかなかボールを奪えずゴール前まで迫られ、バックラインの頑張りで跳ね返すも、
クリアを拾われ二次攻撃を受ける…という苦しい時間帯が続きましたが、この日は中盤のパラシオスがよく頑張っていたと思います。

セントラルMFでコンビを組んだジーナスが前半途中に怪我で退くアクシデントで、その後は守備が得意ではないニコとコンビを組んだ為に、
パラシオスにかかる負担がかなり大きかったと思うんですが、持ち味の鋭い出足からのボール奪取と、奪ってからの強引な推進力が
発揮出来ていて、良いパフォーマンスでした。3点目のデフォーのゴールも彼が相手DFのもたつきを見逃さずにボールをかっさらって、
強引にシュートまで持っていった形から生まれたもの。中盤で激しく相手に襲いかかる「闘犬」のような働きはグッジョブでしたね。

■突き放し、追いつかれ、また突き放し、追いつかれ…
オウンゴールで先制し、エコトのハンドで同点(このPKでエコトを責めるのは気の毒、あれは咄嗟に手が出るよ、人間だもの…みつを)
1-1で迎えた後半開始早々にベイルが左サイドからクロスを供給するとこぼれ球を拾ったレノンが素晴らしいパスをデフォーに通すと、
絶好のお膳立てをデフォーがしっかり決めて2-1に。しかし、この日のトウェンテはしぶとい。すぐに反撃に転じると、ヤンセンのクロスが
ゴール前で待ち構えるロサレスにドンピシャに決まり、豪快なヘッダーを叩きこまれる。エコト、バソングらはただただ見守るばかり。
しかし、攻撃力には自信のあるトッテナム。点の取り合いならお手の物とばかりにすぐに突き放す。前述した通り、パラシオスの
突破からデフォーがこの日2点目となるゴールで3-2。頼れるエースストライカーが復活の狼煙を上げる。失点からわずか3分後の出来事。


しかし、しかし、この日はこれで終わらない。突き放したのも束の間、自陣近くで与えたFKをシャドリに直接ブチこまれ三度の同点。
なんという激しいゲームだろうか。レドナップ、プロドーム両監督もサイドライン際で身ぶり手ぶりを交えて激しく支持を出し合う。
少なくとも70分ぐらいまではどっちに転んでもおかしくないような、シーソーゲーム。しかし、そんな展開も次第にトーンダウン。
同時刻に行われていた他会場のインテル対ブレーメン戦ではブレーメンが大量リードで、この時点でほぼトッテナムの首位通過は決定的。
対するトウェンテは既にグループステージ敗退が決定済みだが、なんとかホームで最後ぐらい勝って終わりたいと意地を見せたい。
そんな思惑が影響してか、終盤はトッテナムは単調な攻撃に終始して次第にゲーム自体の熱量は低下していったが、まぁ、仕方ない。
終盤にはキーンが投入されたものの前線にはほとんど顔を出さず、中盤でのボール繋ぎや守備に重きを置き、ニコの負傷後は、
センターハーフを務めるなどスクランブル。守ってカウンター狙いのリスクを抑えた戦い方で時間を使って、タイムアップの笛を聞きます。

終わってみるとなんだか不思議なゲームだったなぁ…という感想が残った試合でしたが、とにかく最低限の結果を残せただけで十分。
兎にも角にも死のグループとも言える程に過酷な組み合わせとなったグループAを首位で通過出来たのですから、文句はありません。
怪我人が二人も出てしまった事が心配ではありますが、ひとまずはCLグループステージ首位通過を喜びたいし、選手を讃えたいですね。

今日のGood デフォー。貫録の2ゴール。どちらも味方のお膳立てがあってこそだが、落ち着いて決めストライカーの役割を果たした。
今日のBad  パブリュチェンコ。2トップが機能した場面は少なく、前線でボールを収めることも出来ず。存在感が薄かったのが残念。

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【第16節】 トッテナム vs バーミンガム

イングランド・プレミアリーグ10/11 16節

Birmingham City 1 - 1 Tottenham 
         
Stadium:セント・アンドリュース

              前半   後半   合計                               
WBA  0  1  1             
トッテナム  1  0  1
得点
Spurs:バソング
Blues :ガードナー

1011 16
Sub:Cudicini , Pletikosa , Corluka , Dawson , Kranjcar , Sandro


リーグ戦3連勝と勢いが出てきたトッテナム。意気揚々と敵地セントアンドリュースに乗り込んだバーミンガム戦でしたが1ー1のドロー。
早々とバソングのゴールで先制しならがも終盤のパワープレーに屈して追いつかれ、勝ち点3を取り逃がす結果となってしまいました。

■主導権を握り、狙い通りの前半
前半の戦い方は非常に良かったと思います。デフォー&クラウチの2トップが前から積極的にプレスをかけて相手にプレッシャーを
与えて自由にさせず、苦し紛れに前線のジェローム目がけて放り込んできたボールをCBとSBがしっかりと体を寄せて絡め取り、
バーミンガムに有効な攻撃をさせなかった。サイドから入ってくるクロスもギャラス、バソングがことごとく跳ね返してたので、
危ない場面はほとんどありませんでしたからね。この日、特に印象的だったのはバックラインがシンプルなクリアに徹していた点で、
無理に繋ごうとするのではなく、タッチラインにクリアして逃げてその都度しっかりと守備の陣形を整えて相手に対応していました。

バーミンガムは身体能力の高いジェロームにシンプルに当てて、そこからの落としをトップ下のボーセジュールであったり、
中盤のボウヤー、ガードナーの押し上げで波状攻撃に繋げるのが一つの狙いだったと思うんですが、ジェロームを厳しくマークして
抑え込めば攻め手があまりないので怖さは感じませんでした。サイドバックとセンターバックのマークの受け渡しもスムーズで、
ジェロームがサイドに流れてもエコトが巧く体を入れてブロック、ボールを奪ったら縦にいいボールを供給するなどリズムも良かった。

エコトはいいポジショニングでほぼ完璧に封じていたし、逆サイドのハットンも堅調だったのでジェロームは孤立。守備は完璧でした。
そんな守備陣を引っ張ったのがギャラス。彼の出来は際立って良かった。カブールの負傷でこの日コンビを組んだのはバソング。
あまり組んでいない二人だったので試合前は多少の不安もあったが、粘り強い対応とリーダーシップで微塵も感じさせない出色の出来。

守備からいいリズムを作れると攻撃にも波及するもの。決定機の数こそ多く無かったものの、前線のクラウチのポストプレーから、
レノン、モドリッチと連携して右サイドを崩す場面や、デフォーとのコンビネーションでチャンスを作り出していました。
すると前半19分、ベイルのFKをキッカケにゴールが生まれます。決めたのはバソング。ベイルのFKをGKフォスターがパンチングで弾くと、
足下に転がってきたボールを叩きこむ。今季はなかなか出場機会に恵まれなかったバソングが、貴重な先制弾をもぎ取りいいムードに。


その後も厳しいマークに手こずっていたベイルが2人のマーカーをぶっちぎってサイドを突破したり、デフォーが巧みにサイドに
流れて中盤からのボールを引き出すなど、相手に何もさせずゲームを支配し、トッテナムのペースのまま前半は終了します。

■201cm vs 202cm ハイタワー対決はジギッチが制す
後半も立ち上がりはまだトッテナムが主導権を握っていました。モドリッチがコントロール出来なかったもののレノンがクロスで
好機を演出したり、中盤の底から奪ったボールをカウンターに繋げると、パラシオスが突進から巧く散らしてデフォーが鋭い
シュートを放ったり。パラシオスは前節パスミスが多く、お粗末なパフォーマンスでしたが、この日は中盤でのアグレッシブな守備や
散らしのパスも的確で、いいポジショニングでボールも受けていたので及第点と言えるでしょう。一方でモドリッチはイマイチの出来。
昨季、タックルを受けて腓骨骨折した因縁の相手ボウヤーとのマッチアップでしたが、トラウマがあったのかどうかは解らないけど、
いつもの積極的な仕掛けが見られず無難なパス回しに終始してました。時折スルーパスで見せ場を作ったけど、前線との距離が遠く、
パス&ゴーで前に行く姿勢も影を潜めどこか体が重そうな印象を受けた。ラフィーが不在の為、ゲームを作る役割を担った彼の
存在感が薄くなるにつれ、試合の流れは次第にバーミンガムへと傾いていきます。その流れを巧く活かそうとバーミンガムも動く。
敵将マクリーシュはとっておきのカード、202cmの長身FWジギッチを投入して果敢に同点を狙ってくる。この采配がズバリだった…。

トッテナムは時間の経過と共にバックラインが次第に後退。攻撃はクラウチへのロングボールに強引に頼る場面が多くなってしまう。
しかし、肝心のクラウチがこの日は競り勝てない。相手のCBジョンソンが徹底マークで体をぶつけ、クラウチにボールを収めさせなかった。
5_20101206163057.jpg
クラウチにボールが収まらず、中盤のサポートも受けられない状態で2トップが孤立。デフォーも完全にゲームから消えてしまうと、
バーミンガムが攻勢に転じる。ボールを収められないクラウチとは対照的にジギッチは面白いように競り勝ち、かなり厄介な存在に。
ギャラスを中心になんとか対応していたものの、81分に遂に守備が決壊。ジギッチの落としをガードナーにヘッダーでねじ込まれ同点。
あぁ、デカイってだけでこんなにも脅威なんだな…と。普段、クラウチの高さの恩恵に幾度となく預かってるトッテナムですが、
お株を奪われるかのような長身FWの落としに屈し、ワンチャンスをものにされてしまった。ジギッチはこのアシストはもちろん、
セットプレーでの守備においてもクラウチに競り勝つなど存在感が抜群。彼が入った事で傾きかけた流れが一気に向こうに行った感があり、
試合の最初からいたら厄介だったなぁ…と。クラウチも規格外のデカさだけど、それを上回る長身のジギッチ、恐るべし…。

結局、試合はこのままタイムアップの笛を聞くことに。お互い、数少ない決定機をしっかりモノにしての痛み分けとなりました。
前半がほぼ完璧な試合運びだっただけに、取りこぼし感は強いのだが、冷静に90分間を振り返ってみればドローの結果は極めて妥当。
むしろ、ひっくり返されなかっただけよしとするべきかもしれません。それぐらい、終盤のバーミンガムのパワープレーは驚異だった。
ただ、60分すぎぐらいからズルズルとラインが下がり全体が間延びしたところを巧くつかれて失点こそしましたが、バックラインは
堅実な守備で安定感は感じたし、そこまで悲観する内容では無かったように思います。お互い、枠内シュートは4本ずつとタフなゲーム、
しかもバーミンガムはホームでリバプールに分けて、チェルシーには勝ってるわけで難しい場所ですから、まぁ、悪くない結果かな…と。

こういう試合でしっかり勝ち切れば「強いな!」と感じるんですが、追いつかれるあたりまだまだだな~とも思ったり(苦笑)ですが、
仕方ないですね。そんなに凹むことはないですし、ミッドウィークのCLトゥエンテ戦、その後のチェルシー戦と重要な連戦が続くので、
気持ちを引き締め直して臨んで欲しいな。公式戦ではここのところずっと負けてないので、この流れを維持したいところです。

今日のGood ギャラス。堅実なカバーリングとポジショニングでピンチの芽を摘み、相手のクロスを跳ね返し続けた。
今日のBad  クラウチ。序盤は連携で良さも出したが空中戦ではことごとく競り負け、起点になれなかった。

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冬の補強を考えてみよう ~DF編~

時が経つのは早いもので、2010年も残すところ1ヶ月を切りましたね。1月には冬の移籍市場もオープンするということで、当ブログでも
補強に関する話題を解禁(現有戦力に期待したいので補強関連の話題は直前から…というポリシーがあるんです)することにします。

個人的には冬の移籍市場はあまりギャンブルを冒さず、ピンポイントに現有戦力の弱点を補完するべき期間であると捉えています。
夏の補強と違ってシーズン途中での加入ですからフィットするまでに時間がかかる…では困りますし、そんな余裕もありません。
また、各クラブもシーズン途中に主力を放出するリスクを冒す可能性は低いので、あくまで余剰戦力の整理が主になってくるはずで、
そこまで大きな動きは無いかもしれません。そんな中でどのように立ち回り、弱点を補完しつつ、人員整理を進める事が出来るか。
現在のトッテナムには30数名のトップチームの選手がいますが、登録枠は25。新戦力を獲得するには、当然放出も必要不可欠で、
今冬はまず膨れ上がった余剰戦力のスリム化がメインテーマとなりそうです。そのうえで、数名の獲得という流れが妥当かな…と。

DF、MF、FWとポジション別に3回に分けて、ここまでの起用法、今後の予測も踏まえながら冬の補強の展望をしてみようと思います。
今回はDF編。怪我人続出のCB、余剰気味の右SBに比べて層が薄い左SBという、ややアンバランスな構成の守備陣を取り上げます。

【センターバック】
キング、ドーソン、ギャラス、カブール、バソング、チョルルカ、ウッドゲイト、(コールカー:ローン移籍中)

CB_20101203021717.jpg

今季開幕前にアップしたポジション別現状分析レポート(3)CB でも触れましたが、センターバックの補強は非常にややこしく、デリケートな
問題を抱えている為に、少々動きが読み辛く、短期的で考えるか中長期的に考えるかでその是非が変わってくるかもしれません。
南アフリカ代表のCBクマロの獲得が内定しているが未知数であるし、ハドルストンのコンバートは今回は考慮しないこととすると、
現在のCBは5名(SBとの兼用2名)。一見すれば人数は問題なく、むしろ余剰とすら思える充実ぶりですが、その内情は少々複雑です。

ウッドゲイトは昨季に痛めた鼠径部の負傷から未だ復帰を果たしておらず、キングは膝に爆弾を抱えて慢性的な負傷に悩まされている。
この二人がシーズン通して活躍する事はもはや期待出来ず、現実的には2人で1人(或いは0.5人程度)の換算と捉えるのが妥当な状況で、
現在は復帰間近ながらドーソンも離脱中、カブールも2週間アウト、チョルルカは本職はCBながら右SBに比べて安定感を欠くので、
CB起用はよほどのスクランブルでない限りは二の足を踏まざるを得ず、まともに起用出来るのがギャラスとバソングのみと苦しい。
無論、同一ポジションに負傷者が続出すれば苦しくなるのはどこのクラブでも例外ではないのですが、トッテナムの場合、前提として
キングとウッドゲイトの二人が計算出来ないにも関わらず、起用したいとなれば枠を空けておかなければならないジレンマを抱えている。
ザックリまとめても下記の2通りの考え方があるので、どちらを支持(重視)するかで今冬の移籍市場の動き方が変わるのではないか。
・短期的な視点…ドーソン、カブール、ウッディの復帰、チョルルカのコンバート、キングたまに出場で十分回せるはずで補強は不要。
・長期的な視点…ウッディとギャラスは来夏契約切れ、キングの残りキャリア(恒常的な欠場)を踏まえれば本職CBの補強は必要。

もちろん、キングは生え抜きで10数年に渡りクラブを支えてきた功労者なので、出来る限りは現役を続けて欲しいですし、ウッディが
復帰を果たしてくれることを望んでいますが、反面ではいつまでもウッディとキング二人も計算が立たずにその都度構成に悩まされる現状は
よろしくない…とも思う。しかも、ギャラスも怪我がちなのでそう何年も期待出来ないので、補強が必要な時期はそう遠くない。
問題は「いつ」この難問に手をつけるのか?それが今冬なのか、まだ先でよいと捉えるのか。ということになるでしょうか。
テイラー  S・ダン  G・ケーヒル
今のところ主に獲得の噂として挙がってるのが、テイラー、ダン、ケーヒル。イングランド人で若く(20代前半)将来を有望視されている
という共通項があります。ケーヒルはボルトンが財政難の為に放出が既定路線と言われアーセナル、リバプールなどが参戦か。
テイラーは地元出身で本人は移籍を望んでいない可能性が高いが、来夏はフリーで現段階では契約延長がまとまっていないという状況、
ダンはバーミンガムでレギュラーを確固たるものとしており評価も高い。放出を容認するかは微妙で来夏以降なら可能性もありか?

(管理人ゆーやの見解)
レドナップがどう捉えているかは全く読めませんし、個人的にも非常に悩ましい問題なのですが、今冬は動きはないかな…と思います。
取り立てて一番可能性が高いというか現実的なのは、ギャラスともう1年、2年契約延長して、現状維持というところでしょうか。
ただ、テイラーは魅力。来夏フリーということは年明けから自由交渉可。思わぬ安価で獲得も視野に入るとなれば動かない手はない。
テイラーが加われば、キング&ウッディ&ギャラスが抜けてもドーソンとのコンビを軸に、カブール、バソングを含めて層が厚くなる。
そこにコールカー、クマロら若手が成長して争いに加われる感じになれば、CBはかなり理想的な体制になるように思います。

【サイドバック】
まず右サイド。こちらは明らかに余剰です。チョルルカ、ハットン、カブール、(ノートン、ウォーカー:ローン移籍中)と多すぎる。
現在はハットンがチョルルカからレギュラーを奪い定位置を確保してますが、守備で堅実なチョルルカは未だに必要な戦力ですし、
カブールもCBが本職ながら右SB起用でもそれなりに結果を出してることからいざとなればいつでも行ける。問題は残り2名の若手。
ウォーカーは荒削りながらキラリと光る才能を感じるし、ノートンは線が細くフィジカル向上は必須だが、ポテンシャルはありそう。
しかし、2人とも現段階ではレギュラー争いに加わるには至らずローン移籍という状態。ただ、とりあえずは現状維持が濃厚でしょう。

お次は左サイド。こちらは補強が急務。本来はSBであるベイルが皆さまご存知の通りのブレイクぶりで、今後も一列前での起用が濃厚。
となると、残された左SBはエコトのみ。こなせるというだけならば、バソング、ギャラス、オハラもいるが三人ともCB、MFで起用したい
タイプで、出来れば本職SBを揃えておきたいところ。あとはベイルの起用法を今後どうするか?となるが…。
・ベイルをMFで固定…当然、SBが実質一人となる為、エコトのバックアップ、或いはレギュラーを争える選手の確保が急務
・ベイルを左SBに戻す、もしくは兼任…エコトとベイルの2枚体制なら補強の必要性は特になし。

J・エンリケ  ブリッジ
獲得の噂に挙がっているのがエンリケとブリッジ。前者はニューカッスルで不動のレギュラーを確保し、昨季チャンピオンシップで
ベスト11に選ばれ、1年でのプレミアリーグ再昇格の立役者となったことから仮に獲得に動いてもは容易に進まないでしょう。
一方のブリッジはマンCで不遇。コラロフ、ボアテンクら新加入選手に完全に押し出される格好で機会を減らしてる為、移籍はあり得る。
ただ、マンCがライバルクラブに選手を放出するかが懐疑的である点、週給が£9万5000と高額である点がネックとなるかもしれません。

(管理人ゆーやの見解)
長期的な視点に立てばベイルをSBに戻す選択肢は捨てるべきではない。彼は少々守備面では不安はあるがSBに必要な能力を兼ね備え、
世界最高クラスのSBになれる資質を持っている。レドナップも彼を将来的にはSBとして起用したい意向を示唆していますしね。
ただ、現在ここまでMFでブレイクしてしまってるので、当面はこの形を崩さないと考えるのが妥当。むしろ、崩すのもナンセンスです。
となれば、エコトへの負担は軽減しなければならないし、有事の際の備えは必要。よって、早急にSBを補強する必要はあるでしょう。
ただ、世界的に左SB自体が人材難。ピンポイントでエコトと同等のレベルの選手を補強するのはそんなに簡単なことではないはずです。
SBの補強に高額をつぎ込むのは考えにくく、手頃な価格で獲得出来る掘り出し物を探すか、見つからなければ現状維持も十分あり得る。
補強がなしであればエコト不在時はベイルをSB起用し、左MFにニコ、モドリッチ、ラフィーらをスライドするのは可能ではあるが…。

今回はDF編をお送りしました。あくまで僕の主観ですのでトッテナムファンの皆さまでも賛否両論、色んな意見があることでしょう。
よろしければ皆さまの意見もお聞かせ下さい。トッテナムは今冬の移籍市場でDFの補強が必要ですか?不要ですか?
※ブログ右側のメニューに投票フォームを設置したので、閲覧のついでに投票頂ければ嬉しいです♪

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