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【第18節 延期分】 トッテナム vs ブラックプール

イングランド・プレミアリーグ10/11 18節(延期分)

Blackpool 3 - 1 Tottenham Hotspur 
         
Stadium:ブルームフィールド・ロード

              前半   後半   合計                               
ブラックプール  2  1  3             
トッテナム  0  1  1
得点
Spurs:パブリュチェンコ
Tangerines:アダム、キャンベル、オルメロド

1011 18
Sub:Cudicini , Khumalo , Rose , Sandro


大雪の影響で延期されていたアウェーでのブラックプール戦。昇格組ながら攻撃的フットボールを志向するブラックプールの積極的な
姿勢の前に多くのチャンスを作りながら決定力を欠くと、逆に先制、中押し、ダメ押しを許し、痛恨の敗戦を喫しています。

■好感の持てるブラックプールの攻撃的フットボール
いやはや、恐れ入りました。ブラックプールの攻撃的な姿勢は素晴らしいですね。チャンピオンシップから昇格初年度のクラブの
目標は恐らくはプレミアリーグ残留だと思うんですよ。で、大概そういう場合、一番手っ取り早いというか手堅い作戦をとるならば
しっかりと自陣ゴール前に人数かけて引いて守って、少ないチャンスを縦ポン一発で狙うという消極的な策に偏りがちだと思うんです。
もちろん、それが悪いということではなくて上位クラブを相手に勝ち点を稼ぐ確率を高めるには、むしろそれが賢いやり方だと思うし、
生き残り策としては妥当だとも思う。でも、ブラックプールは違う。攻める。どこが相手でも、ホームでもアウェーでもお構いなしに攻める。
今季それほど多くの試合を観ているわけではありませんが、目にした試合はどれも同様にアグレッシブな攻撃的姿勢で臨んでいた。

この日も例外でなく、キャパシティーは少ないながらも熱狂的なサポーターの大声援を背に、オレンジ色の選手たちは躍動していた。
基本的には3トップ。前線は中央のDJキャンベルにビーティーとコルニレンコが有機的に絡む形。とにかくショートパスで繋ぐ、繋ぐ。
バックラインからも蹴っ飛ばさず繋ぐ。ただ、ショートパス一辺倒ではなく、時折大胆なサイドチェンジで局面をガラリと変えてきた。
その役を担ったのが中盤のアダム。ロングレンジのパスの精度とそのサイドチェンジのタイミングが非常に絶妙でかなり効いていました。

中盤ではパラシオスが懸命に潰そうと奔走していたが、ブラックプールは中盤での繋ぎ方が上手いのでスルスルとかわされる場面が多く、
アダム自身も中盤の底からのゲームメークに留まらず自らも前に運ぶ技術も持ちあわせているので、捕まえづらく厄介な存在でしたね。

すこぶる攻撃的なブラックプールの真骨頂と言える2点目の展開は敵ながらアッパレ。自陣深くでボールを奪うとロングカウンターを発動。
DJキャンベルがドリブルでグングン持ち上がり、右サイドを駆け上がってきたコルニレンコへ。コルニレンコはゴールに向かって切れこむと、
DFを引きつけて意表をつくヒールパス。コルニレンコが作ったスペースに今度はビーティーが走りこみ、クロスを上げると、逆サイドには
カウンターの起点となったDJキャンベルがフリーで待ち構えており、あっさりと決める。若干オフサイドっぽく見えなくもなかったが、
これら一連の流れがあまりに見事すぎて、こりゃ決められてもしょうがないかな…と思ってしまった。脱帽。なかなか面白いチームです。
このスタイルはかなりギャンブル度が高いので、これを貫くと降格の危険性と隣り合わせと感じるが、なんか貫いて欲しいな…と思いました。

■右SBにギャラス!急造バックラインが見せた脆さ
直前のCL、ACミラン戦で右SBのチョルルカが負傷し、カブールも負傷離脱中とあって当然ハットンが起用されるものと思ってましたが、
蓋を開けてビックリ。なんと右SBとして先発起用されたのはギャラスでした。ハットンはここ2試合ベンチにも名を連ねておらず、
この日も謎のベンチ外。怪我という情報も聞いていないし、どうしたんだろ?いずれにしろACミラン戦でも途中から右SBを無難にこなした
ギャラスの働きに期待することになったわけだが、結果としてはう~ん…という感じ。守備面で考えればそれほど悪くは無かったけれど、
攻撃面での貢献はほぼ期待薄。まぁ、彼の場合はもともとSBなのでSBとしての動きかた、ポジショニングは心得ているんだけれど、
ここしばらくはCBやってるし、やっぱり中央で構えてこその選手だな…と。結果的には吉とは出なかったというのが感想ですかね。

ギャラスを右SBに移してCBをドーソンと組んだのが今季は出番がめっきり減ったバソング。左利きでスピードもあり、危機察知能力は高い
選手ですが、今季はどうも落ち着かずバタバタしてる感が否めない。この日も序盤からフラフラと中盤に出ていってかわされる場面があり、
なんか嫌な予感がしてたんですが、悪い意味で的中。相手のクロスに反応したDJキャンベルをエリア内で後ろから倒しPKを献上する失態。
久しぶりに巡ってきたチャンスでアピールしたい想いも、なんとかしようという心意気も痛いほどよく解るんですが、あまりにも軽率。
このPKをアダムにしっかりと決められた。敵地でやってはいけない先制点を許し、相手に勢いと自信を与えてしまったのはいただけない。

このPK献上以外でも不安定なプレーぶりが目立ち、やや空回りしていましたね。一番気になったのが一発カットを狙いすぎな点。
頻繁に中盤まで上がっていきカットしようとしてかわされ余計なピンチを招くって場面が幾つかあった。一発カットを狙って取れれば
問題ないけど、もう少しドッシリ構えてもいいのかな~と。ドーソンとの呼吸もイマイチだったし、役割分担が曖昧だったのも気になった。
ここら辺はまだまだ若さというか経験の無さが裏目に出てる印象なので、今後改善していって欲しいですね。いいモノは持ってるわけだし。

■放てども放てども…。決定力不足は深刻
最終的には1-3なので一見すると完敗とも思えますが、内容は決して悪くなかったし、こういう結果になったのが不思議な試合でした。
こういう風に言っちゃうと負け惜しみみたいになっちゃって嫌なんですけど(笑)ブラックプールにとりたてて「強さ」は感じ無かったし、
全く手も足も出せず為す術もなくやられたわけじゃない。むしろ、試合全体を通して多くの決定機を作ったのは明らかにトッテナムで、
数多くあった決定機を一つでも決めていればまた違った結果になっていたはずの試合。そういう意味ではこれもまた自滅なんだと思います。

結果的に0-3から終盤にパブリュチェンコが一矢を報いるゴールのみに留まったけれど、もう挙げていけばキリが無いほどに決定機が多く、
もう何点も入っていてもおかしくなかったんですけどねぇ…。ゴールライン上でクリアされたものや、GKキングソンが弾き損ねが
再び掌に収まった場面、エリア内でGKと一対一となったモドリッチがGKに倒されたもののPKを取ってもらえなかった場面が象徴するように
多少の運にも見放された。勝負の世界には「たられば」は禁物とは百も承知ですが、そう嘆きたくもなるほどにアンラッキーではありました。

放ったシュートは合計で20本を超えてたと思いますが、放てども放てども一向に決まらない。まるで呪いにでもかけられたかの様に…。
ただ、放ったシュートの割に枠内シュートが少なすぎるのはいただけない。何度も崩しているにも関わらずシュートの精度が悪く、
ことごとく枠を逸れていった。最低でも枠に飛ばせば何かが起こる可能性はあるけど、あれだけ枠外ばかりじゃノーチャンスですもんね。

前半はピーナールが、後半はレノンが再三に渡って好機を演出し、2トップもよく攻撃に絡み積極的にシュートを放っていく姿勢は良かった。
特にパブの動きは良かったと思いますよ。たぶん、今季の中でもベストに近いんじゃないかな。彼には珍しく(笑)ポストプレーも
しっかりこなして中盤の攻め上がりを促していたし、惜しくもゴールには至らなかったけど、あわやゴールのヘッダーが2つもあった。

どちらもGKキングソンの驚異的な反射神経に阻まれてしまったけれど、この日一番ゴールに近かったのはパブですからね。
終盤には一矢も報いたし。試合の体勢には影響を及ぼさない場面でしたが、無得点で終えるのと、最後に1点でも返して終わるのとでは
次に向けて精神的にもだいぶ違うと思います。そういう意味ではパブはよく決めてくれたな…と。あれで少しは溜飲も下がりましたよ。

■ここはポジティブに次を見据えよう!
ここで勝ち点3を積んでいれば3位浮上も見えていた試合、しかも4位を争うライバルであるチェルシーに差をつける絶好の機会を逃したのは
何とも悔やまれますし、せっかくCLで結果を残した直後だっただけに、チームとしての底力を試される試合を落としたのは残念ではあります。
ただ、前述したとおり、内容は決して悪くなかった。「あとは決めるだけ」そういう試合だったし、そこまで悲観的になる必要は無いはず。
長いシーズンこういう試合もあるし、大事なのはこれを次に引きずらない事。格下相手に取りこぼした…と凹んでる暇はありません。
何しろシーズンはこれからが佳境。残りもわずか12試合です。ここからが本当の戦いだし、強い気持ちで戦い抜かないといけません。
決められなかったのをネガティブに捉えるか、多くのチャンスを作れた事をポジティブに捉えるか。それは選手たち次第ですよ。
幸いなことに次の試合までは間隔があきます。1週間のドバイ合宿を張る情報も伝わってるので、心身ともにリフレッシュして、
気持ちを切り替えて(シュート練習もしっかりな!笑)次に臨んで欲しい。まだまだ諦めるには早い!まだ行ける!ポジティブに行こう!

今日のGood パブリュチェンコ。課題のポストプレーもしっかりこなし、多くのチャンスに絡んだ。終盤には一矢を報いるゴールも。
今日のBad  バソング。特に前半は中途半端な対応でピンチを作り、気合が空回った。先制点の場面も軽率。

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2011’フットボールクラブ収入ランキング

毎年恒例ではございますが、国際的会計監査法人デロイトによる世界クラブ収入ランキングが出ましたので今年もお届け致します。

Deloitte Football Money League - 2011    Deloitte Football Money League2011(PDF)
※(単位:百万ユーロ 2011/02/20現在のレート100.0 = 約113億8600万円)

1011.収入ランキングjpg
※Ticket = 入場料収入 TVRights = TV放映権料収入  Trade = 商業収入(スポンサー、ユニフォームサプライヤー契約含む)

比較対象として前年(2010年)のランキングを見たい方はこちらを参照→昨年のランキング(別窓で開きます)
◆Deloitte Football Money Leagueの概要を簡単におさらい

●単純にクラブの収入のみをフォーカスしたものであり、支出を含めた営業利益を考慮したものでは無い
よって、オーナーの資産やポケットマネーの類、選手の移籍で発生した収入・税金等も対象外。
●Matchday(入場料収入)、 Broadcasting(放送料収入)、Commercial(商業収入)の3本立てで構成されている
当ブログではより解りやすいようにTicket、TVRights、Tradeとして表現してます。
●今年度のランキングは昨季、すなわち2009/10シーズンの実績を基に算出されている

まず全体の傾向として、この上位20クラブの大半がCLグループステージに進出したクラブ(20クラブ中14クラブ)であるということ。
更にそのうちの10クラブは決勝ラウンドにも進出しており、このCLへの出場がTV放映権料、チケット収入の増加にに大きく寄与しています。
※ちなみに、CLはそもそも出場しただけでかなりの収入が得られます。09/10シーズンの分配方式で算出しても、グループリーグに
出場しただけで€380万、更に1試合毎に€55万が加算され、更に勝利すると€80万が加算、引き分けでも€40万がクラブに入ってくる。
更には決勝ラウンド進出決定で€300万、ベスト8で€330万、ベスト4で€400万が加算されていき、準優勝で€520万、優勝で€900万を
受け取る事が出来ます。これは非常に「おいしい」収入源ですよ。各クラブがこぞってCL出場を目指すのもうなずけますよね。
ちなみのちなみ、優勝したインテルはCLだけで実に約€4900万(出場ボーナス+勝利給+TV放映権料)の荒稼ぎ。凄まじい額ですよ。
これに加えて各試合のチケット収入やそれに付随した諸々の収入もあるわけですから、CLがマーケット面でどれだけ重要かが分かります。

また、上位10クラブの顔ぶれは多少の順位の変動はあれど昨年と変わらないのに対して、10位以下のクラブには大きな動きが出ました。
特に際立つのがマンチェスター・シティの躍進。前年19位から8ランクUPの11位。巨額な資金を持つ富豪オーナーの存在ばかりが
クローズアップされますが、クラブとしてもそれに頼らず収入をあげることが出来る体制への整備が進んでいると捉えていいでしょう。
まぁ、マンCの場合は収入を大きく上回る、それこそ途方も無い程に巨額の赤字を出してるのでまた別のお話になってきますが(笑)

続いて、収入の3本柱における傾向を簡単にまとめてみましょう。それぞれのリーグ毎で特徴があり、非常に興味深いです。

●TV放映権料:2強(レアル・マドリー、バルセロナ)が独占による歪みが顕著なリーガ
今年のランキングでも前年に引き続きリーガの2強がワンツーフィニッシュを飾っています。それも他を大きく引き離している。
これはリーガのTV放映権料の分配方式が大きく影響しています。リーガは他のリーグと大きく異なり、この2強のほぼ独占状態。
セビージャのデル・ニド会長が2強の独占状態の現状を痛烈に批判したという記事が最近あったように記憶してますが、さもありなん。
今年は昨年と違い、2強に続いてA・マドリーが堂々17位でのランクインを果たしていますが、TV放映権料を見れば2強との間の差は歴然。
この問題を解決しないうちは2強とその他大勢で格差が非常に大きいという図式がそう容易くは変わることは無いように思えます。

●チケット収入:安定した増員力を背景に収入を確保するプレミア、セリエAの抱える問題
チケット収入においてはプレミア勢の堅調が目立つ一方で、セリエAがトップレベルのクラブでもプレミアの中堅とさほど変わらないという
特徴が出ています。これは自前のスタジアムを有し、加えて毎試合ほぼ満員の観客を呼び込めるプレミアと、自前のスタジアムを持たず、
客離れも深刻化しているセリエとの差が顕著に出たというところでしょうか。今後はファイナンシャル・フェアプレー制度(以下FFP)の導入を
見据えて、セリエAでも各クラブが自前のスタジアムを建設し、保有するという流れへの転換を迫られる時期が来るかもしれませんね。
僕はセリエA事情にはとんと疎いので、現状どれ程のクラブがスタジアム持ってる(或いは建設計画がある)かは知らないんですけど(笑)

●商業収入:長い年月で積み上げた実績、メガクラブの強み
最後にその他の商業収入ですが、これはもう単純にクラブの営業努力の賜物だと思います。一朝一夕では築くことの出来ないブランド力。
スポンサーもそうですし、ユニフォームサプライヤーも然り、巨額の契約を結べるという事はクラブとしてそれだけの価値があるという事。
それに加えてユニフォームの売上等も含まれてくるので、世界的な知名度、人気、実力を有するクラブはこの分野ではやはり強いです。
そういう意味においてはレアルはやはり一日の長がありますね。いち早くマーケティングの重要性を認め、クラブのブランド力を高めた。
近年のリーグやCLでの成績ではバルサに遅れをとってる印象がありますが、世界的にみればレアルのブランド力はやはり強大なもので、
FIFAからも、先日発表されたIFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)からも贈られた「20世紀最高のクラブ」の栄誉は伊達じゃないですね。

■トッテナムの09/10シーズン収入総括
●前年度より順位が3つアップし、12位にランクイン!(拍手)
●クラブがあげた収入はこれまでのクラブ史上最高を記録。(拍手)
・チケット収入:1試合当たりの収入は£150万に留まる。これはWHLのキャパシティが36,240人収容によるため。
更なる収入増加の為にクラブは新スタジアム建設計画を推進中。ノーサンバーランド建設計画(NDP)とオリンピックスタジアムへの
移転の2案を並行して検討していたが、オリスタの入札はハマーズが優先候補に内定。NDPは北ロンドンに留まること、56250人の
収容を保証するものの、ここまでは地元からの全面的なバックアップが思うように得られず計画は難航中
・放映権料:2009/10シーズンは欧州戦が無いにも関わらず前年比15%UPを記録。
・商業収入:前年比10%UPを記録。
09/10シーズンはマンション社とのメインスポンサー契約最終年。1年当たり£850万。
10/11シーズンからはスポンサーが変更。リーグはAutonomy(オートノミー)、カップ戦はInvestec(インベステック)に。

09/10シーズンはピッチ内での成功が著しく、プレミアリーグ発足以来最高のリーグ4位で終え、CL出場権を確保しました。
好調なチームの後押しもあり、収入は軒並み増加。本拠地のホワイトハートレーンが収容人数が36,240人と規模が小さいながらも
チケット収入が堅調なのはプレミア内でも屈指のチケット代の高さにも関わらず、毎試合ほぼ満員で埋め尽くす熱狂的なサポーターの力。
2010/11シーズンはCLにも出場、現段階でベスト16に勝ち残っているため、大幅な収益増が見込めることに加えて、今年のベスト10の
リバプール、ユベントスがCL出場権を逃していることから、来年のランキングではベスト10入りも見えてくるかもしれませんね。
ただ、トップ10入りして尚且つ常連となるためには、安定したピッチ内の成功(毎年継続してCL出場)と新スタジアム建設は不可避。
特に難航してる新スタジアム建設はなんとか前進させたい。シーズンチケットの待機リストも数万を抱えるプレミア屈指の人気クラブの
サポーターの要望を満たすためにも、安定した収入を確保する意味でもハード面の増強は重要です。これが叶えばクラブの未来は明るい。

●まとめ
僕自身、クラブの財政とか経済的な話には疎いですし、各クラブやリーグの現状をきちんと把握しているわけでは無いですから、
非常にザックリとしたまとめでツッコミどころも多々あるでしょうが、大体こんなもんか~とおおらかな気持ちで捉えてください(笑)
今後はFFPの段階的な導入が控えているので、各クラブがこれまで以上に収入の確保と、支出の減少が求められるでしょうね。
そういう意味ではこのランキングは現段階ではあまり意味の無いものとなってますが、数年先にはクラブの財政的な「体力」を図る
大きな指針になる可能性はありそうです。クラブの収入を超える支出が出来ないとなれば、収入をどれだけ上げるかが重要ですからね。

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【CL ベスト16】 トッテナム vs ACミラン(A)

UEFA・Champions League 10/11 Round of 16 1st-leg

AC Milan 0 - 1 Tottenham Hotspur 
         
Stadium:サン・シーロ

              前半   後半   合計                               
ACミラン  0  0  0             
トッテナム  0  1  1
得点
Spurs:クラウチ
Milan:

1011 CL16 1
Sub:Cudicini , Bassong , Defoe , Pavlyuchenko


いよいよ火蓋が切られたチャンピオンズリーグ決勝ラウンド。我らがトッテナムの相手はイタリア、セリエAの強豪ACミラン。
グループ首位通過の自信を胸に、意気揚々とサン・シーロに乗り込む。互いの意地がぶつかり合った熱戦の先に待っていた結末は…。

個人的にも長年に渡って夢見てきたトッテナムにとって初めてののCLの夢舞台を、今季は思う存分堪能させて頂いてるわけなんですけど、
とりわけ相手が幼少期に憧れた赤と黒の縦縞、ACミランとあって、これまでの色んな想いがこみ上げてきて感慨もひとしおの試合でした。
グループステージでインテルと対戦することになり、ジュゼッペ・メアッツァで戦うトッテナムの姿を見るのは今季早くも2度目ですが、
僕の中のイメージではやっぱりここは「サン・シーロ」なんですよね。もちろんインテルも負けず劣らず偉大なクラブなんですが、
ACミランはまたそれとは別の、もう一つの偉大なヨーロッパの巨人というか、特別なクラブの一つ。CLアンセムに痺れ、しばし絶句。感動。

■インテル戦の教訓を生かす素晴らしい立ち上がり
そんなこんなで、すこぶるテンション上がっちまって舞い上がる心を、努めて冷静に沈めながら序盤の立ち上がりに注目したわけですが、
素晴らしい試合への入り方だったと思います。思い返せばインテル戦は前年王者のオーラなのかスタジアムが醸しだす独特の雰囲気に
呑まれたのか開始2分にサネッティにゴールを許し、立て続けに失点を喫して開始15分で3点ビハインドを背負うという悪夢の展開でしたが、
そこで得たであろう教訓を生かして、しっかりとした精神状態を保ち、慎重且つ丁寧なアプローチで試合に入る事が出来ていました。

激しい雨が降りしきりスリッピーなピッチコンディション、それに加えて中途半端な戦い方で相手に主導権を握られるのを避けたいという
意図からでしょうが、この日は『クラウチへの放りこみ』という単純明快、且つ欧州の舞台では最高の武器となり得る戦術を終始徹底。
この狙いが結果的には吉と出た感があります。国内ではある程度研究され思うように成果を挙げられない事も目立つクラウチの「高さ」も、
こと欧州の舞台となれば話は別。特に序盤はクラウチが期待に応えてことごとく空中戦に競り勝ち、チームに落ち着きをもたらします。
ただ、闇雲に放り込むのではなく、ファーサイドに流れるクラウチをめがけてフィードを入れ、その落としをラフィーらが狙う形が効果的で
結果的にはゴールにこそ繋がらなかったものの、ミラン守備陣を再三に渡って混乱に陥れることには成功したのではないかな…と。

■堅固な守備ブロックでミランの強力な攻撃陣に対抗
この日のミランの前線はロビーニョとイブラヒモビッチの2トップにトップ下のセードルフが絡む形。名前を並べただけでも強烈ですが、
やはりズバ抜けた能力を持つ選手なので、この前線をいかに抑えるか…が試合の行方を左右する鍵だったのは言うまでもないでしょう。
まず何と言っても一番の脅威のイブラヒモビッチ。高さもあり、身のこなしもしなやかで、時に理不尽とも思えるゴールを叩き込む
スペシャルなストライカーをドーソン、ギャラスのCBコンビがしっかりと体を預け自由にさせませんでした。特に際立って良かったのが
ドーソンの対応。時折イブラ目がけて放り込まれるボールもことごとく跳ね返して、制空権を最後まで握らせなかったのはお見事。


ドーソンの高い集中力は最後まで途切れなかった。後半はかなり押し込まれてセットプレー含めてピンチの場面は多かったけれど、
ヘッダーでのクリアはどれも力強く、一対一での対応も負けなかった。また、ゴメスのビッグセーブも触れないわけにはいかないだろう。
後半開始早々に立て続けに3本のCKを浴び、ジェペスにドンピシャのヘッダーを喰らったが素晴らしい反応で弾きだしてみせると、
直後にもT・シウバからの浮き球を受けたジェペスの至近距離からのヘッダーも再び魂のセービング。この守護神の二つのビッグセーブ
なくしてクリーンシートで終える事は出来なかった。彼もまたこの試合の勝利の立役者の一人。気合が入ってたし、素晴らしい反応でした。

粘り強い守備とタイミングの良い攻撃参加で貢献したチョルルカ、抜群のスピード、巧い体の入れ方でピンチの芽を摘んだエコトの
両SBの健闘も光り不安視されたバックラインには安定感が感じられましたが、それにも増して出色の出来だったのが両CMFの二人です。
パラシオスは昨季の良かった頃を彷彿とさせるアグレッシブな守備で中盤を制圧し、サンドロはどこまでもいやらしく付いていく
徹底的なマーキングと、局面のぶつかり合いにも負けない屈強さを見せてくれた。本当にこの日のサンドロは危険になりそうな所には
常に顔を出してことごとくピンチの芽を摘んでいたし、パスの受け手としても出し手としてもかなり積極的に絡んいたように思います。

ミランがあまり激しくプレスに来なかった事もありますが、この日は中盤からの組み立てが非常にスムーズ。特に前半は流れるように
パスが繋がってボールをキープする時間が長かった印象で、両CMFのポジショニングが巧みで、散らしのパスも良かったです。
イブラヒモビッチやロビーニョにそれこそコバンザメのようにくっついて、絶対に自由にさせない働きがとても素晴らしかった。
この日は両CMFを筆頭に攻撃から守備に切り替わった時の切り替えの速さが目立ちました。一人がボールサイドに寄せて時間をかけさせ、
その間にしっかりとバックラインを中心に守備体系を整え、中盤と連携して潰していく。これが徹底されていたのが良かったです。

■相次いだ負傷交代、フラミニの愚行、荒ぶるガットゥーゾ
試合の序盤には俊敏な反応で対処していたミランのGKアッビアティが負傷により交代。担架で運ばれましたが首に何か巻いてたようなので
接触の際にムチウチのような感じになっちゃったのかな?見た感じではよく分からなかったけど。アクシデントを受け、アメーリアが入る。
ミランとしては前半の早い段階で予期せぬアクシデントによって一枚交代カードが少なくなったのは誤算だったかもしれませんね。

しかし、負の連鎖はトッテナムにも。フラミニの両足の裏を見せて飛び込む悪質なタックルを受けたチョルルカが担架で運ばれてしまう。
この場面、フラミニは遅れてタックルにいったわけではないし、しっかりとボールを捉えてはいます。しかし、両足はいかんですよ。
イエローカードで済んだのがラッキーで、本来ならば一発退場が妥当。もしもあのタックルがチョルルカのすねを直撃してようものなら
骨折必至の極めて悪質なタックルです。後に謝罪したようですが、一人の選手生命を奪いかねないプレーだけに猛省を促したい。

どんなに言い逃れようが問答無用に「非道」なラフプレーであり、イエローで済ました主審の判断にも疑問符をつけざるを得ませんね。
チャーリーの負傷を受けて長期離脱から復帰したウッドゲイトが投入される。これは嬉しかった。不幸中の幸いというやつですな。
苦しんで苦しんで苦しみ抜いた末に、なんとCLで復活。あそこでバソングでなくウッディを起用したレドナップがある意味凄いけど(笑)
だって普通に考えたらかなりのギャンブルだよ。でも、そこは流石のウッディ、ブランクを感じさせず。ギャラスも右SBを無難にこなしてた。

このフラミニのタックルにも激しい憤りを禁じえませんが、もう一人目立ってた選手いましたね。事あるごとに激昂して荒ぶる男が(笑)
判定にはダダっ子の様にゴネて不満を全身で表し、相手のコーチの胸を小突き、試合後には相手ベンチに向かって行き、一悶着起こすと。
こんなお騒がせ男がキャプテンマーク巻いてるってんだから笑っちゃいますよ。まぁ、フラミニに比べれば微笑ましいですが。

前提として言わせて頂ければ、僕はガットゥーゾは嫌いではないんですよ。むしろ闘志を前面に押し出しファイトする彼のような選手は
どちらかというと好きな部類ですらある。ただ、どんな事情があれど相手のコーチに噛み付いたり、試合後に詰め寄るのはいただけない。
ただ、彼は彼なりに上手くいかないチームを鼓舞しようという主将としての責任感からあのような態度になったのかもしれませんし、
ああいうのも一種の「焦り」の成せる業。チームがうまくいってればあそこまでイライラすることも無かったはずで、彼をあそこまで
駆り立てたのはトッテナムの好パフォーマンスの裏返しと言えるのかもしれないな…と思ったり。我を忘れた時点である意味負けですよ。

■高速カウンター炸裂。スピードスター、レノン!
ピーナールは気の利いたポジショニングで、ラフィーは抜群のキープ力とトリッキーなシュートなどで幾つか見せ場は作った。
二人とも及第点以上の働きはしていたし、レノンも対面するアントニーニを再三に渡って脅かし、サイドの攻防を制してました。
「トッテナムらしい」攻撃はあまり見せられませんでしたが、アウェー仕様の大人の戦い方が出来ていたのは高く評価してもいいでしょう。

ただ、前半はそれなりにボールもキープ出来ましたが、後半はミランが攻勢に出てきてトッテナムは守備に追われる時間帯が大半でした。
しかし、残り時間を10分を切ろうかというところで、トッテナム得意の高速カウンターが炸裂。貴重な先制弾が最高の形で生まれます。
サンドロが奪ったボールを虫垂炎の手術明けでこの日は途中出場だったモドリッチが素早くレノンへ。ボールを受けたレノンは自慢の快足を
飛ばし右サイドを疾走。グングンと加速しながら突進するレノンを止める術は無く、鋭く切り裂いたレノンはクラウチへ最高のお膳立て。

レノンが最後のDFをかわして折り返した時点で勝負ありでしたね。クラウチはただ決めるだけでしたから。でも、こういう簡単なのを
あっさりと外すのがクラウチだったりするので割とヒヤヒヤしましたけど(汗)ちゃんと決めました。疑ってごめんよ、クラウチー(笑)
戦前ベイルの不在を嘆く声を多く目にしましたが、僕は全く心配してなかったです。なぜならレノンがいるじゃない!と思ってたから。
期待通りにサイドをブッちぎってくれて嬉しい限りです。ベイルだけが注目集めがちだけど、元祖スピードスターを忘れるべからず。

結局1-0で勝利。引き分けでも、最悪負けてもアウェーゴール奪ってホームに繋いでくれれば御の字と思ってたので、嬉しい誤算でしたね。
ただ、勝利に値する試合内容ではあったと思います。最後のイブラヒモビッチのファール(オフサイド?プッシング?)はヒヤっとしたけど。
敵地で先勝と最高の結果が出ましたが、これで勝ち抜けが決まったわけではない。H&Aで考えるなら、あくまで前半が終ったに過ぎません。
この日の結果を自信としても構いませんが過信になってはいけない。次は得意のホーム。本来の力を発揮しての快勝に期待したい。
幸いあと1ヶ月時間が空くのでベイルやハドルストン、キングら怪我人の復帰も見込める。今回はミランも怪我人が多かったようなので、
お互い出来るだけベストな形でぶつかれればいいですね。この日、負傷交代したチョルルカとアッビアティが軽傷であることを願ってます。

今日のGood サンドロ。粘り強い対人守備と献身的なハードワークで強力なミラン攻撃陣に喰らいついた。
今日のBad  該当者なし。全員がビッグゲームに呑まれず、しっかりと各々の役割を果たした。

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【第27節】 トッテナム vs サンダーランド

イングランド・プレミアリーグ10/11 27節

Sunderland 1 - 2 Tottenham Hotspur 
         
Stadium:スタジアム・オブ・ライト

              前半   後半   合計                               
サンダーランド  1  0  1             
トッテナム  1  1  2
得点
Spurs:ドーソン、クラニチャール
Black Cats:ギャン

1011 27
Sub:Cudicini , Bassong , Khumalo , Woodgate , Crouch


今季は手堅い守備を武器にヨーロッパを伺う位置につけている難敵サンダーランドとの一戦は開始早々に先制される苦しい展開ながら
執念の追い上げを見せての逆転勝利。リーグ戦の連勝を3に伸ばし、直後に控えるCL決勝ラウンド1回戦に向けて弾みをつけています。

■前半:相手の激しいプレスに圧される劣勢の展開
試合は開始早々からサンダーランドの前線からの激しいプレスにさらされ、思うようにリズムが作れず非常にタフなゲームとなりました。
先制したのは序盤から試合を優位に進めていたサンダーランド。リチャードソンがサイドから起点を作りクロスを放りこむと、
若干マイナス気味に流れたもののギャンが素晴らしいコントロールでボールを収め、鋭い反転からのシュート。これが左隅に決まる。
マークにつくドーソンも一瞬対応が遅れ、ゴメスも懸命に手を伸ばしたものの及びませんでした。この場面、ギャラスがスパイク交換の為に
外に出ていた時間帯で、それが失点に繋がってしまうという失態。ちょっともったいない失点でしたが、ギャンの得点感覚と個人技を
褒めるべきかもしれません。ギャンはその後も1トップとして抜群の存在感。キープ力もあるし、裏へ抜け出すスピードも驚異的で、
緩急をつけるマルブランク、突破が魅力のリチャードソンに新加入のセセニョンが絡むアタッカー陣はなかなかに手強かったな…と。
今季はチェルシー戦での3-0完勝を含めて、上位陣相手にも互角に渡り合い、ここまで7位をキープしてるのもうなずけるというもの。

前半は完全に主導権を握られ、チャンスらしいチャンスはほとんど作れずじまい。前半のチャンスといえば、覚えているだけでも
ニコのヒールパスを受けたパブが苦しい体勢でシュート放った場面とオーバーラップしたエコトのクロスがDFにブロックされた場面くらい。
サンダーランドがかなりアグレッシブな守備を仕掛けてきたことで、中盤で自由にパスを回させてもらえず、苦し紛れのバックパスが多く、
バックラインからの前線へのフィードも著しく精度を欠いたことからセカンドボールを拾われ、波状攻撃を許す苦しい時間帯が続きます。
2トップのデフォー&パブリュチェンコにはほとんどボールが届かず前線は孤立し、中盤の激しいせめぎ合いでも相手に分があり、
リズム良くポンポンとパスが繋がるサンダーランドとは対照的に、スパーズはまともに攻撃の時間すら与えてもらえませんでした。

トッテナムにとってはかなり厳しい展開でしたが、前半終了間際にセットプレーから同点に追いつきます。ピーナールの蹴ったCKを
中央で待ち受けたドーソンが執念のヘッダー。ギャラスがGKゴードンの視界を遮る好プレーも手伝ってゴードンの股間をすり抜けゴール。

このゴールは非常に大きかったですね。ほとんど何もさせてもらえなかった45分でしたが、セットプレーのワンチャンスをゴールに繋げ、
いい形で後半を迎える事が出来た。もしもこのゴールが無かったら後半も前半同様にズルズルやられてたかもしれない。そう思わせる程に
この日の前半の両チームの出来には差があったし、このゴールは押せ押せムードのサンダーランドに冷水を浴びせたという意味でも、
価値のある同点弾だったように思います。ギャラスのナイスアシスト(?)もグッジョブ。スパイク交換の失態を少しは取り返したな(笑)

■後半:執念で逆転。ネバーギブアップの精神
後半も開始早々、リチャードソンがドーソン、チョルルカ2人のマークをものともせずにキープしてCKを奪取するなどサンダーランドが前半の
勢いそのままに攻勢に出る。ドーソンの同点弾でも流れは変わらないか…と心配が募ったものの、ここで頑張ったのが右サイドの二人。
まずはピーナール。機を見て相手守備陣にとって嫌がる絶妙なタイミングと危険な位置にスッと入り込んでいくポジショニングが巧みで、
精度の高いクロスを放りこみドーソンの頭にピンポイントで合わせてチャンスを創りだすなど、次第に流れを手繰り寄せる。
守備でも一切手を抜かず、一列後のチョルルカをしっかりサポートして二人で連携して挟み込んでボールを奪う場面も見られた。

前線からの激プレスでやや運動量が落ちたサンダーランドを尻目にようやくリズムを掴んだトッテナムが反撃に転じると、迎えた57分。
今度はチョルルカがスペースへサンドロを走らせる絶妙なパスを通す。受けたサンドロがクロスを放りこみ、DFに跳ね返されたものの
そこに詰めていたのがニコ。浮き球をしっかりとミートする素晴らしいダイレクトボレーが豪快にゴールネットに突き刺さり逆転!

見よ、この爽やかな笑顔!(笑)前節に引き続き貴重な決勝ゴールを叩き出す素晴らしい活躍。全く恐れ入りました。よっ!イケメン!
チョルルカが起点となり、最後はニコがフィニッシュ。共に先発の座を奪われたいた二人のクロアチアンが最高の結果を出しましたね。

攻守に渡って素晴らしい働きをしていたピーナールが怪我で退くアクシデントはあったものの、レノン、パラシオスを立て続けに投入し、
終盤に受けたサンダーランドの波状攻撃をチームの全員が集中力を切らさず戦い、しっかりと耐えぬいてタイムアップ。
ロスタイムまでハラハラさせられたけど、スタジアム・オブ・ライトでのサンダーランド戦を逆転勝利で終える事が出来ました。
2トップが連携で崩した場面は皆無だし、そもそもFWを有効に活かすような戦い方も出来ていない。デフォーの動きは終始冴えなかったし、
パブもほとんど仕事していない。純粋なサイドアタッカー不在で攻撃が中央に偏り気味、エコトは集中欠いて、得意のフィードもてんでダメ。
ツッコミどころは多々あるけど、この日は離脱者も多いし、内容云々よりも結果が欲しい一戦だったのでよしとしましょう。

■示した層の厚さ。控え組の意地
この日はモドリッチが虫垂炎で、ベイル、ラフィーが共に怪我で欠場し、レノンは直後に控えたCLを見据えたであろう温存でベンチスタート。
今季はなかなか出場機会が得られず不遇な時期を過ごしていたニコにとって、レギュラー奪取をアピールするまたとないチャンスでした。
そんな中、先発で送り出したレドナップの期待に応えてしっかりと結果を出した。彼にとっても、チームにとっても大きいゴールでしたね。
この日のニコは守備でも懸命に体を寄せて頑張っていたし、モドリッチやラフィーがいない中で懸命にゲームをつくろうと奮闘していた。
ゴールして以降は少し存在感が薄れてしまったのが惜しいけど、全体を通してはよくやったと思うし、及第点以上の働きではありました。

そして、個人的に讃えたいのが両CMFの二人。ジーナスとサンドロ。前半はサンダーランドの激しいプレッシングに苦しめられ、
細かなミスが目立ったけれど、後半になってきちんと修正。共に運動量豊富に中盤を走りまわり、懸命にスペースを埋め、体を張った。
サンドロがとても良かったですね。守備も頑張ってたし、前線のスペースに走りこんで攻撃に絡む姿勢も何度か見られて非常にポジティブ。

前半のシュートはちょっと滑って体勢を崩したけれど、走りこむタイミングは完璧だったし、ニコの決勝弾も彼の飛び出しから生まれたもの。
今夏に加入以降、出場時間の短さもあってどういう選手なのかイマイチ特徴が掴めなかった彼ですけど、なんとなく彼の持ち味というか、
得意とするプレースタイルが垣間見れたような試合だったと思いますね。正にBox-to-Boxといった感じ。攻撃のセンスもなかなかありそう。

一方のジーナスは攻撃参加は出来ずじまいだったけれど、常に味方がパスを出し易い位置にポジションをとってパス回しの潤滑油になり、
相手ボールになると攻撃を遅らせるポジショニングの巧みさが目立った。サンドロとのコンビは初めてで最初は役割分担が曖昧だったけど、
サンドロが前線に飛び出していけるように守備に専念してサポート役に回り、ピンチになりそうな場面では体を投げ出して防いでみせた。

ハッキリいって地味ですよ。今日のジーナスのような仕事は。ぼ~っと観てたら何もしてないように見えるから。でも、違う。
彼がどれだけ汗をかき必死に走ったか。ロスタイムで誰もが疲労困憊の中、一番疲れてるはずのジーナスがプレスかけてましたよ。
ああいう姿勢が逆転を生むし、苦しい展開を凌ぐ事に繋がるんです。ニコのゴールも素晴らしい。だけれど、同じぐらいジーナスの
ハードワークを僕は讃えたいですね。もちろん、サンドロも。この日は凡ミスも少なかったし、今季の中では一番いい出来だったのでは。

ニコやチャーリーにしても、両CMFにしても、今季ここまでは主力とはいえず控え組(この表現はあまりすきじゃないけど)の選手たち。
でも、こういう選手たちが主力の離脱の穴を埋める活躍を見せてくれるととても嬉しいですし、チームのレベルはまた一段上がる。
敵地で先制されながらも逆転で勝ち点3を持ち帰ったこの日の結果は、この先の終盤戦に向けて重要な意味を持つ勝利なんじゃないかな。

今日のGood チョルルカ。彼らしい堅実な守備は見ていて久しぶりに頼もしさを感じた。逆転弾の起点となるパスもお見事。
今日のBad  デフォー。彼を生かせない「供給する側」の問題もあるが、それを差し引いても存在感が希薄。

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ブログ開設3周年の感謝

2008年2月10日に立ち上げた当ブログですが、おかげさまで本日をもちまして開設3周年を迎えることとなりました。

日頃より定期的に訪問してくださっている方、コメントをしていただいている方々はもちろん、通りすがりにフラっと
覗いてくださった方も含めて感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。


基本的に極度の面倒くさがりで怠け者、飽きっぽく3日坊主な自分がよくもまあ3年も続けたもんだ…と改めて感じます。
それもこれもいつも読んでいただいてコメントくださる方だったり、コメントはしてないけども見てくださってる多くの方の存在あってこそ。
ブログを通して多くのスパーズファンやフットボールファンと意見交換したり、クラブの行く末や試合結果に一喜一憂出来たり、
自分自身のフットボールライフに彩りが加わっている事をとても嬉しく思ってます。本当に感謝ですし、有り難いなぁ…と改めて思います。
そして、ここまで僕を惹きつけてやまないトッテナム・ホットスパーというクラブの存在そのものに感謝したい。本当にありがとう。
今となってはスパーズなしの人生なんて考えられないですもん。大げさですけど(笑)いや、でも、ホントそれぐらい大切な存在ですよ。

ファン歴こそ、そこそこはあったもののほとんど無知の状態で、それこそ軽い気持ちで始めた1年目、少しは視野も広がり、多くの読者を
増やそうと躍起になってほぼ毎日更新して、挙句の果てには自分自身がパンクしたりと(笑)紆余曲折あった2年目を経て、
3年目となったこの1年はある程度、自分なりのペースを掴めて、肩に力を入れすぎずマイペースで更新出来るようになったかな…と。
日々の生活も忙しく更新は減り気味ですが、今後も自分の出来る範囲でゆるゆると更新は続けていきたいなぁ~と思っております。
もうそろそろブログも引退しようかな~と思ったりもするので、いきなりパタっと辞めるかもしれないけど、その時は許してね(笑)

ブログ開設から一貫して持ってる自分なりのポリシーというかブログを更新するモチベーションの拠り所があります。
まだまだ一部の欧州ビッグクラブに比べて日本での知名度・人気も劣るトッテナム・ホットスパーの魅力をブログという形で自分なりの意見を
発信することでトッテナムの魅力が多くの人に伝わればいいな…と。僕と同じくスパーズを応援し、支えよう!という方を増やす、
ほんの少しでも助けになれば…と。この気持ちというか想いだけは常に頭の片隅に置きながら、この3年間やってきたつもりです。
まぁ、それは若干かっこつけた10%ぐらいの建前で、残り90%ぐらいの本音はただ自分が楽しんで書いてるだけなんですけど(笑)

もちろん、僕はこうしてブログなんぞをやってはいますが、別に日本におけるトッテナムファンの先頭を走っているわけではありません。
読んで頂いてる多くの皆様同様に「たかが一ファンのはしくれ」です。自分の知識をひけらかそうとしてやってるわけでもない。
そもそも、ひけらかす程の知識も無いし(笑)ただただトッテナムが好きだっていう気持ちだけで書いてるようなもんですから。

ただ一つだけ、『トッテナム・ホットスパーというクラブを愛する気持ちは誰にも負けないぞ!』と胸を張って言うことは出来ます。
(いやいやいや、俺の方が私のほうが…という方の反論・心の叫びをお待ちしています…。負けませんよ!笑)
僕は、サポーターにとって一番大事なのは知識でもファン歴の長さでもなく、クラブを想う気持ちであり、変わらぬ情熱だと思うんですよ。
なかなか忙しく自由の利かない身なので現地観戦もままならないですが、この熱い気持ちだけはずっと持ち続けていきたいな~と思います。
そういう気持ちでもって書いたブログで、読んでいただいた方に何かしら感じていただけたのだとすれば、嬉しいなぁ…と。

トッテナムへの愛情たっぷりで、それ故にクラブや選手への批判も恐れず、一ファンの目線で綴っていこうと思っていますので、
これからも、トッテナムを応援する傍らで、或いはどこかのサイトを見たついでにでも、当ブログを覗いていただければ嬉しいです。

2011年 2月10日 ブログ開設3周年によせて 
トッテナム・ホットスパー応援日記 The Great Escape 管理人 ゆーや

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トッテナム 10/11冬の移籍市場総括~後編~

先週に引き続いて今冬のトッテナムの移籍市場総括の後編を。前編はこちら→トッテナム 10/11冬の移籍市場総括~前編~
◆ 今冬のトッテナムの補強
IN:クマロ、ピーナール
OUT:キーン、オハラ、ベントリー、K・ウォーカー、ドスサントス、タウンゼント他若手数名(共にローン)

● 待望のFW補強はならず~「現段階の」トッテナムの補強における限界~

前編においても軽く触れましたが、今冬の最優先補強ポイントであったFWの補強は結局実現しないまま移籍市場クローズを迎えることに。
移籍期限最終日のギリギリまでクラブはFW補強に奔走したものの獲得には至らず。噂の挙がったフォルラン、G・ロッシ、キャロルらへの
オファー(獲得可能性を探る打診も含めて)はことごとく失敗、キーンをローンで放出したものの代替FWの獲得はありませんでした。
フォルランは高額の週給が、G・ロッシ、キャロルは共に契約延長したばかりということもあり、高額な移籍金(£3000万~)がネックに。

CL出場権を得たことや、近い将来に実施されるであろうファイナンシャル・フェアプレー制度を見据えて大きく動けるラストチャンスとの
見方があったとはいえ、これまでのトッテナムの移籍金レコードがベント、モドリッチに費やした£1650万であることを考えれば、
トッテナムが£3000万強の移籍金を一人の選手に投下するとは非常に考えにくい。ほぼノーチャンスだったと考えるのが妥当と思えます。
レドナップは会長が£3000万級のオファーを提示して動いてくれてはいた…と語ってはいますが、これもどれほどの本気度だったか。
個人的には補強失敗に終わり落胆するサポーターに向けての、一種のアピールの側面もあったのでは?と勘ぐらずにはいられません。
ことビジネス面に関してレビィ会長は強かで相当にシビアですから、そうそう財布の紐を緩めるとはどうも思えないんですよね。

現在のトッテナムのFWはクラウチ、デフォー、パブリュチェンコにほぼFWのように起用されているファン・デル・ファールト。
いずれも代表クラスの実力者であり、獲得を目指すならば少なくとも彼らと同等、出来れば彼らよりも上の実力者を加えたい…となる。
そうなると当然の事ながら獲得に費やさなければならない資金も高額になる。今までのスパーズであれば主力中の主力を売却して
ある程度移籍金を抑えて獲得出来る選手を補填するという手法を取ってきたが、それだとチーム戦力のレベルを保つのが非常に困難。
CLを目指す戦力を保ちながら、法外な移籍金を費やさずに有力選手を獲得するのは難しいもの。そう考えれば今冬のFW補強の失敗も
ある意味では妥当な結果だったと言えるのかもしれない。いや、むしろマネーゲームに乗せられて収支のバランスを著しく壊すリスクを
回避したのは賢明だったのでは?と個人的には考えます。それでなくても今冬の市場では価格が必要以上に高騰した印象がありますし。
ビジャレアルファンは気分を害されるかもしれないが、G・ロッシに£3500万なんて狂気の沙汰。とてもそんな価値があるとは思えないし、
キャロルも喉から手が出るほど欲しい人材ですが、これまでの実績を考えれば£3500万が適正な市場価値とは到底思えません。

● 新スタジアム建設、CLへの継続的な出場の重要性

FW補強出来なかったのは確かに失敗ですが、超破格の金額を費やして獲得した選手が働かないのならば、それにも増した失敗です。
もちろん補強自体が成功するかどうかギャンブル的な側面はあるものの、費用対効果のバランスを見極めるのは大事な要素の一つ。
トッテナムの補強をチェルシーやマンC、レアルやリバプールと同じような視点で見るのは危険だし、適当じゃないと思います。
ある程度の資金力を有するとはいえ、マネーゲームになった場合は太刀打ち出来るほどの資金力は無いということを念頭に置く必要がある。
トッテナムがそれこそ欧州のビッグクラブトップ10に名を連ねるようなクラブと移籍市場で本当の意味で対等に競り合うには、
現在進行中の新スタジアム建設計画の完成、もしくは並行して計画されてるオリンピックスタジアムへの移転(現在入札中)を
勝ちとり新スタジアムへと改修したものが完成し、入場料収入その他が飛躍的に増大するまでは難しいかもしれません。
会長はあくまで新スタジアム建設は補強に投入する資金に影響を及ぼさないと語ってますが、実際のところどうかは分かりませんし、
ファイナンシャル・フェアプレー制度がが今後どれほど各クラブの補強に影響を与えるのかも不透明でまだ先は読めませんけどね。

また、資金面の問題と同時に忘れてはいけないのがクラブの格ですね、クラブのブランド力と表現した方が適切かもしれませんが、
現在のトッテナムを冷静に見ても、来季のCL出場権が勝ち取れるかは微妙な状況。まだCLにだって1シーズン出ただけに過ぎない。
ここら辺も特にCLに常連で出てるような一流選手を惹きつける際にアドバンテージを持てない理由の一つではないかとも思います。
◆クラブの資金力・ブランド力向上を目指す二本柱
・CLへの継続的な出場(出場することによる収益増、選手のモチベーション向上、有力選手獲得のアドバンテージ)
・新スタジアム建設(入場料含む諸々の収入増加で補強資金や週給への還元、クラブのブランド力向上)
首都ロンドンに居を構えてる地理的な優位性はあるが、まだ並み居るビッグクラブと並列で語れるほどの格は備わっていない。
今後、上記の2つの柱がしっかりと確立されるまでは有力選手を加えようと思っても、移籍市場で後手を踏む可能性は高いかも…?

● レドナップが加えたかったものはリーダーシップと経験?

今冬の移籍市場でまず最初に動きが見られたのがベッカムのローン獲得。諸々の条件で合意には至らず練習参加のみに留まったが、
彼の持つ「経験」と「リーダーシップ」をレドナップが高く評価し、現在のトッテナムに必要な力と見ていたのは間違いありません。
その考えはエバートンからP・ネビルの獲得に固執したこと、南アフリカでも主将を務めたピーナールを加えた事、結果的には成立には
至らなかったものの後にファン・ボメルへの関心を示唆したことからも明らかです。主将のキングが怪我により出場がままならず、
精神的支柱だったキーンがローンとはいえクラブを去った。ギャラスの存在や、ドーソンやジーナスら中堅の一層の成長に期待したいが、
全体的に若手が多く好調時はイケイケでいいが、チームが悪い状態に陥った時に立て直し、周囲を鼓舞するような存在が少ない。
単純にレギュラー争い出来る人材というだけではなく、主にメンタル面でチームに付加価値を与えられる選手を加えたかったのでしょうね。

■ 管理人ゆーやの今冬のトッテナムの補強採点70点
良かった点
・複数ポジションをこなせて戦術のオプションが拡がり、且つプレミア経験豊富なピーナールを安価で獲得
・膨れ上がった人員のスリム化に成功
・主力選手の流出を阻止し、最低限の現有戦力を維持
・高騰する市場に流されてパニックバイに走らず、極めて冷静に市場を終えた(ように見える…笑)。
悪かった点
・難しいシチュエーションではあったが、待望の大型FWの獲得は実現して欲しかった。
・ベッカムの獲得交渉頓挫(期待感が大きかっただけに…)
・完全移籍を目指した(キーン、オハラ、ベントリーら)もののローンでの放出に留まり、その他の交渉が硬直

■リーグ後半戦を戦う25人の登録選手リストが確定
登録リスト
※登録リストに入れる必要が無い21歳以下の主な選手 3.ギャレス・ベイル 30.サンドロ 

夏のリストからFWとMFが一人減、DFとGKが一人増という形に。こうしてリストを改めて見渡してみると、FWの枚数の少なさと、
中盤が薄くなったのが気がかりではありますが、実質FWはラフィー、MFはベイルのコンバートと考えればバランスとしては悪くない。
2トップがメインの昨季であればFWはもう一枚欲しいところですが、今季は1トップが主流になりつつあるのでそこまで心配は無さそう。
基本的には1トップにクラウチ、その下にラフィーで両翼がレノン&ベイル、中盤はモドリッチ&ジーナスという布陣になりそう。
ここにサイドではピーナールとニコ、中央はハドルストンの負傷が長引きそうな気配なのでパラシオスが続く。2トップであれば
デフォーとパブとクラウチから2人。4バックは左からエコト、ドーソン、ギャラス、ハットン(チョルルカ)が軸で回す感じでしょうか。

個人的にはクラウチ&ラフィーの黄金パターンの継続に期待しつつ、2トップの割合をもう少し増やしても良いかな?と感じます。
特にホームでは攻撃的な4-4-2でベイルを左SBで起用し、一列前にニコかピーナールを配する形も面白そうだし、見てみたいですね。
補強が最小限に留まりはしましたが、その分連携面に大きな不安はないはずとポジティブに捉えたい。ピーナールの加入とウッディの復帰と
ポジティブな要素もありますし、これに出場機会が少なかったニコの起用なども織りまぜていけば、十分戦える戦力は整っているはず。
怪我人が多く苦しいですが、リーグ戦はもう残り13試合。ここからが本当の戦いですから、チーム一丸で乗り切り目指せ4位以内!

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【第26節】 トッテナム vs ボルトン

イングランド・プレミアリーグ10/11 26節

Tottenham Hotspur 2 - 1 Bolton Wanderers 
         
Stadium:ホワイトハートレーン

              前半   後半   合計                               
トッテナム  1  1  2            
ボルトン  0  1  1
得点
Spurs:ファン・デル・ファールト、クラニチャール
Trotters:スタリッジ

1011 26
Subs:Cudicini , Bassong , Hutton , Sandro


ホーム、ホワイトハートレーンにボルトンを迎えた一戦は、途中出場のクラニチャールがロスタイムに強烈ミドルを叩き込み勝利。
アウェーで2-4と惨敗を喫した相手にしっかりとリベンジを果たし、混戦のチャンピオンズリーグ出場権争いに望みを繋いでいます。

■前半:ぬか喜びの連続に溜まるフラストレーション
前半は何とも奇妙な展開でした。それを演出したのは主審のマーク・クラッテンバーグ。必要以上に高圧的な態度と神経質なジャッジが多く、
幾度と無く物議を醸した主審ですが、この日もご他聞に漏れずやってくれました。彼には何度も不可解なジャッジで混乱させられましたし、
今季もマンU戦のナニのハンド見逃しのゴールは記憶に新しいところなので、試合前から嫌な予感はしてたんですが案の定ですよ(苦笑)

まずは開始5分。デフォーがサイドに流れてボールをキープして相手のファールを誘う。するとラフィーのFKがゴール前の混戦をもたらし、
チョルルカが詰めたボールをK・デイビスがエリア内でハンド。奪ったPKのチャンスをラフィーが落ち着いて左隅に決めて先制します。


疑惑の場面はそのわずか1分後に。デフォーが中央からドリブルで突進し、相手DFを引きつけてクラウチを飛ばして左サイドのレノンへ。
これが見事に通るとレノンはエリア内で鋭くカットイン。この動きにリケッツがたまらず足を引っ掛け、開始6分にして早くも2本目のPK奪取。
キッカーはラフィー。先程のPKと全く同じコースに冷静に決めて早くも2-0。こりゃ、大分楽な展開になったぞ!と喜んだのも束の間、
なんとPKやり直しの判定。蹴る前にデフォーがエリア内に入った…というのがその理由で、厳密に言えば主審の判定は正しくも思えますが、
これってPKではよくある光景で、大概の場合は細く咎めないですよね。それでもルールだと言われれば仰る通りで返す言葉も無いけど、
どうも主審のさじ加減一つというか、わずか1分の間に連続したPKで判断が偏った印象が否めない。まぁ、僕がクラッテンバーグを色眼鏡で
見ているだけかもしれませんが、なんか納得いかないんだよなぁ…。これで取るなら全部のPK厳密に取れよ!と。そうじゃないでしょ?

当然、決めて一度は喜んだラフィーも不満を顕に。で、やり直しのPK。ラフィーの表情、佇まいを見て蹴る前から外すな…と思いました。
そういう嫌な予感ってのは大体当たるもんでして、2点リードだったはずが1点リードに留まる。その後、ラフィーはこの判定をひきずってか、
終始イライラしてプレーが雑になっていましたね。まぁ、気持ちは分からなくは無いんだけど、彼は割と判定とか試合展開によって
プレーの質に波が出るタイプなのかな…と。この日に限らず、そういう場面が多い印象。闘志溢れるプレースタイルはとてもいいんですが、
どんな展開でもメンタルを適正にコントロールするのは選手にとって重要な要素ですからね。ちょっと気になったので補足までに。

2度目のPK失敗で2点差をつけることは出来ませんでしたが、この日の試合の進め方は悪くなかったです。デフォーは中盤からのパスを
引き出す動きを再三繰り返していたし、時折バックラインからのクラウチへのフィードも織り交ぜて2トップへ楔のボールが数多く入り、
そこからサイドへと展開する形が見られた。両セントラルMFの出来も良く、ジーナスは効果的なサイドチェンジでリズムを生み出し、
パラシオスはしっかりと中盤でプレッシャーをかけてボールを奪うと、自らドリブル突進でシュートまで持ち込む積極性が目立った。
欲を言えば2トップにボールが入ったときにもう少し押し上げてサポートしたかったが、全体のバランスを考えれば難しいところ。
ただ、ショートパスで窮屈な中央突破に終始していたここ数試合に比べ、ピッチを幅広く使った攻めが出来ていたのは好印象でしたね。
エコト、ドーソンのフィードが非常に正確だったのと、両SBがタイミング良く前に出ていって攻撃に厚みを出せていたように思います。

ラフィーのクロスをデフォーがドンピシャで合わせてゴールもオフサイド判定。前半終了間際にはクラウチの落としを相手DFがエリア内で
ハンドしたかに見えたが、またしてもオフサイド判定と、一瞬喜んで結局ぬか喜びで終わるの連続で少々ストレスの溜まる前半でしたね。

■後半:ボルトンの攻勢に防戦一方
後半も立ち上がりは前半同様にトッテナムが主導権を握る展開。ボールを保持して、サイドを効果的に使って幾つかチャンスを作る。
しかし、ボルトン守備陣の粘りの前にゴールが奪えずにいると一瞬の隙を突かれ失点を喫します。中盤で相手にボールを奪われると、
M・デイビスのドリブル突破を許し、カットしに間合いを詰めたドーソンの空けたスペースをスタリッジに上手く使われてしまった。
難しい判断ではあるけど、ドーソンはもう少し上手く対応しなければならなかったし、ゴメスもほぼ正面なんだから弾かないといかん。
前節はスーパーセーブ連発でチームを救ったゴメスですが、この日のようになんてことないシュートをあっさりと決められる事が多いので、
もっと安定感が欲しいですね。やっぱりGKに一番必要なのは安定したセービング。派手なセーブよりも毎試合淡々とでも磐石な働きです。

ピーナールとデフォーのワンツーで崩してのシュートやジーナスが強引にドリブルで仕掛けて自ら得たFKを放つもポスト直撃など、
押し気味に試合を進めながら同点に追いつかれると、ここから一気にボルトンに流れが傾く。今季はO・コイルの元、ロングボール主体の
戦術から、小気味良いリズムで細かくパスを繋ぎ攻撃するスタイルとの共存を目指し、中位に押し上げたボルトン。この日も、
前線のデイビス、エルマンデルへ早めに楔を入れるのを軸に、両サイドを上手く使うホールデンにチェルシーから加わったスタリッジが
スピードと強引にシュートに持ち込む積極性でアクセントをつけ、なかなかに脅威でした。トッテナム守備陣は失点後ズルズルとラインが
下がり、相手の攻撃をクリアで跳ね返すのが精一杯、しかもそのクリアもことごとく拾われ波状攻撃を許すという苦しい時間帯が続きます。
結局、何度か攻め立てるものの時間だけが刻々と進み、ロスタイムへ突入。ホームで、しかも勝てたはずなのに…と諦めかけましたが…

■レドナップ采配ズバリ。ファンタスティック!ニコ!!


最後の最後に劇的な展開が待ってました!それも、決めたのは今季ベイルの大活躍の影に隠れ、ほとんど出場機会が与えられず
不遇の時期を過ごしていたニコ。途中から投入されると指揮官の期待に応え、貴重な勝ち点3をもたらす大仕事をやってのけました。
相手DFのクリアボールをレノンが拾い、こちらもクラウチに変わって投入されていたパブリュチェンコへ。パブは落ち着いてニコに繋ぎ、
受けたニコがシュートフェイントでかわして左足一閃。強烈なシュートが見事にゴールネットに突き刺さり歓喜に沸くWHL…と我が家(笑)

いやいやいや~。最高ですよ、ニコ。今季は試合に出れない苦しい日々が続き、移籍希望まで口にするほど悩んでいた彼が、結果如何では
CL出場権を得られる4位以内への挑戦権にすら黄色信号が灯りかねない一戦で、自らのゴールでチームの危機を救ってみせた。
これは本当に嬉しかったし、久しぶりに彼の弾ける笑顔が見られて最高の気分でしたね。もちろん、アシストしたパブもグッジョブ!

それにしてもレドナップの采配がズバリでしたね。この試合は久しぶりにハリーマジック炸裂!といっても過言じゃないと思います。
前半の出来を見て、スパっとラフィーを下げて後半頭からピーナール。まずこの決断が素晴らしかった。これでいいんですよ、これで。


確かにラフィーはスペシャルな存在。これは疑いようのない事実。しかし、決してアンタッチャブルにするべきではないんです。
出来がイマイチならスパっと変える。これが今までは出来なかった。特にこの日のように4-4-2ならば思い切ってラフィーを下げる決断を
下したのは正しかったと思います。代わりに入ったピーナールは積極的にボール回しに顔を出し、周囲との連携でチャンスを幾度も作り、
パブリュチェンコは決勝点をアシストし、ニコは劇的な決勝弾を決めた。交代投入された3人がそれぞれ役割を果たし、勝利に導いた。

昨季に4位を達成した一番の原動力は何か?それは『誰かがか欠けたら誰かが埋める』というチームの結束力と日替わりヒーローの存在。
この日のスパーズにはチームの心臓であるモドリッチも、ヨーロッパを震撼させて一躍スターダムにのし上がった感のあるベイルも不在。
更に言えば、中盤の底で長短のパスでゲームを作るハドルストン、守備の要で主将のキングをはじめ多くの負傷離脱者を抱えていた。
それでも、勝った。しかも、試合を決めたのはサブに甘んじていたパブであり、ニコだ。これこそが、チームというものです。

今後も苦しい戦いが続く。CLの決勝トーナメントも間近に迫ってるし、リバプール、チェルシーは復調気配。加えて大型補強も施した。
それでもトッテナムは最後までこの争いに喰らいついていかなければならない。この日の勝利の持つ意味はとてつもなく大きいと感じます。
ここ最近は勝利から遠ざかっていたもののリーグ戦も連勝。再び上昇気流に乗るために、次の試合は重要!次もしっかり勝とう!

今日のGood レノン。前半は左サイド、後半は右サイドで抜群のキレを見せて相手に脅威を与え、多くの好機を作った。
今日のBad  ゴメス。失点シーンは集中を欠いた印象。決して難しいシュートでは無かっただけに、止めて欲しかった。

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【第25節】 トッテナム vs ブラックバーン

イングランド・プレミアリーグ10/11 25節

Blackburn Rovers 0 - 1 Tottenham Hotspur 
         
Stadium:イーウッド・パーク

              前半   後半   合計                               
ブラックバーン  0  0  0             
トッテナム  1  0  1
得点
Spurs:クラウチ
Rovers :

1011 25
Sub:Cudicini , Pletikosa , Khumalo , Woodgate , Kranjcar , Pavlyuchenko


イーウッドパークで行われたブラックバーンとの一戦は、苦しみながらも前半早々のクラウチのヘッダーで挙げた虎の子の1点を
守護神ゴメスのビッグセーブ連発と守備陣の踏ん張りでなんとか守りきり1-0辛勝。リーグ戦ではおよそ1ヶ月ぶりの勝利を飾っています。

■帰ってきたウッドゲイト、対照的な両CBの出来
キング、カブールが負傷離脱に加えてドーソンがFAカップに受けたレッドカードにより出場停止。CB陣の駒不足が心配されましたが、
トッテナムにとっては頼れる男が帰ってきました。長期離脱していたウッドゲイトが久々のベンチ入りを果たします。これは朗報。
今冬に新加入したクマロもベンチ入り。ウッディのいきなりの先発起用も期待されましたが、流石にまだ実戦で起用する段階には無いようで
先発起用されたのはギャラスとバソングのコンビ。しかし、この二人の出来が非常に対照的でした。まずギャラス。彼は素晴らしかった。
ブラックバーンは基本的にシンプルに前線目がけてロングボールを放り込んでくる攻撃が多く、サンバ、ネルセンら屈強で高さもある
選手が参加するセットプレーは迫力満点なんですけど、そんな彼ら相手にしっかりと跳ね返してたし、対応も落ち着いていました。

一方のバソングはすこぶる不安定。判断の遅さや、バックパスに寄せてくる選手への対応にもたつきヒヤリという場面が幾つか。
相手との競り合い含めて空中戦での対応は問題無いように見えましたが、一対一での守り方や状況判断の悪さは気になりました。
エコトのスピードを活かしたカバーリングに助けられる事も多かったし、CBを安心して任せるには少々心許無い印象。もう少し頑張れ!
両SBの出来も補足として触れますがエコトは前述したとおり堅調、且つバソングの不出来をカバーまでしていたので高く評価したい。
一方のチョルルカはイマイチ。簡単に裏を取られるらしくない場面もあったし、攻撃参加でもいいクロスは少なく未だ本調子には遠いかな。
せっかく久しぶりに巡ってきたチャンスだったのにもったいない。こういう機会を活かさないとハットンからレギュラー奪えないぞ。

■神がかりのセーブを連発!久しぶりのゴメスオンステージ!
バソングが不調だったこともあったし、チーム全体がリズムを作れずじまいの展開だったので決定的なピンチを迎えた場面が多かったです。
しかし、今日ブラックバーン攻撃陣の前に立ち塞がったのは今季はイマイチ本領を発揮出来ずにいたゴメスでした。再三に渡って
浴びた近距離からの強烈なシュートを脅威的な反射神経と機敏な動きでことごとく弾き出して見せた。何度やられた!と思ったことか。
その度にゴメスがビッグセーブを連発し、ゴールにしっかりと鍵をかけた。今日のゴメスは紛れも無くヒーローであり守護神でしたね。

神懸ったセービングの数々でどれも凄かったけれども、前半のGKロビンソンのフィードから生まれた混戦でのセービング2連発、
後半開始早々スルーパスに抜け出したディウフとの一対一でのセーブ、わずかにエリアの外からのペデルセンの強烈なFKのセーブは
特に価値があったと思います。どれも危ない場面だったし、傾いた流れをなんとか引き戻すには十分すぎる程のビッグセーブでした。
本来であればGKが目立つのは好ましくは無いんですけど(苦笑)たまにはゴメスが獅子奮迅でチームを救って勝利ってのもいいよね。

■期待された2トップの出来に明暗
全体を通して見ればブラックバーンに圧される非常に厳しい展開だったので試合開始早々に生まれたクラウチの先制ゴールは大きかった。
中盤のラフィーからのフィードも素晴らしかったですが、空中戦では無双のサンバに悠々と競り勝ちヘッダーを叩きこんだクラウチは見事。

尋常じゃない高さでしたからね。今季はリーグ戦のゴールが少なく、批判も浴びていただけに本人もさぞかしホッとした事でしょう。
ただ、ゴールは値千金の決勝弾となったので良かったんですが、その後のデフォーとの連携や、FWとしての働きには不満も残りました。

クラウチにも増して出来が悪かったのがデフォー。キレ無し、崩しのアイディア無しで完全にブレーキ。レノンからの最高のお膳立ても
決められず後半途中に退きましたが、心配になる出来。今季は未だエースFWとしての働きをしていませんがそろそろ爆発してもらわんと。
FW補強が失敗に終わった今、デフォーにはしっかりして貰わんと困ります。不慣れな1トップが多いので弁解の余地も多少はあるけど、
この日は2トップなので言い訳は出来ないし、どうも相手の脅威になるような裏への動き出しとか積極的にシュートを放っていく姿勢が
影を潜めている印象です。もちろん、FWにだけ責任を押し付けるのは筋違いですが、彼自身ももう少し貪欲にゴールを狙って欲しいな。

■レノンの左サイド起用、ラフィーを組み込んでの4-4-2は未だ課題も…
中盤は苦しい台所事情でピーナール、ベイルが怪我、モドリッチが試合前日に腹痛を訴えたようで、急性虫垂炎により緊急手術。
これを受けてレドナップは久しぶりに4-4-2をチョイス。随分と久しぶりだなぁ~と思って調べたら12/13のチェルシー戦以来みたい。
そんな中でも注目すべきポイントとしては『レノンの左サイド起用』だったとは思うんですが、この試合に関しては上手く機能していたとは
言い難かったかな…と。対面するのはスピードに乏しいサルガドですし、ラフィーの特性など色んな要素を踏まえての決断でしょう。
ニューカッスル戦で途中からレノンを左に移して良かった事もその決断を後押ししたんだと思いますが、どうしても左サイドにいると
縦に抜けてのクロスよりかはカットインしての仕掛けに頼る場面が多くなり、相手もそれを読んで上手く対処していたのでレノン自身が
サイドからの仕掛けでやり辛そうというか、窮屈にプレーしているように見えましたね。結果としてレノンの良さを引き出すには至らず。

ベイルが負傷離脱している現状、彼を左サイドに置く事自体はそんなに否定的ではありません。単純にニコを使えば…と思わなくもないけど、
レノンが中に切れ込んでのシュートと、縦に抜けてのクロスの両方の精度を上げられるのだとすれば、プレーの幅は格段に拡がるし、
単純に右からクロスを連発するより相手への脅威も増すと思うから。ただ、それがどちらも中途半端になってしまうのならば問題ですけど。
この試合では後者になってしまいましたね。ただ、彼自身の体のキレは悪く無かったと思います。カウンターからスピードに乗って
中央をドリブルで疾走して、デフォーの決定機をお膳立て(デフォー決めろよ!怒)したり、左サイドでボールを受けるや、すぐさま
鋭くカットインして相手を振り切りながら強烈なシュートを見舞ったり。この場面、惜しかったですよ。腰もしっかり回ってたし、
シュートにも威力があり枠をしっかり捉えていた。悪い時の彼ならせいぜいヒョロヒョロのシュートだし、枠をふかしていたもんね。

右サイドで起用された(といってもフリーダムだけど)ラフィーも先制点のアシストこそあったものの、あまり見せ場は多く無かった。
流石のキープ力でアクセントをつけたり、気の利いたサイドチェンジが効果的でしたが決定機を作り出す働きはあまり出来ませんでした。
また、どうしてもポジショニングが自由気ままなので、右サイドにスペースが空きがちになるし、守備面での貢献もさほど期待出来ないので、
(まぁ、この日は彼なりに守備にも懸命に参加はしてましたが)ジーナス、パラシオス、加えて言えば一列後ろのチョルルカへの負担が
大きかったかな…と。モドリッチがいないこともあり、2トップだったのでゲームメークに重きをおいていたこともあるけど、
やっぱり彼は出来るだけゴールに近い位置でボールを預けて、ゴールに直接絡む仕事をさせた方が合ってる気がしないでもありません。
あと、ラフィーを右サイドで使うなら右SBはハットンの方が良さそう。必然的に使えるスペースが空くので攻撃参加しやすいから。
この日も何度か空いたスペースをチャーリーが使っていたけど、残念なクロスで敢え無く攻撃ターン終了ってのが目立った。

■得点力(決定機)不足は深刻かも…
個人的には今季の1トップが未だにしっくり来ていない事から、苦渋の決断とはいえ4-4-2への回帰は大いに歓迎するところでしたし、
ラフィーを組み込んでの4-4-2で機能してくれないものか…と期待していました。しかし、試合後の感想としてはう~ん…という感じ(笑)
この…が示す微妙な感覚が試合を観ていた方ならお察し頂けるものかとは思いますが、イマイチ良い感触は得られなかったなぁ…。
何が悪いのかな~と色々考えた末に、イマイチ考えがまとまりませんでしたが、シュートが少ないような気はするんですよね。
決定力不足というよりかは決定機そのものが少ないというか。それはこの日に限らずここ数試合の傾向かな…と思えるんですよ。

この日も前半はわずかシュート2本。そのうち1本を決めて勝ったんですから結果オーライですけど、これじゃ苦しむのも解るわな…と。
パスを繋いで行く意識はいいけど、もっと中盤からミドル放つなり、FWが強引な体勢からでも狙うなりシュートの意識を高めないと
そうそう得点は入らないですよ。ここ6試合で3試合目のクリーンシートと守備陣は復調気配なので、次は攻撃陣の一層の奮起に期待。
今季3得点以上の試合はわずか3試合ですからね。魅力的なアタック陣を揃えてる割には、なんか薄氷を踏むような勝利が多いですもん。
どんな試合でも勝てば嬉しいですけど、FWがゴール決めて、ポンポンと追加点入ってスッキリとした快勝って展開が観たい(笑)

今日のGood ゴメス。文句無し。数々のビッグセーブで多くのピンチにさらされたチームを救った。勝利は彼のおかげ。
今日のBad  デフォー。効果的に組み立てには絡めず、数少ない決定機もフイに。動きに精彩を欠いた。

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トッテナム 10/11冬の移籍市場総括~前編~

1/31で今冬の移籍市場もクローズしました。各クラブのファンにとって悲喜こもごも色んな感情が交錯した1ヶ月だったことでしょう。
比較的静かに推移した移籍市場でしたが、デッドラインデーの1/31に驚くような大型移籍も幾つか飛び出し、大いに沸かせてくれましたね。
僕も移籍市場最終日は徹夜して刻々と状況が移り変わる様をリアルタイムで追っていたんですが、とても面白く、興味深かったです。
本当は昨日にこの記事をアップする予定だったんですが、余りの情報量に頭がショートして、こりゃ時間を置かないとしんどいわ…と(笑)

当ブログではあくまでトッテナムを中心として移籍市場の総括をしてみたいなと思います。各クラブの補強に関しては、そのクラブ毎に状況も
様々でしょうし、各々のファンで捉え方も違うと思うので深く言及する事は避け、軽くまとめるにとどめた方が良いかな…と。
※そのうえで個人的に思うことを少々雑感として付け加えるという形で。これもあくまでトッテナムファンの視点という事をご理解下さい。

ちょっと記事が長くなりそうなので前編・後編の2つに分けます。前編の今回は最終日含めた数日のトッテナムの補強に関するニュースを。

● キーンはウエストハムへローン移籍



今季はラフィーの加入に伴う1トップへの移行も影響して、なかなか出場機会が得られなかったキーン。戦力構想からもほぼ外れ、
今冬での移籍が既定路線となっていたものの、移籍先探しが難航していましたが、最終日前日にウエストハムへのローンという形で決着。
本来であれば完全移籍での放出が本人にとってもクラブにとっても良かったとは思うんですが、移籍先のハマーズは現在降格圏に沈み、
来季のプレミアリーグ残留が微妙な状況。とりあえずは今期末までのローン、残留が決まれば正式に完全移籍という流れになりそうです。
本人が希望していたロンドンのクラブに移籍出来たのは良かったかもしれませんし、降格圏に沈むクラブの残留請負人としての期待も高い。
選手としては否応なく「燃える」シチュエーションでしょうし、そういう逆境でこそ真価を発揮する男です。きっとハマーズの救世主として、
獅子奮迅することでしょう。個人的にも彼の移籍は寂しいし、残念ですが新天地での活躍を心から願っています。頑張れ、キーン!

● オハラはウォルバーハンプトンへローン移籍



昨季はポーツマスにローン移籍していたもののクラブが経営破綻して2部へ降格したため、今夏にトッテナムに戻っていたオハラ。
自身も背中の負傷を抱えて長らく離脱していて今季は未だ出場に至っていませんでしたが、先日ようやく練習復帰を果たしたところ。
今後の去就が注目されていましたが、ウルブスへのローン移籍が決定。こちらもハマーズ同様、降格の危険と隣合わせの状況ですから、
必然的にこの時期に加入するオハラにかかる期待も大きいでしょう。でも、ウルブスファンの期待に応える活躍をきっと見せてくれるはず。
彼は一度ピッチに立てば本当に120%全力を尽くして「頑張る」選手。献身的なハードワークで、精度の高い左足で思う存分暴れて欲しい!

● ドスサントスはラシン・サンタンデールへローン移籍

今季は数試合に出場を果たしたものの満足な結果を残す事が出来ず、レドナップの信頼を勝ち取るには至っていなかったジオですが、
スペインのラシンにローン移籍が決定しています。個人的には彼にとってはいい移籍になるんじゃないか?と期待しています。
というのも、やはり彼はプレミアリーグには合っていないのでは?と思うから。確かに彼の出場機会の少なさから考えれば、評価を下すのは
ややアンフェアかもしれませんが、在籍2年半でレギュラー争いに全く加われていないのが現状。敢えて厳しい言い方をすれば、
プレミアの上位クラブで戦うには現段階では「実力不足」と言わざるを得ません。もちろん、才能は光るモノを持っているのは確かだし、
それはメキシコ代表でも示してきた。ただ、それがすなわちクラブで結果を出せる事とは必ずしもイコールにならないというのが現実です。
それらを踏まえれば実力不足というよりかは単純にリーグの特性と彼の個性がミスマッチと表現したほうが適切かもしれませんけど。
環境が変わって力を発揮する選手は沢山います(その逆もまた然りですが…)から、勝手知ったるリーガ復帰で心機一転頑張って欲しい!

■ 「Transfer deadline day」の動向

移籍市場閉幕を間近に控えた土壇場でリバプールのFWフェルナンド・トーレスがトランスファーリクエストを提出。各方面に波紋が広がる中で始まった移籍市場最終日。トッテナムとしては最優先補強ポイントとなるFWの獲得が成立するか否かが一番の注目点でした。
最終日に向けてメディア報道も過熱し、ジョレンテに£2600万、アグエロに£3800万と派手だが「あり得ない」見出しが踊り出ましたが、
実際に獲得に向けて動いていた本命はA・マドリーのフォルランでしょう。それに加えてニューカッスルのキャロルの線も残しつつ。

しかし、フォルランには£1300万のオファーを出すも拒否され、再度のアタックも実らず。G・ロッシへと方向転換の報道も出たものの、
契約延長したばかりで高額の移籍金を要求するビジャレアルを前にしてはほぼノーチャンス。交渉は思うように進みません。
そんな中でこれまで頑なに放出を拒んでいたはずのニューカッスルが、リバプールの£3500万という驚愕のオファーにあっけなく翻意。
キャロル本人がトランスファーリクエストを提出(表向きには本人が移籍を希望も、オーナーが放出を推進したのは見え見えのきな臭さ…笑)
するという形でリバプール移籍が決定。キャロルの獲得を目指していたトッテナムにとって£3500万は到底太刀打ち出来ない金額。
既にアヤックスからスアレスの一本釣りに成功していたリバプールはイングランド期待の若手FWを史上最高額のオファーで強引にまとめ、
一気に移籍市場の主役に躍り出ます。この時点で(いや、既に前提となっていたというべきか)F・トーレスのチェルシー移籍はほぼ確定。

次々に決まっていく他クラブの補強を尻目に両マンチェスター、ノースロンドン勢は沈黙したまま。トッテナムも目ぼしいニュースは無し。
P・ネビルへのオファーはモイーズ曰く「侮辱的な」低額オファーで拒否され、終了目前には今季ブラックプールの躍進を支える
チャーリー・アダムへ半ばやけくそのオファーを提示するものの、満足な交渉の時間を得られないままタイムアップとなりました。

まぁ、水面下では我々には到底窺い知れない激しい動きがあったでしょうし、ここで記した動きはほんの一部分でしょうが、概ねこんな感じで
推移していったように思います。なかなかトッテナムの動きが表には出てこなくてヤキモキしながら時間だけが過ぎていった印象ですね。


とりあえず前編はこの辺で。次回の後編では個人的な今冬の補強の評価と、移籍終了で確定した登録リストを基にした今後の展望を。

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