PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | comments(-) | TOP↑

≫ EDIT

09/10シーズン総括~後編・「歓喜」~

トッテナムの09/10シーズンを振り返る企画。先日にアップした09/10シーズン総括~前編に引き続き、本日は後編を。

4位という最高の形で年を越し、新年を迎えて最初のリーグ戦はホームのハル戦。前年から続くいい流れをを持続させたいところでしたが、
攻めに攻めながら1点が遠くスコアレス・ドローに終わると、続くリバプールとの一戦もモドリッチ、ニコの両翼が機能せず完敗。
FAカップのリーズ戦、アウェーのバーミンガム戦を共にロスタイムの失点で痛恨のドローに持ち込まれるなど、苦しい時期が続きます。
冬の移籍市場では不調に陥りサブに降格していたキーン、凡庸な出来に終始していたハットンをローン移籍させ、カブールを獲得、
加えてモナコからグジョンセンをローンで獲得してテコ入れを図りますが、なかなかチーム状態は上向かずなんとか上位に喰らいつく状態。

ホームのビラ戦は内容が良かったもののドローに終われば、続くウルブス戦では今季最低の内容で惨敗と全く安定感が無かった。
苦し紛れのクラウチへのロングボール作戦でのゴリ押しが目立ち始め、深刻な得点力不足に陥ってしまっていた時期ですね。
マンCもドロー続きで監督交代、リバプールは怪我人続出など、4位を争う直接ライバルが思うように勝ち点伸ばせなかったのが救いでした。
しかし、一方ではエコト、レノンが負傷で離脱した穴をベントリーとベイルが共に素晴らしい働きで埋めていたのが印象的でした。
不調だったベントリーが復調の気配、ベイルはSBで持ち前の攻撃力を発揮し、遂に覚醒。これが、その後の快進撃の布石となるのだった。
0910 23(2)0910 24(2)0910 25

完全に悪い流れに飲み込まれ、念願の4位にいよいよ黄色信号が灯る。そんな苦境を跳ね返す原動力となったのは失意のドン底にいた
パブリュチェンコだった。デフォー、クラウチ、キーンの陰に隠れ、全くと言っていい程出場機会が与えられずに移籍希望を示唆も、
ギリギリで残留が決まったロシア人ストライカーの意地がチームを再び軌道に戻します。ウィガン戦で久しぶりに回ってきた機会に
2ゴールを挙げる活躍で勝利に導けば、そこからの5戦で7得点という驚異の得点力を見せつけ、一気にクラウチからレギュラーを奪取。
パブリュチェンコの復活に触発されるようにチームも勢いを取り戻し、怒涛の快進撃で連勝街道をばく進。なんとなんとの5連勝。
ベイルが躍動しチームに活力を与えれば、グジョンセンは巧みな技術で落ち着きをもたらす。怪我から復帰後は調子がイマイチだった
モドリッチもようやく本来の輝きを取り戻せば、守備陣はドーソン、ゴメスを中心に高い集中力と体を張ったディフェンスで応える。
どこか不安定だったチームは攻守がガッチリと噛みあい、絶妙なバランスとチーム一丸の結束力で見違えるような変化を遂げていた。
それまでは「夢」でしか無かった4位(CL出場)が確実に「目標」へと変わる。必死に手を伸ばせば届くほど実現可能な目標に…。
0910 290910 300910 28

グングンと積み上がる勝ち点。最大限に膨らんだ期待と、チームへの確かな手応えを感じながら、それでもどこか確信出来なかったのは
その後に続く死のロードが控えていたせいだっただろうか。今季最大の試練。アーセナル、チェルシー、マンUとの地獄の3連戦。
フットボールの神様も粋な事するじゃないのと。いや、日程はシーズン前に解っていたけれど、こんなシチュエーションで迎えるなんて。
「君達は4位を奪う実力も資格も備えているはずだ。それを証明してみたまえ。それが出来ないのなら…」そんな声が聞こえてくるかの様に。
迎えたノースロンドンダービー。宿敵相手の11年ぶりの勝利を呼びこんだのは、この日がリーグ戦デビューの新鋭のミラクル弾だった。
最高の結果に意気上がるチームは立て続けにチェルシーをも撃破。マンUには敗れたものの、地獄の3連戦を2勝1敗で乗り切った。
続くボルトンとの一戦も苦しみながらもモノにして迎えたマンCとの直接対決。結果は皆さんご存知の通り。歓喜、そして咆哮。
ビッグネームはいない。それでもトッテナムらしい攻撃志向と弛まぬ結束力で掴んだ。正にクラブの歴史が変わった瞬間でした。
最終戦の敗北やFAカップの準決勝敗退はご愛嬌だったけれど、長らく続いた4強時代を終焉させたのは本当に素晴らしい偉業だろう。
0910 33(4)0910 340910 37(4)

チームワークとサブの意地
今季のトッテナムはシーズン通して上位に定着出来ていたが、怪我人続出や相次ぐ主力の不調を厚い選手層でカバーしていたのを
見逃す事が出来ません。序盤はモドリッチが4ヶ月、中盤以降はレノンが同じく4ヶ月離脱し、序盤戦ではCBが壊滅状態になった。
それでもモドリッチの穴はニコ、レノンの穴はベントリー、エコトの穴はベイル、ウッディの穴はバソング…といった具合に
それこそチーム一丸で埋めた。もちろん、直接的に空いたポジションに入った選手のみならず、離脱者が担っていた役割を他の誰かが
補完し、チーム力をほとんど落とすことなく長丁場のシーズンを駆け抜ける事が出来た。これは決して簡単な事じゃ無いと思います。

特定の誰かに依存したチーム作りをするのではなく、豊富な戦力を「最大限に」活用したからこそ、成し遂げられたものだ。
本来は主力、サブと明確に分けることなんて出来やしないし、そういう考え方はナンセンスなのだけれど、開幕当時は控えに甘んじた
面々がそれぞれに抱えた葛藤であったり、悔しさを巡ってきた機会に爆発させた。これは、チームを形造るにおいて非常に重要だった。
2スカッド作れる豊富な選手層。聞こえはいいけど、誰が出ても遜色無くレベルを落とさず一定の力を維持するのは至難の業だ。
それを実現させたレドナップの手腕は見事だったし、何より選手たちの頑張りは素晴らしかった。チーム全員が「戦力」だった。

ハリー・レドナップの操縦術
豊富な選手層を最大限に活用したレドナップの手腕について。これには正直に言うと驚いたと共に、称賛の言葉しか見当たらない。
レドナップが人心掌握術に長け、多くの選手から愛される人格者であり偉大なモチベーターであることは、よく知られていたけど、
選手起用や采配、戦術、戦略については凡庸で動きが遅く、勇気と決断力に欠ける…というのが僕の印象だった。しかし、それは誤りだ。
確かに目新しい戦術など披露しないし、多くの人が言うようなマジックなんてものは、きっとこの人は持ち合わせていない。
だけれど、適材適所に選手を配置し、その選手の良さを最大限に引き出す術は巧みだ。それも、アプローチはいたってシンプル。
「ベーシックな4-4-2のシステムで、しっかりとした守備ブロックをベースにサイドを上手く活用した速攻」これが基本形だが、
状況に応じ中盤のポゼッションを大事にした遅攻も織り交ぜていたし、時にはクラウチの高さを活かした放り込みも厭わなかった。

序盤には遅かったベンチワークも終盤になるにつれ冴えを見せ、大胆な采配で試合の流れを変える場面もみられるようになったのは
選手への信頼感であり、自分のチーム作りへの自信や確固たる信念があってこそ。また、起用法も概ねフェアだったと思う。
当初は控えに置いていた選手が少ない機会で結果を出せば、きちんと起用し続けた。平等で公正な、そして高いレベルの競争が常にあり、
チームにいい意味での緊張感を与えた事が成功に繋がったのだろう。シーズンを通して選手たちの不平・不満が一切漏れてこなかったのは
彼のチームマネジメント力の賜物だと思うし、トップチームに在籍するほとんどの選手がチームに貢献していたのは素晴らしい。
今まで燻っていたベイルの覚醒を促したり、ハドルストン、レノン、エコト、ドーソンらを劇的に成長させ、戦力の底上げを果たしたのは、
若い選手が多いトッテナムにとって非常に有意義だし、今後に繋がると思う。守備意識も確実に植え付け、堅実になったしね。

来季へ向けて
本当に僕らファンにとっては最高のシーズンとなりました。たぶん、このシーズンの事は長く語り継がれるんじゃないかな…と。
そして、この場を借りて皆さまにはお詫びをしなければなりません。僕は開幕前に「今季の目標は6位以内、4位を狙うは時期尚早」と
ブログにも書きましたし、ずっと言い続けてきました。ネガティブ思考を捨てきれず、頭のどこかで信じ切れていなかった。
でも、僕が思っていた以上に選手たちはタフだったし、ハリーは名将だったし、今季を通しての結果も内容も素晴らしいものでした。

ただ、これで全てが終わるわけじゃありません。今季は今季。3ヶ月も経てばまた再び新しいシーズンがやってきます。
長らく夢を見続けてきた4位入りという悲願は達成しましたが、来季からはこの位置を守り続けていかなかければなりません。
そして、CL。世界最高峰の舞台が我々を待っていますが、プレーオフを勝ち抜いてグループステージ進出を決めないといけない。
恐らくプレミアリーグはこれまでのような特定のクラブの上位独占は終わり、群雄割拠の時代がやってくる。僕はそう思います。
今季悔しい想いをしたリバプールやマンC、アストンビラやエバートンとは未だ紙一重の差。来季は巻き返しを誓ってくることでしょう。
そして、王者のチェルシー、それに続くマンU、アーセナルは更なるレベルアップを目指して、歩みを止めるはずがありません。

今季の偉業を意味のあるものにする為にも、大事なのはこれから。まだ挑戦者であり、真の強豪を目指す野望を持ち続けて欲しい。
そして、トッテナムらしい魅力溢れる攻撃的フットボールを来季もまた見せて欲しい。そう願いながら今季の総括を終えたいと思います。

| Article | comments:5 | TOP↑

本当にいいシーズンになりましたね。ウルヴスにダブル食らったり、最終戦バーンリーに大敗する等、スパーズの可愛らしさ?を残しつつ4位フィニッシュを決めた正に理想のシーズンでした。あ、皮肉じゃないです全然^^;

日本戦が終わったところですが、ハッドは結果を残したとは言い難い出来でしたね・・・。難しいピッチでしたが残念。。試合前に「20人は既に決めており、残りの3人をこれから選ぶ」とカペッロは言ってたそうですが、果たしてその決断やいかに。

モドリッチ契約更新ありがとう。
「Tottenham Hotspur gave me my chance in the Premier League and I want to go on to achieve great success here with them.」
「there have been enquiries from other big clubs, but I have no interest in going anywhere.」
このコメントはファンにとっては嬉しすぎますね。初ユニフォームはモドリッチに決定!

| もみじい | 2010/05/30 23:55 | URL |

>もみじい さん
いや~ホント、いいシーズンでしたね^^ 振り返ってみて改めてシーズン途中での成長だったり選手たちの頑張りが
本当に見事だったと実感しました。モド王子の契約延長も嬉しかったですね。彼のコメント、しびれました!

| 管理人 ゆーや | 2010/05/30 23:58 | URL |

今年のスパーズは素晴らしかったですね。
「4強」が崩れて、これからますますプレミアは面白くなりそうです。

サッカーはオフですが、僕は受験のシーズンなんで、W杯を境にサッカーとはおさらばです。1シーズン抜けてしまうと、軽く浦島太郎気分になれそうですが(笑)

では、またいつか。

| まるてぃねす | 2010/05/31 01:02 | URL |

ドーソンは出番貰ってないですし今回はキビシいですね。

ただ今季の活躍で代表召集されたんでコンスタントに活躍すれば必ず選ばれる選手になると思います。


今季ボクもトップ4は無理だと思ってました。EL出場ぐらいと予想してたんで最高のシーズンになりました。

今季は本当にいろんな選手の成長が目に見れてイイ意味で驚きました。

ただたまに気の抜けた試合するのが強豪との差かなと思います。
サンダーランド戦やウルブス戦などで勝ってこそ来季の順位が一つでも上に行けると思います。

| ベイル | 2010/05/31 01:30 | URL |

>まるてぃねす さん
本当に素晴らしいシーズンでしたし、これからがますます楽しみですね。
受験頑張ってくださいね!大丈夫、フットボールもスパーズも逃げませんから(笑)まずは目先の大事に集中ですよ^^

>ベイル さん
ドーソンは僕も心配です。たぶん、ダメなんじゃないかな…と。でも最後まで選ばれると信じたいですけどね。

今季は予想以上に頑張ってくれましたが、大事なのはこれから。一層の成長を期待したいですね!

| 管理人 ゆーや | 2010/05/31 21:26 | URL |















非公開コメント

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。