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【COLUMN】 いま、そこにある危機

今回は前回のコラムでお約束したセンターバック問題に触れたいと思います。

現在のトッテナムのトップチームには有能なセンターバック(以下CB)が揃っています。
プレミアリーグでも屈指のCBであるキング、ウッドゲートと成長著しいドーソン。
これに加えてCBもこなせるチョルルカも控え、レギュラークラスのCBが4人と盤石な陣容。
昨季はホーム戦のシーズン最少失点記録を更新し、今季も守備陣はある程度期待出来る・・・

・・・はずだった。
しかし、レドナップ監督が頭を悩ますアクシデントが立て続けに起こってしまった。
ウッドゲートが昨シーズンのフル回転が祟り、そ頸部の負傷を再発。新たにヘルニアも判明し、
手術の必要があると指揮官が明言している。当然、開幕戦からしばらくの欠場が濃厚に。
そして、ドーソン。アキレス腱の負傷を負い、開幕戦に間に合うのが微妙な状況。
キングは長らく膝の負傷を抱え、今後も完治は難しい。いつ爆発するかわからない爆弾を抱えてる状態。
週に1試合限定での出場、それも毎日のトレーニングは別メニューでほぼぶっつけで試合に臨む有り様だ。

キングの状態はここ数シーズンほぼ同じなので、コーチ陣も計算の範囲内であるだろう。
フル稼働は無理にしても、38試合のうち半分に出場してくれれば御の字と考えているはずだ。
しかし、ウッドゲートとドーソンという主力級の同時離脱は大誤算であったに違いない。
いくら相応のスカッドを擁しているとは言え、レギュラークラスが3人同時に欠けるとなれば戦力ダウンは免れない。
トッテナムに限らず、どこのクラブだって同じ状況に陥れば、頭を抱えるに違いない緊急事態だ。

ウッドゲートとドーソンが戦列に復帰してくるまで最短で数試合、最悪の場合は数ヶ月。
この緊急事態をどう乗り切るか・・・。
方法論は2つ。それぞれの側面から検証してみたい。

1.CBに新たな選手を獲得して危機を乗り切る

一番手っ取り早く、確実に(新獲得選手がフィットするかという問題があるが・・・)穴を埋められる方法だろう。
レドナップ監督も現時点での補強の最優先はCBであると語っていることから、確率が高い。
今のところ噂に挙がっている有力な候補としてはバソング、ターナー、サンバ。
いずれもプレミアリーグでの実績があり、未知数のCBよりかは計算がある程度立つ人材が並んだ。
中でもバソングへの関心度が高く、一部報道ではクラブ間交渉で合意目前とのこと。
実現すれば、怪我がちであるキングとウッドゲート不在時を完全では無いが迅速に埋められる。

しかし、ウッドゲートとドーソンが戻ってきた場合はどうか。ポジション争いは更に熾烈になる。
今後が期待されるドーソン、もしくは新獲得選手の出場機会の激減が予想される。
高いレベルの選手を多く保有することは、同時にそれらの選手のいずれかに多くの我慢を強いることになる。
後々、不満分子の発生に繋がりかねない。
だが、一方ではもうキング&ウッドゲートに依存する体制からの転換を迫られているのかもしれない。
二人が出場可能ならば、盤石。だが、裏を返せば常に「負傷での欠場の不安」が付きまとっている。
今後、彼らは二人としてカウントするのではなく、二人で一人分とカウントすることも視野に・・・
と考えれば、一人くらい将来性のあるCBの補強をするのも悪く無いような気がしてくる。

どのみちキングは週末限定出場。ミッドウィークの試合やカップ戦は出場出来ない。
それならば、キングは頭数として入れず、それ以外で3人のCBを保有出来れば層としては問題ない。
チョルルカはCBもSBもどちらも出来るので、状況に応じて使い分ければいいのだから。

2.獲得は行わずに、現有戦力の配置転換で補う

ここまでのプレシーズンマッチでCBには多くの選手が試されている。
軸はチョルルカで鉄板だろう。昨季もキング不在時は彼が埋めたし、適正も少なからずある。
それではもう一枚はどうするか。シンボンダ、ハドルストン、若手のデルビテが試されたがどれも不安だ。
シンボンダには高さが無くCBも不慣れ。デルビテは経験不足を露呈し、トップでの戦いには準備不足だ。
有力なのはハドルストンのコンバート。バックラインからの展開力もあるし、ここまでは無難にこなしている。
しかし、スピードが無くトップレベルのFWに対してはどうか。CBとしての技量には大きな信頼が置けない。
ただ、この方法論に一定のメドがつけば今後のチーム戦術に幅も出てくるのは大きい。
センターハーフではレギュラーを勝ち得ていないハドルストンが、万が一CBで覚醒する可能性もある。
無用な獲得をしないことで、資金の節約にもなるし、主力が戻ってきてからの不協和音の心配も無い。

僕の個人的な意見では後者を推したい。いわゆるpanic buyは避けた方がいいのではと思う。
現有戦力の意地と周囲のバックアップで踏ん張り、主力の一刻も早い復帰を願うのがベター。
しかし、本職のCB無しで乗り切れるほどプレミアリーグは甘くない。
序盤でリバプール、マンU、チェルシーと当るだけになお一層不安が募る。
今季はなんとしてもいいスタートを切って欲しい。それには守備の安定は不可欠なのだ。

いずれにしろ、早めに方針を固めて8/16の開幕戦に備えなければ大きな代償を払う事になる。
開幕戦は強敵リバプール。ホームで戦える利点があるとは言え、一筋縄にはいかない相手。
昨季のような、そしてここ数シーズン続いてる開幕ダッシュの失敗は、今季こそ繰り返してはならない。
ソリッドな守備組織の構築には定評があるレドナップのこと、大崩れは無いだろう。
しかし、CBの不安で獲れるはずの3ポイントが1に、あるいは1が0に・・・という事態だけは避けたい。
今季はトップ6に入り、来季に堂々と4強への挑戦状を叩きつける為の大事なシーズンだ。
序盤の数試合に主力CBが不在だったから・・・という言い訳だけは聞きたくないし、言いたくない。

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